Column.

【コスパ最強】〜「TikTok×採用」の時代〜

目次

1.TikTokとは?採用で活用する理由

2.企業が採用でTikTokを活用するメリット

     2.1 求職者に自社で働くイメージを持ってもらう

     2.2 人手不足の切り札

     2.3 採用コストの削減

3.企業が採用でTikTokを活用するデメリット

     3.1 炎上するリスクがある

     3.2 応募に繋がらない可能性がある

     3.3 求めていない人材の応募が増える可能性がある

4.TikTok採用の進め方

     4.1 採用コンセプトとペルソナの作成

     4.2 TikTokアカウントの設計(企画立案)

     4.3 動画撮影&編集

     4.4 分析と改善

5.TikTok採用~成功へのポイント~

     5.1 社内全体で採用活動に取り組む

     5.2 ハッシュタグの効果的な活用方法

     5.3 TikTokのアルゴリズムを理解する

     5.4 インスタグラムなど、他のSNSとの同時利用

6.TikTok企業アカウント~成功事例~

7.弊社について(株式会社solezore)

1.TikTokとは?採用で活用する理由

TikTokは、15秒〜10分の縦型動画の投稿に特化したSNSです。

誰でも気軽に動画投稿ができる点や、AIが視聴者の趣味嗜好を分析し、おすすめ動画として動画が表示される点が特徴です。

また、10代〜20代の「Z世代」は、ショートムービーをテンポよく視聴する傾向にあります。

2023年に博報堂が発表した調査では、‘‘TikTokユーザーの平均年齢は36歳である‘‘という結果が出ており、この平均年齢は他のSNSと比較しても若いと言えます。



また、‘‘2023年卒の学生100名に調査を行ったところ、半数以上が1日1時間以上TikTokを見ており、TikTok をキッカケに企業へ興味を持った経験者は、8割超となっており‘‘、若者に頻繁に利用されているTikTokは、採用活動との親和性が高いといえます。

2.企業が採用でTikTokを活用するメリット

 2.1 求職者に自社で働くイメージを持ってもらえる

 動画内で自社の社員を出演させた場合、「表情」「声のトーン」「職場環境」から社内の雰囲気が最も伝わりやすく、求職者自らがその会社で働くことをイメージしやすくなることで、他の企業よりも親近感を抱いてもらえるキッカケにもなります。

また、企業側が求める人材にマッチする求職者からの応募を促すことができ、入社後のミスマッチを減らし、選考途中の辞退や内定辞退、早期離職の対策にも繋げることが可能となります。

さらに、1分動画から伝わる情報量は、文字に換算して約180万字になると言われています。

従来の求人媒体代だと、求職者視点では(給料、条件面など)を重要視される傾向でしたが、昨今はTikTok採用も活発化してきており、「誰と」「どんなことができるか」など、入社してから自身がどんな働き方が出来るかを重要視される傾向に移行しつつあります。

2.2 求人媒体依存からの脱却が可能

日本企業の従来一般的な採用活動において、下記を主軸として利用している企業が多くの割合を占めています。

  • 自社HPでの採用募集
  • 民間企業の求人媒体の活用
  • 人材紹介(エージェント等)&派遣の活用
  • 転職&就職イベントの活用
  • 各都道府県、各自治体でのハローワークからの募集
  • 知人などからの紹介

従来、これらの採用活動を行うことで、企業が求める人材を採用することはそう難しいものではありませんでした。

しかし、直近の新卒&キャリア採用の就職活動状況を見てみると、少子高齢化に伴った労働人口の減少により、求職者の売り手市場が続いていることから、企業側にとっては厳しい状況が続いています。

