「ショート動画を作ってみたけれど、全く再生されない」「何本投稿しても伸びる気配がない」――EC事業者や個人事業主から、こうしたご相談を現場で毎月多数いただきます。
結論からお伝えすると、ショート動画がバズるかどうかは「撮影のうまさ」ではなく「企画と構成の設計力」で決まります。 スマートフォン1台の動画でも、冒頭3秒の設計と視聴維持率を意識するだけで、再生数は大きく変わります。
本記事では、ショート動画の作り方を企画から投稿まで全ステップで解説します。
ショート動画の作り方:全体の流れ
結論:ショート動画の作り方は「企画 → 台本作成 → 撮影 → 編集 → 投稿最適化」の5ステップで構成されます。 初心者が最もリソースをかけるべきは「企画と台本」であり、ここの設計が再生数を左右します。
初心者が最初に意識すべき3つのポイント
ショート動画制作を始める際に、最初から押さえるべきポイントが3つあります。
- 冒頭3秒で視聴者を引き込む:最初の3秒で離脱されると、アルゴリズムに「面白くない動画」と判断される
- スマートフォンで縦型(9:16)で撮影する:横型動画をあとから縦型に変換すると画質と構図が悪化する
- 字幕を入れる:音声なし視聴ユーザーが多いため、テロップなしでは情報が伝わらない
この3点だけを意識するだけで、何も考えずに撮影した動画と比べて視聴完了率が大幅に変わります。支援現場では、この基本設計の見直しだけで再生数が3〜5倍になるケースが頻出しています。
使用するツールの準備
制作開始前に用意するものは以下のとおりです。
- 撮影:スマートフォン(iPhone・Android上位機種)、三脚、リングライト
- 編集:CapCut(無料)またはInShot(無料)
- 台本メモ:スマートフォンのメモアプリで十分
最初から高価な機材を揃える必要はありません。まずある道具で始め、継続しながら徐々に環境を整えるのが現実的な進め方です。
企画と構成設計
結論:ショート動画の企画は「誰に・何を・どんな感情で」の3点を決めるだけで、バズる動画の骨格が完成します。 漠然と「面白い動画を作ろう」と考えるのではなく、視聴者の感情を設計することが重要です。
バズる動画の構成パターン
再生数が伸びるショート動画には、共通した構成パターンがあります。以下の2つは特に汎用性が高いです。
パターン1:問題解決型
- 問題提起「〇〇で困っていませんか?」(冒頭3秒)
- 共感「実は多くの人がこの問題を抱えています」
- 解決策「たった1つの工夫で解決できます」
- CTA「詳しくはプロフィールのリンクへ」
パターン2:驚き・発見型
- 驚き提示「実は〇〇は間違いでした」(冒頭3秒)
- 理由「なぜなら〜だからです」
- 正解の提示「本当は〇〇が正解です」
- まとめ「これを知るだけで〇〇が変わります」
どちらのパターンも、冒頭で視聴者の「なぜ?」を引き出すことで視聴維持率を高める仕組みになっています。
台本の作り方(テンプレート付き)
台本は複雑なものである必要はありません。以下のシンプルなテンプレートで十分です。
“` 【タイトル(冒頭3秒で言う言葉)】 ・問いかけ or 驚き or 数字
【本文(15〜45秒)】 ・ポイント1 ・ポイント2 ・ポイント3
【CTA(最後の3秒)】 ・次のアクションを促す一言 “`
台本を作るメリットは「撮り直しが減ること」です。台本なしで撮影すると、同じシーンを何度も撮り直すことになり、制作時間が倍以上かかります。
撮影のコツ
結論:ショート動画の撮影は「照明・背景・音声」の3要素を整えることで、プロっぽい動画に仕上がります。 機材の高さよりも、これら3つの基本環境を整える方が見た目の品質に直結します。
スマートフォン設定と基本撮影テクニック
撮影前にスマートフォンの設定を確認します。
- 解像度:1080p以上を選択(4Kは容量が大きすぎる場合がある)
- 向き:縦向き(ポートレート)に固定して撮影する
- 手ぶれ補正:オンにする
- グリッド線:表示オンにして構図を整える
三脚を使うことで手ぶれが完全になくなります。1,000〜3,000円の安価なスマートフォン用三脚で十分です。
照明・背景・音声の整え方
- 照明:窓際の自然光を活用するか、リングライト(3,000〜5,000円)を正面に置く。逆光になる環境は避ける
- 背景:シンプルな壁や整理された空間を選ぶ。ごちゃごちゃした背景は視聴者の注意を分散させる
- 音声:屋内の静かな場所で撮影する。声を使う動画ではピンマイク(2,000〜5,000円)の使用を推奨
音声の品質は視聴離脱率に直結します。内容が良くても音質が悪い動画は途中で離脱されやすいため、マイクへの小さな投資は非常に効果的です。
編集の基本
結論:ショート動画の編集は「カット → 字幕追加 → BGM設定」の3ステップが基本です。 最初はシンプルな編集で完成させ、徐々にスキルアップしていくことが継続の秘訣です。
無料アプリでできる編集の流れ
CapCutを使った基本的な編集フローは以下のとおりです。
- 素材の読み込み:撮影した動画をCapCutにインポート
- 不要部分のカット:台本から外れた部分や間を削除
