「リッチメニューの作り方が分からない」「設定しようとしたが途中で詰まった」――LINE公式アカウントを立ち上げたばかりの担当者から、こうしたご相談を多くいただきます。
リッチメニューはデザイン画像の用意・管理画面での設定・アクションの設定という3つのステップで完成します。慣れれば1〜2時間で完結しますが、初めての方はサイズ規格・ファイル形式・設定の流れを事前に把握しておくことが重要です。
私たちsolezoreは、LINE公式アカウントの初期設定から運用改善まで支援してきた実績があります。本記事では、リッチメニューを最初から作って公開するまでの全手順と、タップされる設計のポイントをお伝えします。
リッチメニューの作り方:全体の流れ
結論:リッチメニューの作成は「①デザイン画像を用意→②管理画面で設定→③ボタンのアクションを設定→④公開」の4ステップで完了します。
各ステップの所要時間の目安は以下のとおりです。
| ステップ | 内容 | 所要時間 |
|---|---|---|
| STEP 1 | デザイン画像の作成 | 30分〜2時間 |
| STEP 2 | 管理画面での基本設定 | 10〜15分 |
| STEP 3 | ボタンのアクション設定 | 10〜15分 |
| STEP 4 | 公開・実機確認 | 5〜10分 |
デザイン画像の作成が最も時間のかかる工程です。Canvaのテンプレートを活用することで大幅に時短できます。
STEP 1|デザイン画像を作成する
結論:リッチメニューの画像は推奨サイズ(幅2500px × 高さ1686px)でCanvaを使って作成するのが最も効率的です。 デザインが苦手な方でも、テンプレートを活用すれば30〜60分で完成します。
画像サイズの基本仕様
まず、使用する画像サイズを確認してください。
- 大サイズ(推奨):幅2500px × 高さ1686px
- 小サイズ:幅2500px × 高さ843px
- ファイル形式:JPEG または PNG
- ファイルサイズ:1MB以下
テキストやアイコンが含まれるデザインはPNG形式が文字をきれいに表示できるためおすすめです。
Canvaでの作成手順
- Canva(canva.com)にアクセスしてログイン(無料アカウントで可)
- トップページの「カスタムサイズ」をクリック
- 幅「2500」・高さ「1686」(単位:px)を入力して「新しいデザインを作成」
- 左メニューの「テンプレート」から「LINE リッチメニュー」と検索
- 気に入ったテンプレートをクリックして読み込む
- テキスト・色・アイコンを自社に合わせてカスタマイズ
- 右上の「共有」→「ダウンロード」→「PNG」を選択してダウンロード
ダウンロード後、ファイルサイズが1MBを超えている場合はTinyPNG(tinypng.com)にアップロードして圧縮してください。
デザイン時に意識する3つのポイント
① ボタンの区切り線を入れる
ボタン同士の境界が分かるよう、色の違いまたは白い境界線を入れます。境界が不明確だと「どこがタップできるか」が伝わりません。
② テキストは短く・大きく
各ボタンに入れる文字は4〜8文字以内が目安です。2500px幅のキャンバスで30px以上のフォントサイズにすると、スマートフォンで読みやすい大きさになります。
③ 最重要CTAを左上に
予約・購入・問い合わせなど、最も重要なアクションのボタンを左上に配置します。
STEP 2|管理画面でリッチメニューを作成する
結論:LINE Official Account Manager(manager.line.biz)の「リッチメニュー」メニューから、画像アップロードとレイアウト設定を行います。
管理画面へのログインと操作手順
- manager.line.biz にアクセスしてLINEビジネスIDでログイン
- 左側メニューから「ホーム」→「リッチメニュー」をクリック
- 画面右上の「作成」ボタンをクリック
- タイトルを入力(ユーザーには表示されない管理用の名前)
- 表示期間を設定(「期間指定なし」にすると常時表示)
- 「テンプレートを選択」でボタンの配置パターンを選ぶ
- 「画像を設定」をクリックして作成した画像をアップロード
テンプレート(レイアウト)の選び方
「テンプレートを選択」の画面では、以下のレイアウトパターンから選べます。
- A(3列×2行・6ボタン):最もよく使われる標準レイアウト
- B(2列×2行・4ボタン):情報を絞ってすっきり見せたい場合
- C(1大+2小・3ボタン):最重要ボタンを目立たせたい場合
- D(小サイズ横並び):画面の占有を少なくしたい場合
多くの場合はAのレイアウト(6ボタン)が使いやすく、最も汎用性があります。ただしボタンが多い分、各ボタンのコピーを短く明確にすることが重要です。
画像アップロード時の注意点
画像をアップロードする際は以下の点を確認してください。
- ファイルサイズが1MB以下であること
- JPEGまたはPNG形式であること(GIF・WebPは不可)
- 選択したレイアウトパターンとボタン区切りの位置が合っていること
アップロード後にプレビューが表示されるため、ボタンの区切り線がズレていないか確認してください。ズレている場合はデザインの修正が必要です。
STEP 3|ボタンのアクションを設定する
結論:各ボタンにタップしたときの動作(アクション)を設定します。最もよく使うのはURLを開くアクションです。
アクションの種類と使いどころ
| アクション | 内容 | 主な使いどころ |
|---|---|---|
| URLを開く | 指定URLをブラウザで開く | ホームページ・予約・購入ページ |
| テキスト送信 | 指定テキストをトークに送信 | キーワード自動応答のトリガー |
| クーポン | 保有クーポンを表示 | 割引クーポンの提示 |
| ショップカード | スタンプカードを表示 | ポイント管理・来店促進 |
| リッチメッセージ | 画像付きメッセージを送信 | 詳細な商品紹介・案内 |
URLアクションの設定方法