従来の採用活動だけでは、企業側が求める人材の獲得が困難となり、企業経営にまで問題が派生するかもしれません。

他社との差別化を図る観点からも、TikTokを始めとするSNSを活用した採用活動を導入することは必須であると言えます。

2.3 採用コストの削減

一般的に、民間企業の求人媒体を採用活動で活用する場合は、掲載費用等の名目でコストが発生します。

人材紹介(エージェント)では、人材の採用は比較的容易に可能だとしても、採用した人材の年収に応じて成果報酬が発生する場合がほとんどです。

 その反面、TikTokからの採用であれば、TikTokのアカウント登録を行う際や動画投稿時においても、費用は一切必要ありません。

さらに、比較的若い世代へのアプローチを行うことができ、求人媒体や人材紹介のように追加費用を出すことなく採用活動を行えることは企業側にとっても有益であるといえます。

3.企業が採用でTikTokを活用するデメリット

3.1 炎上するリスクがある

SNSを使用する際のリスクとして、TikTokだけではなく、その他SNSにも共通する内容ではありますが、SNSを採用活動に活用した場合には、意図しない形で炎上するリスクがあります。

下記、主な炎上のリスクとして挙げられる項目として

  • 動画投稿の内容
  • 視聴者からのコメントへの返信内容
  • 投稿した動画内容において、視聴者からマイナスな(印象を含む)評価を受けてしまった場合の拡散

TikTokでは、視聴者が面白いと感じる自然体な動画に人気が集まる傾向があり、TikTokのAIによるアルゴリズムの性質上でも、視聴者の反応が良い動画は、高品質な動画であると評価され、再生回数が伸びる傾向があります。

 その為、過度にビジネスに偏った内容の動画は、視聴者から敬遠され、低評価を付けられてしまう可能性があり、アカウントの方向性の段階から「誰に」「どのような内容」といった形でコンセプトを決め、アカウントの雰囲気に合った情報やコンテンツを発信し続けることが重要です。

3.2 効果が出るまでに時間を要するケースが多い

これもTikTokだけではなく、その他SNSにも共通する内容ではありますが、SNSを採用活動に活用したからといって、必ず結果に繋がるということではありません。

動画に興味を持ってもらうことができ、認知が獲得出来た場合でも、その全ての人から応募が来ることはありません。

しかし、少しでも採用選考に参加してもらうための対策として、選考参加までの過程を簡易的にすることや、TikTokと他のマーケティング施策とを組み合わせて、中長期で総合的な採用活動を行っていくことが効果的です。

3.3 求めていない人材の応募が増える可能性がある

これまで、TikTokで採用活動を行う重要性をお伝えして来ましたが、TikTokはあくまでも縦型ショート動画プラットフォームであり、求人サイトではありません。

仮に高品質な動画で再生回数が伸びていたとしても、最終的な目的が採用であることを全て理解してもらうことは限りなく不可能に近いと言えます。

企業側として、真剣に人材採用をしたいという意図があっても、他の企業で第一志望の面接練習などで応募してくる人がいるかもしれません。

その結果、本当に貴社が第一志望で応募してきた人との見極めが難しくなり、面接などの人的コスト・時間コストが増加する傾向にあります。

4.TikTok採用の進め方

 4.1 採用コンセプトとペルソナの作成

まず、始めの第一歩として「採用コンセプト」「求める人材のペルソナ」の作成を行います。

上記の作成が必要な理由としては、これから投稿する動画の方向性やコンセプトを軸として具体的に決定したさせた上で投稿することにより、動画を届けて視聴してもらいたいターゲットからの注目、興味、共感が得やすくなります。

