【動画1本で700点売れ!?】ファッション・アパレルのTikTok売れ事例まとめ
目次
※「TikTok売れとは?」という方は、弊社(株式会社solezore)が作成しました「美容×TikTok売れ」の記事をご覧ください。
1.「アパレルEC×TikTok売れ」代表事例まとめ
1.1 UNIQLO(ユニクロ)
1.2 GU(ジーユー)
1.3 しまむら
2.「アパレルEC×TikTok売れ」自社事例と傾向
2.1 A社(インサイトあり)
2.2 B社(インサイトあり)
2.3 C社(インサイトあり)
2.4 自社アカウントデータの分析
2.5 動画検証の重要性について
3. 「アパレルEC×TikTok売れ」ポイント5選
3.1 ”エンタメ×自社商品紹介”でPR感を抑える
3.2 ユーザー視点の企画・動画構成
3.3 ファッション雑誌のTikTok版を目指す
3.4 無関心の壁を超えるためにトレンドを活用する
3.5 類似アカウントを真似するだけではユーザーに刺さらない
4.今すぐ使えるTikTokのおすすめ企画3選
4.1 身長・系統別の着回しコーデ紹介
4.2 ストリートスナップ
4.3 NGファッション紹介
5. 「アパレルEC×TikTok」注意点3選
5.1 動画投稿の時間を固定化する
5.2 投稿しておわりではなく、投稿後も施策を実施する
5.3 ステマ規制法対策
6. 結論
1. 「アパレルEC×TikTok売れ」事例
1.1 UNIQLO(ユニクロ)
1つ目の事例は、ユニクロです。
主にお買得アイテムや新作アイテム、トレンドアイテムを含めたコーディネートを発信しています。
ユニクロは、「LIFE WEAR」をコンセプトに老若男女問わず幅広い世代をターゲットとしており、コーディネート紹介動画でも季節や服の色、男女別の人気アイテムによってセグメントを分けるなど、ユーザー側が視聴しやすいように工夫されています。
また、ユニクロスタッフの休日コーディネートや秋の色合わせコーデなど、コーディネートを一式全て自社商品で動画を構成することで、ファッション初心者でも真似しやすく、動画を見るだけでお洒落な着こなしを実現することができ、直接的な商品の購入へ繋げています。これはトレンド情報を即座に発信することができ、拡散力の高いTikTokだからこそできる施策になります。
1.2 GU(ジーユー)
2つ目の事例は、ジーユーです。
GUは、主に10~20代をターゲットとしています。
GUのTikTokアカウントでは、スタッフがコーディネートを紹介する動画を投稿しています。
また、GUの商品は安価で服の色や種類が豊富に揃えられて購入がしやすく、TikTokのメインユーザー層ともターゲット層が重なるため、10~20代が動画内のコーディネートを真似しやすいという特徴があり、GUのTikTokアカウント以外でも多くのファッション系インフルエンサーが動画内で紹介しています。
1.3 しまむら
3つ目の事例は、しまむらです。
しまむらは、主に20~60代の女性とその家族をターゲットとしています。
しまむらは販売方法に「インフルエンサーマーケティング」を導入しています。一般的なインフルエンサーマーケティングでは、自社商品をインフルエンサーに紹介してもらう方式ですが、しまむらでは「みんなで作るしまむらプロジェクト」と命名し、インフルエンサーとコラボするという形で、インフルエンサー自身が商品企画段階から携わっており、動画内で商品を紹介する際も細部まで詳細な情報を視聴者に伝えることを可能にしています。
2.「アパレルEC×TikTok売れ」自社事例と傾向
2.1 A社
-
- 企業概要:ベビー・子ども服の企画販売事業
- 動画内容:「コーディネート紹介」
2.2 B社
-
- 企業概要:子ども服の企画、製造販売
- 動画内容:「○○チャレンジ系」
2.3 C社
- 企業概要:子ども服の企画、製造販売、ライセンス代理店販売
- 動画内容:「○○チャレンジ系」
2.4 自社アカウントデータの分析
