ショート動画で収益を上げる方法|収益モデルと最短で稼ぐ実践テクニック

ショート動画で収益を上げる方法|収益モデルと最短で稼ぐ実践テクニック ショート動画
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「再生数は月に10万を超えたのですが、売上は変わっていません」「収益化の条件を満たすまで、どのくらいかかりますか」――収益についてのご相談は、この2つに分かれます。

結論からお伝えすると、事業者にとっての収益は、動画そのものから発生するものではありません。商品やサービスが売れることが収益であり、制度による分配は副次的なものです。この2つを混ぜると、判断の基準が定まりません。

solezoreでは、この関係を店の前を通る人の数にたとえて説明しています。通行量が増えても、店に入って買う人がいなければ売上にはなりません。通行量そのものに値が付く仕組みもありますが、金額としては小さいままです。

収益の2つの経路
商品を売る
金額が大きい
本数が少なくても成立する
出口の設計が要る
制度で受け取る
金額は小さい
条件と本数が要る
出口が無くても成立する

この記事では、収益の2つの経路、それぞれの規模と期間、事業者がどちらから始めるべきか、費用の回収と出口の設計までを、実際に支援している立場から解説します。

ショート動画の収益の2つの経路

結論: 収益には、商品が売れる経路と、制度によって分配される経路の2つがあります。事業者にとって規模が大きいのは前者です。

まず、2つを分けます。

2つの経路の違い・混ぜて考えない

経路収益の出どころ規模始められる時期
商品・サービスが売れる自社の売上大きい初日から
制度による分配面からの支払い小さい条件を満たしてから

事業者にとって、後者は主軸になりません。分配の単価は再生あたりで見ると小さく、月に数万回再生されても金額としては数千円の水準です。

一方で、商品が1つ売れれば数千円から数万円になります。同じ再生数でも、経路によって金額が2桁変わります。

再生数を増やせば収益が増える、という考え方は制度の側の話です。商品を売る経路では、再生数と収益は直接つながりません。

事業と関係のない層に1万回見られるより、関係のある層に300回見られるほうが売上になります。ここを混ぜると、流行に乗った動画を作る方向に流れます。

判断の基準は、その動画を見た人が自社の顧客になり得るかどうかです。

事業者は前者から始める

商品やサービスを持っている場合、初日から収益の経路があります。条件を満たすまで待つ必要はありません。

制度による分配は、条件を満たした後の追加として扱います。主軸にすると、再生数を目的にした運用になり、事業から離れていきます。

商品を持っていない場合は、制度の側から始めることになりますが、その場合も月あたりの金額は限られます。

経路①商品・サービスを売る

売るまでの4段
1
動画で行き先を言う
口で言わないと動かない
2
プロフィールで何屋か分かる
1行目で決まる
3
送り先を1つに絞る
複数あるとどこにも行かない
4
送り先で買える形にする
探させない

結論: 動画から売上をつくるには、次の行動を具体的に示すことが要ります。ここが抜けていると、見られても動きません。

最も規模が大きい経路です。

出口を1本に絞る

問い合わせ、購入、予約、資料請求。出口を複数並べると、選ぶ手間が生まれて誰も進みません。

1本の動画につき出口は1つです。動画の内容がどの段階の人に向いているかで、割り当てを決めます。悩みを言葉にした動画なら資料請求、使い方を見せた動画なら予約、という対応になります。

出口を並べたくなるのは、機会を逃したくないという気持ちからですが、結果としてどれも選ばれません。

次の行動を具体的に書く

「お問い合わせはこちら」で終わると、押す前のためらいが残ります。何をするのか、どこで行うのか、どのくらい時間がかかるのかの3つを入れます。

「無料相談はこちら」より「LINEで30秒、無料相談はこちら」のほうが動きます。次に何が起きるか想像できると、心理的な負担が下がります。

このうち所要時間が最も抜けやすく、最も差が出る要素です。

段階を飛ばさない

初めて見た人に、いきなり購入を求めても動きません。動画の役割を段階で分けます。

  1. 知ってもらう動画(証明は不要。引きと1つの情報で足りる)
  2. 比べてもらう動画(違いの説明と根拠を入れる)
  3. 買ってもらう動画(証明と次の行動まで入れる)

この3つを月ごとに配分します。すべてを購入を促す動画にすると、広告として受け取られて反応が落ちます。

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経路②制度による収益化

制度で受け取るときの3点
01
条件がある
一定の登録者と再生。積むのに時間がかかる
02
単価が小さい
縦型は1再生あたりが低い
03
止まることがある
条件を割ると停止する

