ショート動画の投稿方法|各プラットフォームの設定手順と正解

ショート動画の投稿方法|各プラットフォームの設定手順と正解 ショート動画
1本から3本に分かれる木の溝と、そこを進むガラス玉
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「編集した動画をそのまま3つの面に出しているのですが、伸び方が全然違います」「投稿してから設定を間違えたことに気づき、消して出し直しました」――投稿についてのご相談は、この2つです。

結論からお伝えすると、投稿の作業自体は10分で終わります。時間を使うべきなのは、書き出しの設定と、面ごとに差し替える2か所の判断だけです。ここを決めておけば、毎回同じ手順で済みます。

solezoreでは、投稿を荷物の発送にたとえて説明しています。中身が同じでも、送り先によって箱の大きさと伝票の書き方が違います。中身を作り直す必要はありませんが、包み方は変えることになります。

投稿は3つの段階
1
出す前
書き出しの設定。尺・比率・音源
2
出すとき
説明文とタグ、公開範囲
3
出した後
最初の1時間の反応。直すなら早いほうがよい

この記事では、投稿で決まること、書き出しの設定、面ごとの手順、キャプションとタグの書き方、3面に同時に出す運用までを、実際に運用している立場から解説します。

ショート動画の投稿で決まること

投稿の設定で決まることと、決まらないこと
設定で決まる
縦の面に出るかどうか
検索で拾われるか
誰に見えるか
設定では決まらない
見られるかどうか
最後まで見られるか
次に進むか

結論: 投稿の設定で動画の中身は変わりません。ただし、透かしと音源と公開範囲の3つは、表示の伸び方に影響します。

まず、影響する範囲を整理します。

中身の良し悪しは変わらない

投稿の設定を工夫しても、伸びない動画が伸びるようにはなりません。冒頭2秒と構成と編集で決まる部分は、投稿では動かせません。

設定に時間をかけている場合、力の入れどころがずれています。投稿を10分で終える形にして、空いた時間を撮影や編集に回すほうが差が出ます。

一方で、設定を間違えると本来届くはずのものが届かなくなります。ここは損失を防ぐ作業として扱います。

表示に影響する3つ

影響するのは次の3つです。

  1. 他社のロゴ(透かし)が入っていないか
  2. 使っている音源が、その面で認められた範囲か
  3. 公開範囲が全体に向けて開いているか

1番目が最も多い失敗です。編集アプリの無料の範囲で書き出すと、ロゴが入ることがあります。他社のロゴが入った動画は、表示が伸びにくくなります。

3番目は、下書きで確認した後に切り替え忘れる形で起きます。投稿したのに再生数が10前後で止まっている場合、まずここを確認します。

消して出し直すべきか

設定を間違えたことに後から気づいた場合、消して出し直すかどうかの判断が必要になります。

公開から数時間以内で、再生数がまだ少ない段階なら出し直します。すでに数百回再生されている場合は、そのまま残すほうが得られるものが大きくなります。

音源が使えないものだった場合は、時間に関係なく消します。放置すると、アカウント全体の扱いに影響する場合があります。

投稿前の書き出し設定

書き出しで決める3つ
01
比率
縦型でないと、縦の面に出ない
02
上限を超えると扱いが変わる
03
使える音源か。後から消えることがある

結論: 書き出しで確認するのは、縦横比・解像度・透かしの3つです。編集アプリの更新で設定が戻ることがあるため、毎回確認します。

作業の前に確認します。

3つの設定・音を分けて書き出す

項目設定確認の理由
縦横比9:16違うと自動で余白が足される
解像度1080×1920上げても表示品質は変わらない
透かしなし他社のロゴが入ると表示が伸びにくい

解像度を上げると容量が増え、アップロードに時間がかかるだけです。1080×1920で足ります。

フレームレートは30fpsで問題ありません。動きが速い内容の場合だけ60fpsにします。

面によって使える音源が違うため、音ありの版と音なしの版を両方書き出しておくと差し替えが速くなります。

音なしの版があれば、投稿の画面で面内のライブラリから音源を選べます。編集をやり直さずに済むため、この一手間で作業が15分減ります

外部の音源サービスを使っている場合は、3面とも同じ音源で出せるため、この作業は不要になります。

保存する場所を決める

書き出した動画は、面ごとに投稿する前に1か所にまとめておきます。端末の写真フォルダに混ざると、探す時間が発生します。

社内で複数人が扱う場合は、共有の保存先を1つ決めます。投稿した版と、していない版が混ざる状態を避けます

ファイル名には日付と内容が分かる語を入れます。後から探すときに、この2つがあれば見つかります。

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TikTokへの投稿手順

結論: 投稿は、動画の選択、音源、キャプション、公開設定の順に進みます。音源の差し替えができる点が、他の面との違いです。

手順を追います。

基本の流れ

  1. 書き出した動画を選ぶ
  2. 面内のライブラリから音源を選ぶ(外部の音源を使っている場合は不要)
  3. サムネイルにするコマを指定する
  4. キャプションとタグを入れる
  5. 公開範囲を全体に設定して投稿する