- テキスト・字幕追加:自動字幕生成機能を活用(精度が高い)
- BGM追加:CapCut内蔵の著作権フリー楽曲から選択
- エフェクト・トランジション:過度な装飾は避け、シンプルに仕上げる
- 書き出し:1080p以上でエクスポート
最初から完璧な編集を目指す必要はありません。「字幕が入っていてBGMがある」という最低限のレベルから始め、徐々にクオリティを上げるのが継続のコツです。
字幕・BGM・効果音の入れ方
- 字幕:CapCutの自動字幕生成機能が特に便利。生成後に誤字のみ修正する
- BGM:動画の雰囲気に合ったBGMを選ぶ。声が聞こえる動画はBGMの音量を低めに設定
- 効果音:ポイントの場面に短く入れると視聴維持効果がある。ただし多用しすぎない
投稿と最適化
結論:ショート動画の投稿は「キャプション・ハッシュタグ・投稿時間」を最適化することで、プラットフォームのレコメンドに乗りやすくなります。 動画を作って終わりではなく、投稿設定まで含めてショート動画制作と考えることが重要です。
各プラットフォームの投稿手順
TikTokの場合:
- 動画を選択して投稿ページへ
- キャプションに主要キーワードを自然に含めた150文字以内の説明文を書く
- ハッシュタグを3〜5個追加
- カバー画像(サムネイル)を設定
- 公開設定を確認して投稿
Instagramリールの場合:
- リール作成ページから動画をアップロード
- 説明文とハッシュタグ(5〜10個)を設定
- カバー画像を選択またはカスタム設定
- フィードへのシェアをオン(推奨)にして投稿
ハッシュタグと説明文の書き方
ハッシュタグは「ニッチすぎず、広すぎない」ものを選ぶのが基本です。
- ブランド関連:自社名・商品名
- カテゴリ関連:「#コスメ紹介」「#料理動画」など
- 悩み・目的関連:「#時短レシピ」「#ダイエット方法」など
説明文には自然な流れでキーワードを含め、最後に「プロフィールのリンクから詳細を確認してください」などのCTAを入れることで、プロフィール遷移率が高まります。
solezoreの支援実績
「作ってみたけれど全く再生されない」というご相談は多くいただきます。再生されない原因は撮影のうまさではなく、企画と構成の設計力、そして冒頭3秒と撮影環境にあることがほとんどです。solezoreでは企画・構成の設計から撮影・編集までを一貫してご支援しています。
コスメブランドで構成設計の見直しにより再生数4倍
課題: 自己紹介から始まる動画で、本題に入る前の冒頭3秒で離脱が多い状態でした。 solezoreのアプローチ: 冒頭3秒を問いかけ型に変更、問題解決型の構成テンプレートの導入、音声オフでも伝わる字幕の徹底という3点を実施。 成果: 約2か月で平均再生数が従来比で約4倍に伸びました。
飲食店で撮影環境の改善により視聴維持率が向上
課題: 暗い映像と聞き取りづらい音声で視聴体験が悪く、途中離脱が目立っていました。 solezoreのアプローチ: 自然光やリングライトでの照明整備、シンプルな背景への整理、ピンマイク導入による音声改善という3点を実施。 成果: 視聴維持率が約20ポイント改善し、来店問い合わせにつながる動画が増えました。
よくある質問
最初は再生されなくても続けるべきですか?
A. はい、続けることが最も重要です。
TikTokのアルゴリズムはアカウントの継続性を評価します。最初の10〜20本は「テスト期間」と考え、数字より学習を優先することが重要です。支援現場でも、最初の1か月は成果が出なくても、3か月継続することでアカウントが安定し始めるケースがほとんどです。
顔出しなしでもショート動画は伸びますか?
A. はい、伸びます。コンテンツの内容次第です。
テキスト動画・手元だけの作業動画・アニメーション動画など、顔出しなしで高い再生数を記録しているアカウントは多数あります。ただし、顔出しありの動画の方がエンゲージメント率が高い傾向にあるため、可能であれば顔を出す方が有利です。
1日何本投稿すればいいですか?
A. TikTokは週3〜5本、Instagramリールは週2〜3本が目安です。
投稿頻度より「質を保てる頻度」が重要です。無理に本数を増やしてクオリティが下がるより、週3本を継続する方が長期的には再生数が伸びやすいです。
まとめ:ショート動画の作り方を実践しよう
ショート動画の作り方の要点を整理します。
- 企画・台本が最重要:撮影の前に「誰に・何を・どんな感情で」を決める
- 冒頭3秒の設計:問いかけ・驚き・数字で視聴者を引き込む
- 撮影環境は照明・背景・音声の3点を整えるだけでプロっぽくなる
- 編集はCapCutで字幕+BGMを入れるだけで最低限の質を確保できる
- 投稿設定(キャプション・ハッシュタグ・投稿時間)までセットで最適化する
「動画は作れるけれど、なかなか伸びない」「もっと効率よく制作したい」という方は、ぜひsolezoreにご相談ください。ショート動画制作の企画から投稿まで、現場の実績をもとにサポートします。
この記事を書いた solezore に相談する
記事に書ききれない具体策・料金・事例は、無料相談で。SNS/EC/SEO の領域別に専門家が対応します。

