YouTubeショートで収益化するには?条件・申請と最短で達成する正解

YouTubeショートで収益化するには?条件・申請と最短で達成する正解 YouTubeショート
SNSアカウント無料診断|TikTok・Instagram・Xの伸びしろを現役クリエイターが無料でレポート

「登録者は増えてきたのに、収益化の条件がどれを指しているのか分かりません」「申請したら審査に落ちて、理由が書かれていませんでした」――収益化については、この2つのご相談をよくいただきます。

先に結論をお伝えすると、条件が分かりにくいのは説明が不親切だからではなく、参加できる段階が2つあり、それぞれ別の条件を持っているためです。片方は登録者500人から、もう片方は1,000人から。使える機能も、入ってくるお金の性質も違います。この2つを混ぜて調べると、いつまでも噛み合いません。

solezoreでは、収益化を運転免許の取得に例えて説明しています。仮免許で走れる範囲と、本免許で走れる範囲が違うのと同じ構造です。どちらを目指しているのかを先に決めると、やることがはっきりします。

この記事では、2つの段階と条件の数え方から、申請の手順、審査で落ちる理由、収益の配分の仕組み、金額の目安、そして事業者にとっての位置づけまでを、運用を代行している立場から順に解説します。

収益化までの段
1
500人の段
一部の機能が先に開く。ここまでは比較的早い
2
1,000人の段
広告の分配が入る。条件の数え方でつまずく人が多い
3
申請
手順そのものは短い。落ちるのは中身の問題
4
継続
通った後も条件を割ると止まる

収益化の2つの段階|500人と1,000人

結論: 参加の段階は2つあります。登録者500人から入れる段階と、1,000人から広告収入の分配を受けられる段階です。使える機能が違うため、目指す先を先に決めます。

条件を並べるところから始めます。

2つの段階の条件と、どちらを使うか

段階登録者追加の条件使えるもの
500人の段階500人直近90日に3本以上の公開+総再生時間3,000時間、またはショート視聴300万回視聴者からの支援・メンバーシップ・買い物機能
1,000人の段階1,000人総再生時間4,000時間(12か月)、またはショート視聴1,000万回(90日)上記+広告収入の分配

出典はいずれもYouTubeヘルプです。数字だけを見ると500人の段階は達成しやすく見えますが、総再生時間3,000時間という条件は、ショートだけを出しているチャンネルにはほぼ届きません。ショート視聴300万回のほうを狙うことになります。

条件は「または」で結ばれています。長い動画を出しているチャンネルは総再生時間、ショート中心のチャンネルは視聴回数を使う形です。

どちらか片方を満たせば足りるため、両方を同時に追う必要はありません。ショート中心で運用しているなら、視聴回数の側だけを見ていれば判断できます。

視聴者からの支援を受け取る機能、月額のメンバーシップ、動画に商品を並べる買い物機能。この3つが使えるようになります。

商品を持っている事業者にとっては、買い物機能が使えるようになる点が最も大きいです。広告収入を待つより、こちらのほうが先に売上に触れます。

条件の数え方|つまずきやすい3点

数え間違えやすい3つ
01
期間の区切り
直近の一定期間で数える。過去の合計ではない
02
対象になる再生
ショートと通常の動画で数え方が違う
03
削除した動画
消すと、その分の実績も消える

結論: 数え方で誤解が起きるのは、期間の区切り、削除した動画の扱い、そして非公開にした動画の扱いの3点です。ここを取り違えると、達成しているつもりで届きません。

細かい話ですが、届く時期が数か月変わります。

期間は動く・削除と非公開の扱い

ショートの視聴回数は「直近90日」で数えます。つまり、91日前の再生は数から外れていきます。

3か月かけて300万回に届いたとしても、その間ずっと投稿が止まっていれば、古い分から落ちていきます。達成の直前で投稿を止めると、いつまでも届きません。 総再生時間の4,000時間も同じで、こちらは直近12か月です。

削除した動画の再生は、条件の数から外れます。誤字に気づいて上げ直した動画も、それまでの分は消えます。

非公開や限定公開にした場合も同様に扱われます。整理のつもりで古い動画をまとめて非公開にすると、条件が遠のく場合があります。整理は達成した後で構いません。

申請の手順|5ステップ

申請の流れ
1
条件を満たしているか確認
画面上の表示で足りているかを見る
2
規約に同意する
内容を読んでから
3
支払いの情報を登録する
名義の一致を確認。ここで止まる人が多い
4
税の情報を出す
未提出だと支払いが保留される
5
審査を待つ
数日から数週間。この間は投稿を続ける