結論: 面ごとに、再生数や視聴時間に応じた分配の仕組みがあります。条件と単価は時期によって変わるため、公式の案内で確認します。

規模を把握しておきます。

条件は面によって違う

分配を受けるには、フォロワー数や視聴時間などの条件を満たす必要があります。条件の内容は面によって違い、時期によっても変わります。

運用を始める段階で公式の案内を確認し、年に1回は見直します。数年前の情報が残っている記事も多いため、条件を第三者の説明で確認しないでください。

条件を満たすまでの期間は、週1〜3本を出す運用で1年前後かかることが一般的です。

金額の規模・副次的な位置づけにする

再生あたりの単価は小さく、月に数万回再生されても金額としては数千円の水準です。面や時期、内容によって差があります。

この金額を目的に運用を組むと、本数を増やす方向にしか進みません。中身が薄い動画を大量に出すと、アカウント全体の評価が下がります。

事業者の場合、制作にかかる費用のほうが大きくなります。編集を外注すれば1本3,000〜1万5,000円で、月8本なら月2万4,000〜12万円です。分配だけでは回収できません。

条件を満たした後は、追加の収益として扱います。ここを目的にしない限り、あって困るものではありません。

判断の基準は、その運用を分配がゼロでも続けるかどうかです。続けるなら本筋が合っています。続けないなら、事業との関係を作り直します。

事業者はどちらから始めるか

どちらを目的にするか
何のために出すか
事業がある
商品を売る経路から。桁が違う
事業がまだ無い
制度から入るのもある。ただし時間がかかる
両方欲しい
商品を売る設計を先に。制度は後から付いてくる
迷っている
出す目的を決めるところから

結論: 商品やサービスがあるなら、初日から売る経路で始めます。制度の条件を待つ必要はありません。

順番を決めます。

初日から始められる・費用の回収を考える

商品を持っている場合、1本目の動画から出口を置けます。フォロワーが少なくても、見た人が動けば売上になります。

フォロワー100人でも、そのうち3人が購入すれば、フォロワー1万人で0人よりも収益は大きくなります。数の大小ではなく、関係のある人が見ているかどうかです。

最初の数本は、既存の顧客に向けた内容から始めると反応が確かめられます。

制作の費用に対して、何件売れれば回収できるかを先に計算します。

体制月の費用回収に必要な件数の例
全部社内(時給2,500円換算)月4万〜6万円単価2万円なら月3件
編集だけ外注(月8本)月2万4,000〜12万円単価2万円なら月2〜6件
撮影から任せる(月8本)月16万〜40万円単価2万円なら月8〜20件

この計算をしておくと、続けるかどうかの判断が数字でできます。感覚で判断すると、3か月で止めることになります。

収益までの期間と費用

期間と費用の違い
商品を売る
数か月で出ることがある
制作費が主な費用
出口の準備が要る
制度で受け取る
半年から1年
本数を積む時間が費用
出口は要らない

結論: 判断は6か月です。3か月では、まだ型が固まっていない状態で結論を出すことになります。

期間の目安を持ちます。

6か月で判断する

最初の20本は型を作る期間です。ここから先に差が出ます。

3か月で判断すると、冒頭の型も編集の型も固まっていない状態のまま止めることになります。判断の材料が足りません。

一方で、6か月続けても数字がまったく動かない場合は、内容ではなく設計を見直します。届けたい相手と、扱っている題材が合っていない可能性があります。

着手前の数字を控える

始める前に、問い合わせの件数、来店の数、購入の数を控えておきます。後から比べる基準になります。

この作業を忘れると、増えたかどうかが分からなくなります。動画を始めた月と、その前3か月の平均を並べます。

あわせて、問い合わせの際に「どこで知ったか」を聞く形にしておくと、経路が分かります。数字で追えない部分は、この方法で補います。

出口の設計

出口で決める3つ
01
何をしてほしいか
予約・購入・問い合わせのどれか1つ
02
どこへ送るか
行き先は1つ。複数だと動かない
03
送り先で何を出すか
次の行動が示されているか

