「Shopifyで自社ECを始めたいが、何から手を付ければいいか分からない」「費用がどのくらいかかるか見当がつかない」――EC支援の現場では、こうした相談を毎週のように受けます。
結論からお伝えすると、Shopify構築の成否は「プラン選定 × テーマ設計 × 集客導線の設計」の3要素で決まります。見た目の良いサイトを作るだけでは売上は生まれません。
Shopifyとは?選ばれる理由
結論:Shopifyは世界175か国で500万店舗以上が利用するグローバルNo.1のECプラットフォームであり、D2Cブランドから中規模ECまで最もバランスの取れた選択肢です。
Shopifyの強み
Shopifyが他のECプラットフォームと差別化される主な理由は以下のとおりです。
- 8,000以上のアプリ連携:レビュー収集・ポイントプログラム・メルマガ・在庫管理などを後付けで追加可能
- SNSチャネルとの接続:TikTokショップ・Instagram Shopping・Facebook Shopへの接続が標準搭載
- 多通貨・多言語対応:越境ECにも即対応できる
- 決済の柔軟性:クレジットカード・PayPay・後払い・コンビニ払いまで標準対応
- セキュリティ:PCI DSS Level 1準拠で、決済情報の安全性が保証されている
EC支援の現場では、コスメ・アパレル・食品・雑貨などのD2Cブランドのほぼ全社がShopifyを選択しています。「拡張性」と「SNS集客との連動」を重視するなら、Shopifyは現時点で最有力の選択です。
BASEやSTORESとの違い
BASEやSTORESは「無料で始められる」手軽さが魅力ですが、以下の点でShopifyに劣ります。
| 比較軸 | Shopify | BASE / STORES |
|---|---|---|
| 月額費用 | 3,300円〜 | 無料〜 |
| 決済手数料 | 3.55〜3.75% | 3.6〜6.6%+40円 |
| アプリ拡張性 | 8,000以上 | 数十〜数百 |
| TikTokショップ連携 | 標準対応 | 対応なし or 限定的 |
| 越境EC | 標準対応 | 限定的 |
月商50万円を超えてくると、決済手数料の差だけでShopifyの方が総コストが安くなるケースが多いです。将来的な規模拡大を見据えるなら、最初からShopifyを選ぶ方が移行コストを節約できます。
Shopifyのプラン選び
結論:初めて自社ECを構築するなら「Basicプラン(月額3,300円)」から始め、月商が300万円を超えたあたりで「Shopifyプラン(月額8,855円)」への移行を検討するのが正解です。
プランの比較
Shopifyの主なプランは以下の3つです(2025年時点・税込)。
| プラン | 月額費用 | 決済手数料(国内) | スタッフ数 |
|---|---|---|---|
| Basic | 3,300円 | 3.75% | 2名 |
| Shopify | 8,855円 | 3.60% | 5名 |
| Advanced | 29,700円 | 3.55% | 15名 |
プランが上がるほど決済手数料が下がります。月商規模と手数料の差額から、どのプランが最も費用対効果が良いかを計算して選択するのが合理的です。
月商別の推奨プラン目安:
- 月商〜100万円:Basic
- 月商100〜500万円:Shopify
- 月商500万円〜:Advanced
年払いにすることで月額が最大25%割引になります。資金繰りが許せば年払いが有利です。
Shopify構築の手順
結論:Shopifyの基本構築は「アカウント作成 → テーマ設定 → 商品登録 → 決済設定 → テスト購入」の5ステップで完了します。 セルフで進めれば最短1〜2週間で開店できます。
ステップ1:アカウント作成と初期設定
ShopifyのWebサイトから無料トライアル(3日間)を申し込み、ストアを作成します。初期設定で最低限行う内容は以下のとおりです。
- ストア名の設定(後から変更可能)
- 通貨・タイムゾーン・言語の設定
- 配送元住所の登録
- 法的ページの作成(特定商取引法・プライバシーポリシー・利用規約)
特定商取引法に基づく表記は法律上必須です。Shopifyには雛形が用意されているので、それをカスタマイズして使うのが最も手軽です。
ステップ2:テーマの選定とカスタマイズ
Shopifyには無料テーマと有料テーマがあります。
- 無料テーマ(Dawn・Senseなど):シンプルで使いやすく、初期運用には十分
- 有料テーマ(Impulse・Prestige・Galleria等):デザイン性が高く、アパレル・コスメ向けに人気
テーマを選ぶ際は「スマホ表示が美しいか」と「表示速度が速いか」を最優先で確認します。ECの訪問者の70〜80%がスマートフォンからアクセスするため、PC表示よりスマホ表示でのUX(使いやすさ)を優先すべきです。
ステップ3:商品登録
商品ページを作成します。売上に直結する要素を意識して登録します。
- 商品タイトル:検索キーワードを含め、かつ読み手に伝わる表現にする
- 商品説明文:「何が解決されるか」を冒頭に書き、仕様はその後
- 商品画像:複数角度・使用シーン・サイズ比較の3タイプを揃える
- 価格・在庫・SKU:バリエーション(サイズ・カラー)を正確に設定
商品説明文は「スペックの羅列」になりがちですが、「使う前の課題」→「使用後の変化」→「商品の特徴」という流れで書く方がCVR(購買率)は上がります。
ステップ4:決済設定