結論: 申請そのものは管理画面から進めます。手順は5つで、詰まるのはAdSenseとの紐づけと本人確認です。

やることは多くありません。

申請前に揃えるもの

先に用意しておくものが3つあります。

  1. 2段階認証を有効にしたGoogleアカウント
  2. AdSenseのアカウント(無ければ申請の途中で作れます)
  3. 住所を確認できる状態。後日、郵送で確認コードが届きます

3番目を見落とすと、審査に通っても支払いが始まりません。住所の確認は申請と同時に進めておくほうが、待ち時間が短くなります。

申請の流れ・審査中にやること

管理画面の収益受取のページから進みます。

  1. 参加できる状態になると、管理画面に案内が表示されます
  2. 規約に同意します
  3. AdSenseのアカウントを紐づけます
  4. 審査を待ちます。数日から1か月ほどです
  5. 承認後、広告の形式や収益の受け取り方を設定します

審査の期間には幅があります。1週間で通ることも、1か月かかることもあり、時期によって変わります。

審査の間も、投稿は続けます。止める理由はありません。

むしろ、審査中に投稿が止まっているチャンネルは、承認後の立ち上がりが遅くなります。条件を満たした時点が終わりではなく、そこからが本番だと考えておくほうが実態に合います。

審査で落ちる理由

落ちたとき、どこを疑うか
審査が通らない
他人の素材を使っている
音源・映像・画像のいずれかに権利の問題
同じ内容の繰り返し
使い回しと判断される形になっていないか
中身が薄い
独自の説明や見せ方が無いと判断された
規約に触れる表現
誇大な表現や、扱えない題材

結論: 落ちる理由の大半は、他人の素材をそのまま使っていることと、内容の使い回しです。数字を満たしていても、この2つがあると通りません。

理由が具体的に書かれないため、心当たりを潰していく形になります。

最も多いのは再利用

他のチャンネルの動画を切り抜いたもの、テレビや映画の一部、素材集の映像をつなげただけのもの。これらは自分で作った内容とみなされません。

音源も同じです。権利を確認していない曲を使っていると、その動画だけでなくチャンネル全体の評価に影響します。再利用と判断されると、再申請までに30日待つことになります。

そのほかの理由

コミュニティガイドラインの違反警告が残っている場合も通りません。過去の警告は一定期間で消えるため、消えるのを待ってから申請する形になります。

同じ内容を少しだけ変えて量産している場合も、審査で止まります。テロップだけ差し替えた動画を10本並べる作り方は、本数は稼げますが承認からは遠のきます。

警告が残っているかは、管理画面で確かめられます。

ショートの収益の仕組み|配分45%

結論: ショートの広告収入は、個別の動画に紐づきません。ショートフィード全体の広告収入をまとめ、音楽の利用料を引いた残りから配分される仕組みです。

長い動画とは考え方がまるで違います。

プールしてから配る

ショートフィードに流れた広告の収入は、いったんまとめられます。そこから使われた音楽の利用料が差し引かれ、残った分がクリエイターに配られます。配分の割合は45%とされています(出典:YouTubeヘルプ)。

長い動画は、その動画に付いた広告の収入が直接紐づきます。ショートはそうなっていません。だから、1本がどれだけ稼いだかを正確に切り出すことはできません。

音楽を使うと配分が下がる・収益の受け取り

音楽を使った動画は、利用料の分だけ取り分が減ります。使わない動画のほうが、同じ再生数に対する金額は大きくなります。

とはいえ、無音の動画は最後まで見られません。金額のために音楽を外すより、視聴が伸びる作りを優先するほうが総額では上回ります

支払いは月ごとにまとまり、AdSenseの支払基準額に達した時点で振り込まれます。日本では8,000円が基準です。

達しない月は繰り越されます。始めたばかりの時期は数か月分がまとまって入る形になり、月ごとの金額を見て一喜一憂する意味はほとんどありません。

いくらになるか|再生数と金額の関係

ショートと通常の動画で、単価が違う
ショート
1再生あたりは小さい
本数と再生数で積む
視聴時間が短いぶん単価も低い
通常の動画
1再生あたりは大きい
制作の負担も大きい
広告の入る箇所が多い

結論: ショートの単価は長い動画より低くなります。目安を他社の数字で置かず、自社の実績が3か月たまってから判断するほうが確実です。

金額の話です。

単価の考え方

1,000回の再生に対していくら入るかという指標で見ますが、この数字は業種、視聴者の国、時期で大きく変わります。

同じ再生数でも、視聴者の多くが海外の場合は金額が下がります。日本国内向けの内容であれば国内の視聴者が中心になるため、この点は比較的読みやすくなります。

他社が公開している金額をそのまま自社に当てはめると、ほぼ外れます。 3か月分の実績が出てから、自社の水準として使うのが確実です。

事業者にとっての比較

商品やサービスを持っている場合、同じ再生数から得られる金額は自社の売上のほうが桁違いに大きくなります。

たとえば10万回再生された動画から商品ページへ200人が進み、そのうち10人が5,000円の商品を買えば5万円です。広告収入で同じ金額に届くには、はるかに多い再生が要ります。