3番目を飛ばすと、自動で選ばれたコマが表示されます。冒頭に文字を入れた画面を0.5秒置いておけば、そこを指定するだけで済みます。

音源の扱い・位置情報とリンク

TikTokは音がある文化のため、音源そのものが内容の一部として扱われます。面内のライブラリから選ぶと、その音源から辿って見られる機会が生まれます。

事業者のアカウントでは、使える音源の範囲が絞られる場合があります。個人のアカウントから切り替えた場合は、過去の投稿の音源が引き続き使えるかを確認します。

流行の音源を使う場合は、期間が1〜2週間と短いため、確認する時間が必要になります。3面に出す運用では、TikTok向けだけに絞ります。

地域で集客する場合は、位置情報を設定します。飲食店や店舗を持つ業種では、ここから来店につながる経路が生まれます。

プロフィールに置くリンクは1つに絞ります。複数並べると、選ぶ手間が生まれて誰も進みません。動画ごとに出口を変えたい場合は、キャプションで案内する形にします

Instagramリールへの投稿手順

結論: 無音で流れてくる前提の面です。カバー画像の設定と、フィードにも表示するかどうかの判断が加わります。

差分を押さえます。

基本の流れと差分

手順はTikTokとほぼ同じですが、2つの設定が追加されます。

  1. カバー画像を、動画のコマか別画像から選ぶ
  2. フィードにも表示するかどうかを決める

カバー画像は、フィードの一覧では正方形に切り取られます。文字を上端や下端に置くと切れるため、中央3分の1に収めます。

フィードに表示するかどうかは、アカウントの見せ方によります。動画を主軸にする場合は表示し、写真の投稿と分けたい場合は表示しない形にします。

冒頭のテロップを強くする

無音で流れてくるため、最初の2秒で何の話かが文字で伝わる必要があります。TikTok向けよりも、冒頭のテロップを大きく置きます。

同じ動画をそのまま出すと、この面だけ反応が落ちます。差し替えるのは音源と冒頭の2か所です。

冒頭に文字を入れた画面を0.5秒置く形にしておくと、この面でもカバー画像としてそのまま使えます。

YouTubeショートへの投稿手順

結論: 検索から見つけられる機会がある面です。タイトルと説明文が、他の面より重要になります。

後から見返される動画になります。

基本の流れと差分・検索を意識した書き方

投稿の手順は他の面と同じですが、タイトルの扱いが違います。

  1. 動画を選ぶ(60秒以内であることを確認する)
  2. タイトルを入れる(検索されそうな語を含める)
  3. 説明文を入れる
  4. サムネイルを指定する(後から変更できる)
  5. 公開する

60秒を超えると、この面には出せません。3面に出す運用では、最初から60秒以内で作ります。

タイトルには、探している人が使う語を入れます。「保存方法」「選び方」「違い」といった語が該当します。

この面は、後から検索で見つけられる経路があります。公開直後の数字だけで判断せず、3か月程度は様子を見ます。

サムネイルは公開後に変更できるため、反応を見てから直せます。他の2面は変更が難しいため、この点は有利に働きます。

キャプションとタグの書き方

効く書き方と、効かない書き方
効く
冒頭に何の話かを書く
検索で打たれる言葉を入れる
タグは3つまで
効かない
タグを大量に付ける
中身と関係ない言葉
長い説明文

結論: キャプションは、本文で言っていないことを1つ足す場所です。動画の内容をそのまま書くと、読む理由がありません。

書く内容を決めます。

何を書くか・タグの数

書くのは3つのどれかです。

  1. 動画では言わなかった補足(1つだけ)
  2. コメントを促す問いかけ
  3. 次の行動の案内

1番目が最も自然に読まれます。動画を最後まで見た人が、もう1つ知れる状態になります。

長く書く必要はありません。2〜3行で足ります。長い文章は折りたたまれ、開かれることはほとんどありません。

3〜5個で足ります。数を増やしても表示は伸びません。

選ぶのは、その動画の内容を表す語です。流行のタグを内容と関係なく付けると、関係のない層に届いて反応が落ちます

同じタグを毎回使うか、動画ごとに変えるかは、どちらでも構いません。数を絞ることのほうが重要です。

3面に同時に出す運用

使い回す順番
1
素材は1つ作る
撮り直さない
2
説明文だけ変える
面ごとに打たれる言葉が違う
3
尺はいちばん厳しい面に合わせる
版を増やさない
4
面ごとの数字は分けて見る
合算すると意味を失う