 4.2 TikTokアカウントの設計(企画立案)

撮影を行う前に、最低限には下記項目を決めます。

  • 出演者
  • 撮影&編集の担当者
  • 動画内容&企画の方向性
  • 撮影&投稿頻度のスケジュール調整

TikTok採用で目に見える形の結果を出すには、一回の投稿だけでは不可能であり、継続して行っていく必要があります。

その為、投稿する動画は毎回多くの視聴者に「注目」「興味」「共感」してもらえる動画を意識して、運用を進めていくことが重要になります。

 4.3 動画撮影&編集

【動画撮影】

視聴者はTikTokを利用する上で、楽しさを求めています。

企業側の思考としては、「会社の良さ伝えなくてはいけない」という緊張感や責任感がゆえに力みすぎてしまう傾向にあります。

そうなると必然的にビジネス感が滲み出てしまい、視聴者に敬遠され、思いとは真逆の反応を受ける可能性がありますので、最初の時期は気軽に自然体で撮影を行い、企業の通常時の雰囲気や良さが伝わるように撮影することを意識しましょう。

また、TikTokというアプリの特性上、撮影時は縦向きで撮影することが良いとされています。

【動画編集】

下記、主な編集内容です。

  • 音楽(BGM)

ここで意識することは、内容に適当な音楽を選択することです。

音楽を選択する際、その時々に流行っているBGMを使用することで、注目してもらえる可能性を上げることが可能になります。

また。セリフや環境音とのバランスも重要な為、BGMの音量にも注意しましょう。

  • テロップ

一度、視聴者側の目線に立ち、テロップの「読みやすさ」や「背景」によって、どのような色が適切か考えてみましょう。

また、色以外には「フォント」「文字の大きさ」「テキストの表示時間」も重要です。

  • エフェクト(アニメーション)

アカウント開設当初は、競合他社を参考にしてエフェクトを選択する場合はありますが、あまりにも似過ぎたエフェクトを使用すると、差別化が難しくなり、注目してもらえる可能性が低くなります。競合他社のアカウントは参考程度に止め、自社に合った雰囲気のアカウントを目指しましょう。

 4.4 分析と改善

各々が定めた目標を達成するまでは、必ず分析と改善を繰り返し行いましょう。

まずは、仮説として「○○な内容で投稿したら○○な反応があった」「○○な要素を加えて投稿したら○○な反応が期待できるんじゃないか」などがあげられます。

具体的な一例では、普段の投稿動画では内容に合った音楽(BGM)を選択しているところに、全く正反対の音楽やミスマッチな音楽を選択して、視聴者からのコメントを誘発させることも効果的とされています。

5.TikTok採用~成功へのポイント~

5.1社内全体で採用活動に取り組む

TikTokでの採用活動を成功に導くために必要なこととして、「社内全体で取り組むこと=社員からの理解&協力を得ること」が重要です。

これまでお伝えした来たように、動画投稿までには企画立案・撮影・編集など多くの作業が必ず発生します。それら全てを1人で行うことは現実的ではありません。

TikTokでの採用活動を行う前に「なぜ採用活動を行うのか」「TikTokを活用する必要性」「期間」などをしっかりと伝えた上で、自社の社員に理解と協力を得ることを目指しましょう。

また、運用開始後は成功事例(再生回数の増加、流行のフォーマット形成)があった場合、社内に共有してモチベーションを保っていくことも重要な要素になりえます。

5.2 ハッシュタグの効果的な活用方法

まず初めにハッシュタグとは、「#」のことです。

投稿動画に「#○○」と付けることで、視聴者が検索した時に入力したキーワードと「#」が一致すると、検索結果に表示されるようになります。

「#」を設定することでフォロワー以外からも視聴してもらえる可能性が高まり、特にアカウント運用を開始直後は積極的に活用していくことが効果的と言えます。

下記、採用に向いているハッシュタグをいくつか紹介します。

自社がターゲットとしているユーザーが興味を持っていそうなこと、投稿内容に該当する言葉などを選択していくことが重要です。

#就職活動

#就活

#転職

#転職活動

#求人

#従業員募集

#面接

#新卒採用

#企業

#求人

#理念採用

#採用担当

また、トレンドや競合のハッシュタグをリサーチしたい場合には、TikTok Creative Centerを活用することをお勧めします。

5.3 TikTokのアルゴリズムを理解する

TikTokで自らの動画を拡散させるためには、アルゴリズムと言われるTikTokの仕組みを理解しておくことが重要です。

こちらの仕組みは非公開とされていますが、AIに高品質な動画であると判断してもらうに必要な下記2点の指標について紹介します。

「平均視聴時間=視聴者の視聴時間の平均値」

「視聴完了率=動画が最後まで視聴された割合」

 