上記3つの事例に共通している点として、「平均視聴時間」がいずれも高い値を維持しており、各動画の継続率グラフにおいても、下降が比較的緩やかであり途中の離脱が少なく、しっかりと視聴者の興味を引いていることがインサイト情報から読み取ることができます。また、新たに実装された「検索機能」も作用しており、特定の検索ワードでは上位表示される動画構成がされています。
2.5 動画検証の重要性について
自社事例と傾向を踏まえ、ABテストのような検証が必要であると考えます。
具体的には、「売れる動画」と「見られる動画」の検証です。
- 「売れる動画」とは、動画経由で直接的な売り上げに繋がる動画。
- 「見られる動画」とは、動画視聴はされているが売上には繋がらず、認知拡大にのみ寄与している動画。
結論として、売れること、見られることのバランスが重要であり、TikTok運用をする際は、様々な検証を行い中長期的なスケジュールで行うことが大切です。
また、アパレルECの領域でTikTok売れを狙いに行く場合は、以下の戦略イメージをTikTokに落とし込んだ施策イメージのように順序立てて施策を実施することが大切です。
3. 「アパレルEC×TikTok売れ」ポイント5選
3.1”エンタメ×自社商品紹介”で PR感を抑える
TikTokユーザーの多くは面白いコンテンツを求めています。
自社が売り出したい商品のみを紹介するだけの動画では、情報をただ押し付けられているように感じられ、即座に動画から離脱されてしまいます。
TikTokでマーケティングをする際、公式アカウントの広告感を抑え、視聴者へブランドや商品に親近感を持たせることが重要です。
TikTokの視聴者は、「広告感のある動画」や「広告動画」そのものを嫌う傾向にあります。
そのため、いかにPR感を抑え、一般のクリエイターの動画と同じように溶け込めるかが、運用を成功させる近道になります。
3.2 ユーザー視点の企画・動画構成
TikTokの視聴者は、常に目新しさを求めてTikTokを利用しています。
ユーザー視点に立ち、“どんな内容であれば見たくなるか”、“どんな情報が役に立つか”を考え、それを企画に落とし込むことが重要です。
仮に、メインターゲットが中学生の場合でも、実際は決定権を親御さんが持っていることが多く、メインターゲットとそれに付随する層までを織り込み、企画を考える必要があると言えます。
以下、簡単な企画イメージです。
【企画例】
- 季節の変わり目→気温別コーデ
- 冬が近い11月→マフラーの巻き方
- 夏→露出が増える→脚を出したくないコーデ
ユーザーにとって有益性のある情報や面白さを感じてもらえないと継続しての動画視聴がされないので、動画、アカウント共に伸びにくくなります。
3.3 ファッション雑誌のTikTok版を目指す
’’1分間の動画の情報量は約180万字に相当する’’とも言われています。
その為、TikTokは非常に有効的な活用方法となり、ファッション雑誌では、「服の素材感」や「質感」「立体的なシルエット」「サイズ感」等々を読者に伝え、イメージさせることが難しい場合があります。
そこでTikTokでは、商品紹介の動画を投稿する際、ファッション雑誌では表現できなかったり、視聴者に伝えにくい部分に特化した内容にすることで、ファッション雑誌のTikTok版」の地位を確立することができます。
3.4 無関心の壁を超えるためにトレンドを活用する
TikTokでは、ユーザーの趣味嗜好に合わせて動画をおすすめとして表示させる機能があります。
おすすめ機能と合わせて、「最新コンテンツ」や「トレンド」を取り入れた動画を投稿することで、通常であれば無関心でスルーされてしまう可能性のある動画であっても、流行りの音源・企画という点だけでもユーザーに見てもらいやすくなり、再生回数と共にアカウントを伸ばしていくことができます。
上記で述べた最新コンテンツやトレンドの情報収集には、「TikTok Creative Center」を活用しましょう。
3.5 類似アカウントを真似するだけではユーザーに刺さらない