結論: 1本の素材を3面に出すのが基本ですが、そのまま同じものを出すと反応が落ちます。差し替えるのは音源と冒頭の2か所です。

作業を減らす形にします。

面ごとの差し替え・出す順番と間隔

差し替える場所作業時間
TikTok音源を面内から選び直す3分
Instagramリール冒頭のテロップを強くする5分
YouTubeショートタイトルを検索を意識した形にする3分

3面すべてで11分程度です。冒頭のテロップは、最初から強めに作っておけば差し替えが不要になります。

同日に3面へ出しても問題ありません。面ごとに見ている人が違うため、重複を気にする必要はありません。

まとめて出すほうが、作業としても続きます。1面ずつ日をずらすと、管理が煩雑になり、出し忘れが起きます。

投稿の作業は、撮影日や編集日とは別の日にまとめる方法もあります。週に1回30分を確保して、その週の分をまとめて出す形です。

投稿だけを外に出す場合

制作は社内で行い、投稿の作業だけを外注する形もあります。作業としては単純なため、費用は低く抑えられます。

依頼の範囲費用補足
投稿の代行のみ月1万〜3万円月8〜16本。素材は自社から渡す
投稿+キャプション作成月3万〜6万円文面の作成を含む
投稿+数字の報告月5万〜10万円月次の報告書が付く

月8本で月1万円なら、1本あたり1,250円です。社内の担当者の時給を2,500円とすると、1本11分の作業は約460円にあたるため、金額だけを見れば社内で行うほうが安く収まります。

外に出す価値が出るのは、アカウントの権限管理と公開の判断を任せられる場合です。逆に、素材の受け渡しに時間がかかる体制では、社内で行うほうが速く終わります。判断の分かれ目は、投稿の作業そのものより、その前後のやり取りにあります。

公開後にできることとできないこと

出した後に直せるもの
出した後に気づいた
説明文の誤り
直せる。ただし24時間は触らないほうがよい
タグ
直せる
動画そのもの
直せない。消して出し直すと実績が消える
音源の権利
直せない。差し替えは出し直しになる

結論: 公開後に変えられるのは、キャプションとタグです。動画そのものと音源は差し替えられません。

判断の材料にします。

変えられるもの・変えられないもの

キャプションとタグは、公開後でも編集できます。読まれ方を見て、後から補足を足すことができます。

YouTubeショートは、サムネイルも後から変更できます。反応を見てから直せる面として扱えます。

タイトルの変更も可能ですが、検索で見つけられている場合は変えないほうが安全です。

動画そのもの、音源、公開した面は変更できません。差し替えたい場合は、消して出し直すことになります。

消すと、それまでの再生数と反応も消えます。数百回再生されている段階なら、そのまま残す判断のほうが得られるものが大きくなります。

公開前に下書きの状態で一度確認する工程を入れると、この判断自体が発生しなくなります。

つまずきやすい点

よくある3つ
01
予約が想定外の日時に出た
出す前に日時を声に出して確認する
02
音源で音が消えた
提供元の音源だけ使う
03
限定公開のまま忘れた
出した直後に自分の画面で見る

結論: 失敗は、透かしと公開範囲の2つに集中します。どちらも公開前の確認で防げます。

確認する形を決めます。

透かしが入ったまま出す

編集アプリの無料の範囲で書き出すと、ロゴが入ることがあります。月1,000円前後の課金で除去できます。

1本ごとの損失は小さくても、続けると差になります。書き出しの設定を毎回確認するか、課金して恒久的に外すかのどちらかにします。

社内で複数人が編集する場合は、設定を書いたものを共有します。人によって違う状態にしません。

公開範囲の切り替え忘れ

下書きで確認した後、公開範囲を全体に切り替え忘れる形で起きます。再生数が10前後で止まっている場合は、まずここを確認します。

投稿した直後に、別の端末から見えるかどうかを確認すると確実です。自分のアカウントでは、非公開でも見えてしまいます。

複数の面に出す場合は、面ごとに確認します。1つだけ切り替え忘れることがあります。

solezoreの支援事例|業種別の進め方

結論: 投稿の改善は、作業を減らす方向で行います。時間が空くと本数が増え、本数が増えると数字が動きます。

2つの事例を挙げます。

通信|3面への投稿を週1回にまとめた

通信のサービスを扱う企業から、投稿の作業に時間がかかりすぎるというご相談でした。動画ごとに3面へ個別に投稿しており、1本あたり40分かかっていました。

音なしの版を書き出しておく運用に変え、面ごとの差し替えを音源と冒頭の2か所に絞っています。投稿の作業も週1回30分にまとめました。

1本あたり40分かかっていた作業が11分に下がり、月8本で月4時間近くが空いています。空いた時間を撮影に回した結果、月8本が月14本になりました

飲食|透かしと公開範囲の確認を工程に入れた

複数店舗を運営する飲食企業から、動画によって再生数の差が極端に大きいというご相談をいただきました。

確認したところ、24本のうち5本に編集アプリのロゴが入っており、2本は公開範囲が限定のままでした。全体の29%にあたる7本が、いずれも再生数2桁で止まっていた計算になります。