経路10万回再生から得られるもの
広告収入の分配数千円から数万円の範囲。時期と視聴者層で変わる
自社商品への誘導送り先と単価しだいで数万円から数十万円
問い合わせへの誘導1件の受注が数十万円になる業種もある

この比較をしたうえで、それでも分配を目指すかを決めます。

最短で条件を満たす進め方

条件までの進め方
1
型を1つ決める
当たった型を繰り返すのがいちばん早い
2
本数を確保する
週3本を切ると、条件の期間内に積み上がらない
3
削除しない
消すと実績も消える。非公開にする
4
数字は月1回だけ見る
毎日見ても打ち手は変わらない

結論: 最短の道は、当たる動画を狙うことではなく本数を確保することです。週3本を6か月続けたチャンネルのほうが、月2本で1年続けたチャンネルより先に届きます。

現実的な進め方を並べます。

本数と期間の目安

ショート視聴300万回を90日で達成するには、1日あたり3万3,000回ほどの視聴が要ります。週3本の投稿で、1本あたり平均3万回まで伸びれば見えてくる水準です。

1,000万回となると、桁が変わります。週3本の投稿で平均10万回、あるいは数本が数十万回まで伸びる必要があり、1年以上かかるチャンネルのほうが多いのが実際です

遠回りに見えて早い手

  1. 伸びた動画の型を洗い出す。10本たまった時点で、上位3本の共通点を探します
  2. その型で次の10本を作る。中身を差し替えるだけで、構成は変えません
  3. 伸びなかった型は捨てる。もったいないと思っても、続けると本数を無駄にします

当たった1本を再現しようとするより、伸びなかった型を捨てるほうが速く進みます。

捨てた型は記録に残しておきます。

事業者にとっての収益化の位置づけ

事業でやるなら、収益化は3番目
01
1番目|集客
見た人が問い合わせや来店につながる。金額が桁で違う
02
2番目|認知
名前で探される状態を作る。営業が楽になる
03
3番目|広告の分配
額としては小さい。目的にすると本数だけ増える

結論: 事業者にとって、収益化は目的ではなく通過点です。条件を満たすまで運用が続いた、という事実のほうに意味があります。

ここは考え方の話です。

広告収入に寄せると内容が変わる・使い道は信用のほう

「収益化さえすれば運用の費用が回収できる」と思われがちですが、実際にはそうなりません。広告収入で月30万円の運用費を賄うには、相当な規模が要ります。

さらに問題なのは、広告収入を狙い始めると内容が変わることです。再生されやすい話題に寄り、自社の商品と関係のない動画が増えていきます。視聴者は集まるのに、集まった人が客ではないという状態がここから生まれます。

収益化されているという事実は、外から見たときの信用になります。採用の場面、取引先への説明、社内での継続の判断。こうした場面で使えます。

金額としては小さくても、この用途では確かに働きます。事業者の場合、収益化を運用継続の材料として扱うほうが実態に合っています。

収益化した後に起きること

結論: 承認後に増えるのは、収入だけではありません。税務の処理と、ポリシー違反への注意が新しく必要になります。

先に知っておくと慌てません。

お金まわりの処理・収益化が止まる場合

法人のチャンネルであれば、収入は雑収入などで処理します。個人で運用している場合は、確定申告の対象になる金額かどうかを確認することになります。

支払いは海外からの送金という形をとるため、経理の担当者に事前に伝えておくとやりとりが減ります。

承認後も、ポリシー違反があれば収益化は止まります。止まる理由で多いのは、音源の権利と、他者の映像の使用です。

一度止まると、再開までに時間がかかります。承認された後のほうが、素材の管理は厳しくしておく必要があります。 使ってよい音源の一覧を作り、担当者が替わっても参照できる場所に置いておく運用が現実的です。

solezoreの支援事例|業種別の進め方

結論: solezoreでは、収益化を目標に置くかどうかを最初に決めます。ここでは2つの業種で、どちらを選んだかを紹介します。

音楽|収益化を目標に置いた例

インディーズのレーベルから相談をいただきました。所属するアーティストの認知を広げたいという目的で、商品はデジタル配信が中心でした。

この場合、動画から直接売れる金額が小さく、広告収入と支援機能のほうが積み上がります。そこで500人の段階を最初の目標に置き、ショート視聴300万回を狙う形にしました。

投稿は週4本。ライブの映像を切り出した素材が大量にあったため、本数の確保が容易でした。5か月目に500人の段階を通過し、支援機能とメンバーシップを開始しています。