TikTok運用の初期段階では、既に先行して成功しているアカウントの動画を徹底的に真似することが重要と一般的に言われていますが、ただ完全に真似をするだけでは意味がありません。
類似アカウントの動画を参考にする上で重要なのは、
“なぜ伸びてるのかを考えること”
商品が良かったのか、モデルが良かったのか、紹介したテーマが良かったのか。
伸びている要因を明確に分析したうえで参考として活用し、それを自社商品に掛け合わせることで初めて結果が出ると言えます。
4.今すぐ使えるTikTokのおすすめ企画3選
4.1 身長・系統別の着回しコーデ紹介
身長別・系統別で着回し紹介をすることで、特定のユーザーだけでなく、幅広い層へのアプローチが可能となります。また、「骨格別」や「シーン別」などでジャンル分けすることができ、汎用性が高く共感を生みやすい動画構成です。
4.2 ストリートスナップ
ストリートスナップスタイルで、一般の方のコーデを紹介することでモデルの方の魅力やコーデの斬新さなどがユーザーの興味を引く動画構成になります。
4.3 NGファッション紹介
こちらの内容は主に、ファッション初心者~上級者まで幅広い層にアプローチできる企画になります。
初心者向けの場合は、この動画を見ることで初心者が陥りやすいポイントを知ることができ、服を購入する際の失敗を極力避けることができます・
上級者へは、ファッションの細かなポイントを紹介する構成にすることで、新たな発見や気づきなどの有益な情報を提供することで視聴されやすくなります。
5.「アパレルEC×TikTok」投稿時の注意点
5.1 動画投稿の時間帯を固定化する
動画を投稿する際は、あらかじめ投稿時間を決めて固定化しましょう。投稿時間を固定化することで、フォロワーにいち早く動画を視聴してもらいやすくなります。また、TikTokのインサイトから、自社の動画がどの時間帯に最も見られているかを確認して、動画視聴のボリュームゾーンに投稿時間を固定することも有効であると言えます。
5.2 投稿して終わりではなく、投稿後も施策を実施する
TikTokのインサイトで確認できる項目は必要最低限なのもになりますが、なかでも、投稿後1時間以内の「再生数」や「反応数」「シェア数」は、投稿された動画が「おすすめフィード」に表示されるTikTokのアルゴリズムに少なからず影響があると考えられています。その為、少しでもおすすめとして表示されやすくなるよう、自社のTikTok以外のSNSや社内でシェアするなどの施策を行い、投稿直後の反応を高めることを意識しましょう。
また、「動画のフル視聴率」も重要な指標です。この数値が高ければ質の良いコンテンツであるという判断がされやすくなる傾向があるため、必ず確認しましょう。
5.3 ステマ規制法対策
令和5年10月1日より、ステルスマーケティング(ステマ)を規制すべく「ステマ規制法」が施行されました。
「ステルスマーケティング」とは、広告であるにもかかわらず、広告であることを隠す行為です。これらは 景品表示法に付随しており、虚偽や過大表示など消費者を欺くような表示を規制し、消費者がより良い商品・サービスを自主的かつ合理的に選べる環境の整備を目的としています。
上記法律に違反した場合、事業者に対して2年以下の懲役または300万円以下の罰金のいずれかまたは両方が科される恐れがある為、必ず動画説明欄等の見えやすい位置に「#PR」を表示するようにしましょう。
6.結論:「アパレルEC×TikTok」はECサイトを絡めて運用必須!
今回、TikTok売れの自社事例も含め「アパレル×TikTok」に注目して解説しました。
TikTokは、新規ユーザーでもアカウントを伸ばしやすいという特徴があり、これはTwitterやInstagramにはない、非常に優れた特徴です。
弊社(株式会社solezore)ではTikTokアカウントの運用代行を行っており、現役TikTokクリエイターによる無料相談会も随時募集しております。
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