Shopifyの決済設定では、Shopify Payments(Shopify純正の決済サービス)を使うのが手数料面で有利です。Shopify Paymentsを利用すると外部決済手数料(0.5〜2%)がかからないため、実質のコストが下がります。
対応する決済方法:
- Shopify Payments(クレジットカード・Apple Pay・Google Pay)
- PayPay・コンビニ払い・銀行振込(外部アプリ経由)
- 後払い(Paidy・ GMO後払いなど)
後払い対応はCVR改善に効果的で、支援実績では後払い追加後にCVRが10〜20%向上したケースがあります。
ステップ5:テスト購入と公開
公開前に必ずテスト購入を行います。確認すべき項目は以下のとおりです。
- 購入フローが正常に動くか(カート追加→決済→完了メール)
- 在庫が正しく減るか
- 配送料が正しく計算されるか
- スマートフォンで表示・購入がスムーズか
テストが完了したら、パスワードを解除してストアを公開します。公開直後は誰にも知られていないため、集客施策と同時に動かすことが重要です。
Shopify構築の費用
結論:Shopifyの構築費用は、セルフ対応なら月額プランのみ(3,300円〜)ですが、外注を含めると30〜150万円が目安です。
費用の内訳
| 費用項目 | 金額目安 |
|---|---|
| 月額プラン(Basic) | 3,300円/月 |
| 有料テーマ | 0〜30,000円(買い切り) |
| アプリ費用 | 5,000〜30,000円/月 |
| カスタマイズ開発費(外注) | 0〜1,000,000円 |
| 商品撮影・画像制作 | 50,000〜300,000円 |
外注費は業者・要件によって大きく異なります。「基本設定のみ」であれば10〜30万円、「オリジナルデザイン込みフル構築」は50〜150万円が現実的な相場です。
solezoreの支援実績
Shopify構築の支援でよくあるご相談が「ゼロから全部お任せしたい」というケースです。見た目の良いサイトを作るだけでは売上は生まれず、商品ページのCVR(購買率)設計と集客導線の準備が伴って初めて成果につながります。solezoreでは構築と同時に集客導線まで設計し、公開直後から売上を作れる状態にすることを基本にしています。
アパレルECでSNS資産を活かして月商100万円
Instagramは運用していたが自社ECがなく、DM対応で注文を受けていたというあるアパレルブランドの事例です。
課題: 受注がDMの手作業に依存し、フォロワーという集客資産があっても売上の拡大につながっていませんでした。
solezoreのアプローチ: Shopifyの構築・商品ページ制作・決済設定まで支援し、Instagram Shoppingとの連動設定で投稿から購入までの導線を整えました。
成果: 既存のSNS資産を活かし、公開から2か月で月商100万円を達成しました。
コスメECで後払い導入とCVR設計を両立
構築は進めたものの転換率が伸びないというあるコスメブランドの事例です。
課題: 商品ページがスペックの羅列になっており、購入をためらう要因が解消されず転換率が低い状態でした。
solezoreのアプローチ: 課題解決を冒頭に置く商品説明への書き換えと使用シーン画像の追加に加え、後払い決済を導入して購入のハードルを下げました。
成果: 約2か月で転換率が改善し、公開初期から安定して購買が積み上がる状態を作れました。
よくある質問
Shopifyは日本語に対応していますか?
A. はい、管理画面・ストアフロントともに完全な日本語対応が可能です。
管理画面は日本語表示に切り替えられます。ストアのテーマも日本語フォント・日本語表示に対応しており、国内向けECとして問題なく運用できます。サポートは日本語でのチャット・メール対応があります。
Shopifyで商品数に上限はありますか?
A. Shopifyはプランに関わらず商品数の上限がありません。
BASEやSTORESは無料プランで商品数に制限がある場合がありますが、Shopifyは全プランで商品数無制限です。数万点規模のカタログを持つECにも対応できます。
ShopifyとAmazon・楽天は同時に使えますか?
A. はい、Shopifyは各モールへの在庫連携アプリを使って同時運用が可能です。
ShopifyとAmazon・楽天の在庫を同期するアプリ(Inventory Planner等)を使えば、マルチチャネル販売を一元管理できます。在庫の二重管理による欠品や過剰在庫を防げるため、複数チャネルで展開しているブランドには特に有効です。
まとめ:Shopify構築で成功するには
Shopify構築の要点を整理します。
- Shopifyは拡張性・SNS連携・決済の柔軟性でBASE・STORESを大きく上回る
- BasicプランからスタートしてCVR・月商を見ながら上位プランへ移行するのが合理的
- 構築の5ステップ(アカウント→テーマ→商品登録→決済→テスト)をセルフでも2週間で完了できる
- 商品ページのCVR設計と集客導線の準備が売上に直結する最重要ポイント
- 外注費は30〜150万円が相場。要件を明確にして見積もりを比較する
「Shopifyの構築を一から支援してほしい」「SNS集客と連動した設計まで含めて依頼したい」という方は、ぜひsolezoreにご相談ください。Shopify構築からTikTok・SNS連動設計までワンストップでご支援します。
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