- 設定したいボタンの「アクションタイプ」から「URLを開く」を選択
- URLを入力(httpsから始まる完全なURLを入力すること)
- ラベルを入力(スクリーンリーダー向けのテキスト・任意)
- 同様に各ボタンのアクションを設定
URLはhttpsから始まる完全な形式で入力してください。相対パスやwwwから始まる形式は動作しないことがあります。
テキスト送信アクションの活用
「予約」「クーポン」などのキーワードをボタンのアクションで送信させると、あらかじめ設定したキーワード自動応答と連動できます。
例えば「クーポン」というテキストを送信するアクションを設定し、自動応答で「クーポンコード:〇〇」のメッセージを返すよう設定すると、ユーザーがリッチメニューをタップするだけでクーポンを受け取れます。
STEP 4|公開して実機確認を行う
結論:設定が完了したら「公開」ボタンをクリックして公開し、スマートフォンの実機でメニューを確認します。
公開の手順
- すべてのボタンのアクションを設定したら「保存」をクリック
- リッチメニュー一覧画面で対象のメニューの「公開する」をクリック
- 確認ダイアログが表示されたら「OK」をクリック
公開後すぐに、友達登録しているユーザーのトーク画面に反映されます(数分以内に反映)。
実機確認のチェックリスト
実際のスマートフォンで以下を確認してください。
- 画像が崩れていない(文字・アイコンが正しく表示されているか)
- ボタンの境界線が正しい位置にある(タップエリアとデザインがズレていないか)
- 各ボタンをタップして正しいURLに遷移するか
- 文字が読みやすいサイズか
- 大・小のサイズ表示が意図通りか
実機での確認は必須工程です。管理画面のプレビューと実機では表示が異なることがあるため、実機確認なしで公開して放置することは避けてください。
よくあるつまずきポイントと対処法
結論:リッチメニュー作成でよくつまずくのは「画像のサイズ違い・ボタン区切りのズレ・URLの入力ミス」の3つです。
つまずき1|画像アップロードでエラーになる
原因と対処法:
- ファイルサイズが1MBを超えている→ TinyPNGで圧縮する
- 対応外の形式(WebP・GIF)→ JPEGまたはPNGに変換する
- サイズが規格外→ 2500×1686pxで再作成する
つまずき2|ボタンの区切り線がデザインと合わない
原因:テンプレートのレイアウトとデザインの区切り位置がズレている
対処法:管理画面のテンプレート選択画面で「ボタンの区切り位置の目安」を確認し、デザインの区切り線位置を合わせてから再アップロードする
つまずき3|タップしてもURLに遷移しない
原因:URLの入力ミス(httpsが抜けている・半角スペースが混入している)
対処法:URLをコピー&ペーストで入力し、ブラウザで手動確認してから設定する
solezoreの支援実績
「途中で分からなくなった」「設定したが表示が崩れている」というご相談は多くいただきます。ボタンの区切り位置やアクション設定でつまずき、導線が機能していない状態が原因です。solezoreでは作成手順に沿って正しく設定し直し、タップが成果につながる状態に整えます。
ネイルサロンで予約クリックが3倍に
課題: ご自身で設定したものの区切り線がデザインとズレ、3ボタンのつもりが1ボタンのタップ領域になっていました。 solezoreのアプローチ: レイアウトと画像の区切り位置を合わせて再設定・各ボタンのURLアクションを正しく設定・実機での遷移確認を実施。 成果: リッチメニューからの予約クリック数が3倍になり、想定どおりの3導線が機能するようになりました。
EC事業者でキャンペーン切り替えを自動化
課題: セールごとに手動で差し替えていて、切り替え漏れが起きていました。 solezoreのアプローチ: 通常版とキャンペーン版の事前作成・表示期間を指定した自動切り替え設定・テキスト送信アクションと自動応答の連動を実施。 成果: セール期間中だけ自動でメニューが切り替わる運用が定着し、切り替え漏れがなくなりました。
よくある質問
Q. リッチメニューは何個まで作れますか?
A. 複数作成できます(上限の明示はなし)が、同時に表示できるのは1つのみです。
複数作成して表示期間を設定することで、期間ごとに自動切り替えができます。例えば通常版とキャンペーン版を作っておき、セール期間中だけキャンペーン版を表示する運用が可能です。
Q. リッチメニューをユーザーが非表示にすることはできますか?
A. はい、ユーザーはリッチメニューを自分で折りたたむことができます。
リッチメニューの左下にある「∧」ボタンをタップすると折りたたんで非表示にできます。再度タップすると表示されます。ユーザー側の操作であり、企業側では制御できません。
Q. スマートフォンのOSやLINEバージョンによって表示が変わりますか?
A. 基本的な表示は同じですが、古いバージョンのLINEでは一部機能が制限される場合があります。
LINEは定期的にアップデートがあり、新機能は最新バージョンから順次対応します。大多数のユーザーは最新版を使用しているため、実用上の問題はほとんどありませんが、古い端末を使うユーザーが多い業種では注意が必要です。
まとめ:手順を把握すれば初めてでも作れる
LINEリッチメニューの作り方の要点を整理します。
- 4ステップ(デザイン→管理画面設定→アクション設定→公開)で完成
- Canvaの推奨サイズ2500×1686pxテンプレートを活用すると効率的
- ボタンの区切り線の位置・URL入力ミス・ファイルサイズオーバーがよくある3大ミス
- 公開後はスマートフォン実機での確認が必須
- タップ率を高めるには短い文字・アイコン活用・最重要CTAを左上に配置する
リッチメニューの作成や設定にお困りの場合は、ぜひsolezoreにご相談ください。デザイン作成から設定・効果測定まで一括サポートします。
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