結論: 動画から出口までの距離を短くします。プロフィール、リンク、ページ、フォームと段階が増えるほど、そのたびに人が落ちていきます。

経路を短くします。

段階を減らす

プロフィールを開く、リンクを押す、ページを読む、フォームを開く、入力する。この5段階のうち、減らせるものを減らします。

キャプションに直接リンクを置ける面では、プロフィールを経由しない形にします。1段階減るだけで、到達する人の数が変わります。

フォームの項目も減らします。名前と連絡先だけで足りるなら、それ以上は聞きません。

出口ごとに数字を持つ

どの動画からどの出口に進んだかを分けて記録します。まとめて見ると、何が動いているか分かりません。

面の分析画面で取れる数字と、自社側で取れる数字を並べます。問い合わせの際に聞いた経路の情報も、ここに足します

3か月分並べると、どの型の動画がどの出口につながるかが見えてきます。以降は、その組み合わせを増やします。

数字で追えない分を補う

動画から直接の経路をたどらず、後日あらためて検索して来る人がいます。この分は、面の分析画面にも自社の記録にも表れません。

補う方法は2つあります。問い合わせの際に「どこで知ったか」を選択肢で聞く形にすること、そして指名で検索された回数を月ごとに記録することです。

動画を始めてから、社名や商品名で検索される回数が増えていれば、そこが動いています。この数字は検索の管理画面で確認できます。3か月ごとに並べると、傾向が見えます。

数字で追えない分があることを前提にすると、判断が変わります。直接の経路だけで判断すると、実際より低く見積もることになります。

つまずきやすい点

結論: 収益が出ない原因の多くは、動画の質ではなく出口の設計にあります。作り直す前に、経路を確認します。

順番を守ります。

出口を確認してから作り直す

最後まで見られているのに動きがない場合、直すのは動画ではありません。次の行動の示し方と、その先の経路です。

リンクが切れている、ページが縦型で見づらい、フォームの項目が多すぎる。こうした原因は、動画をいくら作り直しても解決しません。

自分のスマートフォンで、動画から購入までを一度通してみます。ここで詰まった箇所が、そのまま原因です。

再生数を目的にしない

再生数が伸びても、事業と関係のない層が見ているだけなら収益にはなりません。流行に乗った動画で起きやすい状態です。

関係のない層が増えると、以降の配信もその層に向かいます。後から戻すのに時間がかかるため、最初から避けます。

制度による分配を目的にすると、この方向に流れやすくなります。主軸を売る経路に置いておくと、判断がぶれません。

作った動画を他の場所でも使う

使い回す順番
1
素材は1つ作る
撮り直さない
2
説明文だけ変える
面ごとに打たれる言葉が違う
3
音源を確認する
面をまたぐと使えないことがある
4
広告に回すか決める
音源の差し替えが要る

結論: 制作した動画は、投稿以外の場所でも使えます。同じ費用で回収できる範囲が広がります。

1本の素材を使い回します。

使える場所

投稿用に作った動画は、次の場所でもそのまま使えます。

  1. 広告として配信する素材
  2. 自社サイトの商品ページ
  3. 営業や商談で見せる資料
  4. 店頭や受付での再生
  5. 採用の説明会や求人ページ