書き出しの設定を共有し、投稿の直後に別の端末で確認する工程を入れています。以降3か月、同じ失敗は起きていません。来店時に動画を見たと伝えるお客様も、月4件から月9件に増えました。内容を変えずに、失っていた分を取り戻した形です。

solezoreのサービス一覧と料金

よくある質問

Q. 同じ動画を3つの面に出しても問題ありませんか?

A. 問題ありません。面ごとに見ている人が違うため、重複を気にする必要はありません。ただしそのまま同じものを出すと反応が落ちます。差し替えるのは音源と冒頭の2か所です。3面あわせて11分程度の作業になります。

Q. ハッシュタグは何個付ければいいですか?

A. 3〜5個で足ります。数を増やしても表示は伸びません。選ぶのは、その動画の内容を表す語です。流行のタグを内容と関係なく付けると、関係のない層に届いて反応が落ちます。数を絞ることのほうが重要です。

Q. 投稿した後に動画を差し替えられますか?

A. 動画そのものと音源は差し替えられません。消して出し直すことになりますが、それまでの再生数と反応も消えます。数百回再生されている段階なら、そのまま残すほうが得られるものが大きくなります。キャプションとタグは公開後も編集できます。

Q. 再生数が2桁で止まっているのはなぜですか?

A. 公開範囲が限定のままになっている可能性があります。下書きで確認した後、切り替え忘れる形で起きます。あわせて、編集アプリのロゴが入っていないかも確認してください。他社のロゴが入った動画は表示が伸びにくくなります。

Q. 投稿の作業はどのくらい時間がかかりますか?

A. 1本あたり10分程度です。3面に出す場合でも11分ほどで終わります。それ以上かかっている場合は、面ごとに編集をやり直している可能性があります。音なしの版を書き出しておくと、投稿の画面で音源を選ぶだけで済みます。

Q. 投稿はまとめて行ってもいいですか?

A. 問題ありません。週に1回30分を確保して、その週の分をまとめて出す形が続きます。撮影日や編集日とは別の日にすると、作業の切り替えが減ります。1本ずつ日をずらすと管理が煩雑になり、出し忘れが起きます。

まとめ

ショート動画の投稿について、要点を整理します。

  • 投稿の設定で動画の中身は変わらない。作業は10分で終える形にする
  • 表示に影響するのは、透かし・音源・公開範囲の3つ
  • 書き出しは縦横比9:16、解像度1080×1920、透かしなしを毎回確認する
  • 音なしの版も書き出しておくと、面ごとの差し替えが15分減る
  • TikTokは音源を面内から選び直す。位置情報は地域集客で設定する
  • Instagramは無音前提。冒頭のテロップを強くする
  • YouTubeショートは60秒以内。タイトルに検索される語を入れる
  • キャプションは本文で言っていないことを1つ足す場所
  • タグは3〜5個。数を増やしても表示は伸びない
  • 公開後に変えられるのはキャプションとタグ。動画と音源は差し替えられない

補足すると、投稿した直後に、別の端末から自分の動画を探してみてください。

自分のアカウントで見ると、公開範囲が限定でも表示されます。ログインしていない状態の端末で見つからなければ、設定が切り替わっていません。この確認に30秒かけるだけで、失われる分を防げます。

もう1つ、過去の投稿を再生数の順に並べて、下位のものを開いてみてください。ロゴが入っている、公開範囲が違う、音源が消えている。内容の問題ではないものが混ざっている可能性があります。

solezoreでは、投稿の運用設計を含めた支援を承っています。まずは既存の投稿を見て、設定で失っている分がないかを確認するところからでも構いません。

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後藤駿幸(株式会社solezore 代表取締役)

この記事の監修者

後藤駿幸

株式会社solezore 代表取締役

株式会社solezore 代表取締役。30万人規模のTikTokアカウントを現役で運営しながら、企業のSNS運用代行・TikTokキャスティング・EC販売支援を行う。記事は、自社と支援先の運用で実際に起きたことをもとに書いている。

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