商材によっては、収益化を先に取ったほうが素直に回ることもあります。

アプリ|収益化を目標から外した例

業務用のアプリを提供する会社です。単価が高く、契約は法人向け。動画から直接売れる商材ではありません。

数字を見ると、再生数は月20万回を超えていましたが、視聴者の大半は一般の個人でした。この層をいくら集めても、契約には結びつきません。

そこで収益化を目標から外し、法人の担当者に向けた内容へ切り替えています。再生数は月6万回まで落ちましたが、資料請求は月3件から月11件に増えました。

「数字が下がって不安でしたが、問い合わせの中身が変わりました」という言葉が、担当の方から出ています。

よくある質問

Q. YouTubeショートの収益化には何人の登録者が必要ですか?

A. 2つの段階があり、500人から入れる段階と、1,000人から広告収入の分配を受けられる段階に分かれています。500人の段階では視聴者からの支援やメンバーシップ、買い物機能が使えます。商品を持っている事業者であれば、買い物機能が使える500人の段階でも十分に意味があります。

Q. ショートだけで収益化できますか?

A. できます。総再生時間の条件はショートだけでは届きにくいため、ショート視聴回数のほうを使います。500人の段階なら直近90日で300万回、1,000人の段階なら1,000万回です。どちらも「または」の条件なので、長い動画を出す必要はありません。

Q. 審査に落ちたら、いつ再申請できますか?

A. 内容の再利用が理由で不承認になった場合、再申請までに30日待つことになります。落ちる理由の多くは他人の素材の使用と内容の使い回しなので、その間に該当する動画を確認し、自分で作った内容に入れ替えます。数字が足りていて落ちた場合は、ほぼこの2つです。

Q. ショートの収益はどのくらいになりますか?

A. 視聴者の国や時期で大きく変わるため、他社の数字を当てはめると外れます。3か月分の自社の実績が出てから判断するのが確実です。商品を持っている事業者であれば、同じ再生数から得られる金額は自社の売上のほうが大きくなるため、広告収入を主目的に置く意味は薄くなります。

Q. 音楽を使うと収益は減りますか?

A. 減ります。ショートの収益は広告収入をまとめてから音楽の利用料を差し引き、残りの45%が配分される仕組みだからです。ただし無音の動画は最後まで見られないため、金額のために音を外すのは本末転倒になります。視聴が伸びる作りを優先するほうが、総額では上回ります。

Q. 収益化した後に気をつけることはありますか?

A. 素材の管理です。ポリシー違反があると収益化は止まり、再開までに時間がかかります。止まる理由で多いのは音源の権利と他者の映像の使用なので、使ってよい音源の一覧を作り、担当者が替わっても参照できる場所に置いておきます。あわせて、収入の経理処理を事前に担当者へ伝えておくと、後のやりとりが減ります。

まとめ

YouTubeショートの収益化について、要点を整理します。

  • 段階は2つ。登録者500人からと、1,000人から広告収入の分配
  • 500人の段階でも支援・メンバーシップ・買い物機能が使える
  • ショート中心なら、総再生時間ではなく視聴回数の条件を使う
  • 期間は動く。直近90日なので、達成の直前で投稿を止めると届かない
  • 削除・非公開にした動画の再生は条件の数から外れる
  • 審査で落ちる理由の大半は、他人の素材の使用と内容の使い回し
  • ショートの収益はプールしてから配分。割合は45%
  • 支払いは8,000円から。達しない月は繰り越される
  • 事業者にとっては通過点。広告収入に寄せると内容がずれる
  • 収益化されている事実は、採用や取引先への説明で信用になる

本文で触れなかったことを1つ足します。収益化の条件を追いかけている間は、動画の内容を変えないほうが結果的に早く着きます。 条件が近づくと、伸びやすい話題に寄せたくなりますが、そこで視聴者層が入れ替わると、承認された後に商品の話が届かなくなります。

やらないほうがよいこともあります。達成の直前に投稿を止めること、古い動画をまとめて非公開にすること、同じ内容を少しだけ変えて量産すること。この3つは、いずれも達成を遠ざけます。

次の一歩は、自分のチャンネルがどちらの段階を狙うのかを決めるところからです。500人と1,000人では、必要な期間が半年以上変わります。

solezoreでは、条件の達成に向けた投稿設計から、承認後の運用、商品への導線づくりまでを承っています。いまの数字でどちらの段階が現実的かを見るところだけ、というご依頼もお受けしています。

この記事を書いた solezore に相談する

記事に書ききれない具体策・料金・事例は、無料相談で。SNS/EC/SEO の領域別に専門家が対応します。

無料相談を申し込む サービス一覧を見る
無料相談
タイトルとURLをコピーしました