このうち2番目と3番目は、追加の作業がほとんど不要です。既に作った動画のリンクを置くか、ファイルを渡すだけで済みます。

1本3,000〜1万5,000円で作った動画を5か所で使えば、1か所あたりの費用は5分の1になります。回収の計算も、この前提で行います。

広告に転用する場合の注意

投稿では使えた音源が、広告として配信すると使えない場合があります。作り直しになると、編集の作業がまるごと発生します。

広告の可能性がある動画は、最初から外部の音源サービスの曲で作っておきます。月3,000〜5,000円の契約で、投稿と広告の両方に対応できます。

演者が社外の人の場合は、二次利用の範囲を契約で決めておきます。投稿だけの契約になっていると、広告に出せません。

権利を自社に残す

制作を外注する場合、素材の権利が自社に残るかを確認します。ここが曖昧なまま契約すると、契約終了時に使えなくなります。

確認するのは、編集後の完成品だけでなく、撮影した素材そのものです。素材が残っていれば、後から別の形に編集し直せます。

アカウントも自社名義で開設し、制作会社には権限を付与する形にします。契約が終わったときに、素材とアカウントの両方が自社に残ります。

solezoreの支援事例|業種別の進め方

結論: 収益の改善は、動画の本数を増やす前に出口を短くします。同じ動画のままでも、数字が動くことがあります。

2つの事例を挙げます。

メディア|出口を1本に絞った

情報を扱うメディア企業から、月10万回再生されているが収益につながらない、という点でのご相談です。

動画の締めで、プロフィールの確認、会員登録、資料請求の3つを並べていました。最後まで見られた割合は33%と高い一方、どの出口も動いていない状態です。

出口を資料請求の1つに絞り、所要時間を明示する形に変更しています。3か月で、資料請求が月6件から月23件に増えました。動画の内容も本数も変えていません

マーケティング支援|制度の分配を追うのをやめた

支援会社から、収益化の条件を満たすために本数を増やしているが、事業の売上が変わらない——そういう相談でした。月20本を投稿していました。

分配の見込み額を計算したところ、月あたり数千円の水準でした。一方、制作にかかる費用は月12万円を超えていました。

本数を月8本に減らし、1本あたりにかける時間を増やしています。出口を問い合わせに絞り、次の行動を具体的に書く形に変更しました。6か月後、問い合わせが月3件から月14件に増え、本数を減らしたほうが収益は上がりました

solezoreのサービス一覧と料金

よくある質問

Q. ショート動画だけで収益を出せますか?

A. 商品やサービスを持っている場合は、初日から収益の経路があります。制度による分配だけを収入源にする場合は、月に数万回再生されても数千円の水準です。事業者の場合、制作にかかる費用のほうが大きくなるため、分配だけでは回収できません。

Q. 収益化の条件を満たすにはどのくらいかかりますか?

A. 週1〜3本を出す運用で1年前後が一般的です。ただし条件は面によって違い、時期によっても変わります。公式の案内で確認してください。第三者の説明には数年前の情報が残っていることがあります。

Q. 再生数が増えているのに売上が変わらないのはなぜですか?

A. 事業と関係のない層に届いている可能性があります。流行に乗った動画で起きやすい状態です。あわせて、出口の設計も確認してください。最後まで見られているのに動きがない場合、直すのは動画ではなく次の行動の示し方です。

Q. フォロワーが少なくても収益は出ますか?

A. 出ます。フォロワー100人でも、そのうち3人が購入すれば、フォロワー1万人で0人よりも収益は大きくなります。数の大小ではなく、関係のある人が見ているかどうかです。最初の数本は、既存の顧客に向けた内容から始めてください。

Q. 出口はいくつ置けばいいですか?

A. 1本の動画につき1つです。複数並べると選ぶ手間が生まれて誰も進みません。動画の内容がどの段階の人に向いているかで割り当ててください。悩みを言葉にした動画なら資料請求、使い方を見せた動画なら予約、という対応になります。

Q. 何か月続ければ判断できますか?

A. 6か月です。最初の20本は型を作る期間で、そこから先に差が出ます。3か月で判断すると、冒頭の型も編集の型も固まっていない状態で止めることになります。始める前に、問い合わせや購入の件数を控えておいてください。

まとめ

ショート動画の収益について、要点を整理します。

  • 収益には、商品が売れる経路と制度による分配の2つがある
  • 事業者にとって規模が大きいのは前者。後者は副次的に扱う
  • 制度による分配は、月に数万回再生されても数千円の水準
  • 商品を持っているなら、初日から売る経路で始められる
  • 出口は1本の動画につき1つ。並べると誰も進まない
  • 次の行動は、何を・どこで・何分でを入れる
  • 動画の役割を、知ってもらう・比べてもらう・買ってもらうの3段階に分ける
  • 制作の費用に対して、何件売れれば回収できるかを先に計算する
  • 判断は6か月。始める前に問い合わせや購入の件数を控える
  • 動きがない場合、作り直す前に出口までの経路を通してみる

補足すると、いま運用している場合は、自分のスマートフォンで動画から購入までを一度通してみてください。

作っている側は経路を知っているため、詰まりに気づきません。初めて見た人と同じ手順をたどると、リンクが切れている、ページが読みづらい、フォームの項目が多いといった問題が見つかります。ここは動画を作り直しても解決しません。

もう1つ、制作にかかっている費用を月あたりで出して、何件売れれば回収できるかを計算してみてください。数字が出ると、続けるかどうかの判断が感覚から離れます。

solezoreでは、出口の設計を含めた運用の支援を承っています。まずは既存の動画と経路を見て、どこで落ちているかをお伝えするところからでも構いません。

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後藤駿幸(株式会社solezore 代表取締役)

この記事の監修者

後藤駿幸

株式会社solezore 代表取締役

株式会社solezore 代表取締役。30万人規模のTikTokアカウントを現役で運営しながら、企業のSNS運用代行・TikTokキャスティング・EC販売支援を行う。記事は、自社と支援先の運用で実際に起きたことをもとに書いている。

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