平均視聴時間の伸ばし方

  •  惹きの強い冒頭タイトルの挿入                                                        

  •  メリット、デメリットの挿入
  •  使用・利用シーンの挿入
  •  カット数を増やす (場面・展開の切り替えを増やす)

視聴完了率の伸ばし方

  •  タイトルを含む、序段のインパクト
  •  画面との距離感を詰める
  •  動画の結論や一番伝えたいことは、動画の最後に
  •  インパクトの薄い部分をコメント欄に記載(答え、結果、解説 etc.)
  •  

5.4 TikTok×他のSNSとの同時利用

以下に各SNSの特性をまとめましたので、理解したうえでTikTokと同時に活用することで相乗効果による拡散力強化を狙いましょう。

  • LINE:手軽な情報発信によるユーザーへの教育・購買促進
  • Twitter:情報の拡散性による新規ユーザーへのリーチ
  • Instagram:コミュニケーション・教育による購買促進
  • Facebook:正確な属性情報による社会性・安全性
  • YouTube:長尺動画によるユーザーのファン化

6.TikTok~成功事例~

 6.1 アイリスオーヤマ

アイリスオーヤマは、生活用品の製造販売を行っている会社です。

現在のフォロー数は約6万人。

動画では、「服の黄ばみの取り方」「洗濯物が乾かない時の裏ワザ」といったライフハック系の内容で、自社の商品紹介を織り交ぜて動画投稿を行っています。

どんな人が自社の商品を買ってくれるのかをよく理解しているからこそ可能な運用スタイルです。

 6.2 三和交通

株式会社三和交通は、東京・神奈川・埼玉に営業所を構えるタクシー&ハイヤー会社で、自動車学校の運営も行っている企業です。

どこにでも居そうな「おじさん」が動画内で踊っている姿や、最近ではANAなどとコラボ動画を投稿しています。

このような投稿の影響もあり、現在はフォロワー数は22万人を誇っています。

タクシー業界は「従業員の高齢化」が長年の課題ですが、三和交通はTikTokの運用により、新卒採用で人材獲得に成功しており、採用面での課題に対してTikTokでの糸口を見出しています。

 6.3わかさ生活

株式会社わかさ生活は、主に眼精疲労や目のピント調節力を主とした改善機能性食品である「ブルーベリーアイ」を販売する会社です。イ

こちらの企業は、「動体視力テスト」や「ピント調節トレーニング」などの動画を投稿することで商品と動画の親和性を高め、認知と購買に繋げています。

また最近では、「業務ガチャ」というタイトルで商品のPR制作する過程を視聴者に公開して、自然な形で商品のPRを行っています。

7.弊社について(株式会社solezore

現役TikTok Creator(アカウント名:あおにー)が運営するクリエイタープロダクションです。令和になり、⼈類皆クリエイター時代に突⼊。 それぞれが持つ個性を最⼤限に引き出し、 それぞれが⾃由に発信できるクリエイタープロダクションです。

クリエイターとクリエイターを求める企業のベストマッチをお約束します。

TikTokを活⽤した、 完全オーダーメイドな プロモーション施策をご提案。 昨今、⽇本だけでなくグローバル規模で急拡⼤している ショートムービープラットフォーム『TikTok』を活⽤し、SOLEZOREが得意とする、撮影・企画などのクリエイティブやデジタ ルマーケティングの知⾒を活かし、クライアント様の課題やニーズに 合った プロモーション及びマーケティング戦略を完全オーダーメイド でご提案致します。

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株式会社solezore
URL :https://solezore.co.jp/
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