TikTokアカウントの作り方|どの登録方法がいい?作れない原因と初期設定

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「登録の画面まで来たのに、電話番号とメールアドレスのどちらで進めればいいか迷って手が止まりました」「作ったはずのアカウントにログインできず、半日つぶれてしまいました」――TikTokのアカウント作成については、この2つのご相談をよくいただきます。

結論からお伝えすると、作成そのものは3つの手順で、作業時間は10分もあれば終わります。登録方法を選び、生年月日とユーザー名を設定し、プロフィールを整える。ただし、1つの電話番号・メールアドレス・SNSアカウントには1つのTikTokアカウントしか登録できず、13歳未満は利用できません。この2つを知らずに進めると、途中で止まります。

solezoreでは、アカウント作成でつまずく原因の多くは操作の複雑さではなく、登録方法の選び方と、作成前に決めておくべきことを飛ばしてしまう点にあると考えています。

この記事では、作成の手順、登録方法の選び方、作れないときの対処、アカウントの種類、作成前に決めること、プロフィールの作り方、開設直後の動き方、複数アカウントの扱いまでを、実際に支援している立場から解説します。

アカウント作成の3ステップ
1
登録方法を選ぶ
電話番号・メールアドレス・一部のSNSから1つ
2
生年月日とユーザー名を設定する
生年月日は年齢確認に使われる
3
プロフィールを整えて最初の投稿を出す
空のままだと訪れた人が離れる
  1. TikTokアカウントの作り方|結論は10分・3ステップ
    1. 作成にかかる時間と、最初に決まること
  2. 登録方法ごとの手順|アプリ・パソコン・スマホのブラウザ
    1. アプリでの登録手順
    2. パソコン・スマホのブラウザでの登録手順
    3. 登録方法の選び方|電話番号・メール・SNSの使い分け
    4. 年齢の要件
  3. 作れないときの対処|公式が案内する確認の順番
    1. 公式が案内する3つの確認
    2. それでも作れないときのフィードバック
  4. アカウントの種類と選び方|一般・認証済みビジネス・組織の違い
    1. 3つの種類と、それぞれで使えるもの
    2. 認証済みビジネスアカウントへの切り替えと、頻繁な切り替えを避ける理由
  5. アカウント作成の前に決めること|名前・発信内容・遷移先
    1. 名前は変えない前提で決める
    2. 何のアカウントかを1行で決める
    3. 遷移先を先に決める
  6. プロフィールの作り方
    1. 3つの要素
    2. アイコンと表示名・リンクの設定
  7. 最初にやる設定
    1. コメントの管理と、保存を許すかどうか
    2. 生年月日と地域の確認
  8. 開設直後にやること
    1. 投稿を3本ためてから始める・最初の1か月は正解探し
    2. 揃えておく道具と時間
    3. やってはいけないこと
  9. 複数アカウントの扱い
    1. 分けるかどうかの基準・切り替えの方法
  10. つまずきやすい点
    1. 担当者個人の情報で作る・名前を後から変える
    2. 登録方法は後から自由に変えられると思い込む
  11. solezoreの支援事例|業種別の進め方
    1. 宿泊|名前の設計に1週間かけた
    2. 医薬品|表現の確認体制を作ってから開設した
  12. よくある質問
  13. まとめ

TikTokアカウントの作り方|結論は10分・3ステップ

結論: TikTokアカウントの作成は、登録方法を選ぶ・生年月日とユーザー名を設定する・プロフィールを整えるの3ステップで、作業時間は10分程度です。

ここが本題です。

作成にかかる時間と、最初に決まること

アプリをダウンロードしてから最初の画面が表示されるまでが約10分です。この時点で決まるのは、ログインに使う方法・生年月日・ユーザー名の3つだけで、プロフィールや投稿の内容はあとから何度でも直せます。

「10分で終わるなら、深く考えずに始めても大丈夫」と思われがちですが、ユーザー名と登録方法だけは変更に制限があり、最初の選び方が後々まで残ります。次の章から、登録方法ごとの手順を具体的に見ていきます。

登録方法ごとの手順|アプリ・パソコン・スマホのブラウザ

結論: 登録はアプリ・パソコン・スマホのブラウザの3通りがあり、電話番号かメールアドレス、一部のSNSアカウントのいずれかで進めます。会社として使うなら、共有のメールアドレスを選ぶと引き継ぎやすくなります。

それぞれの流れを見ます。

アプリでの登録手順

App StoreかGoogle Playからアプリをダウンロードし、アプリを開いて登録方法を選びます。TikTokサポートの「アカウントを作成」ページに示されているのは、①App StoreかGoogle Playからダウンロードする ②アプリを開く ③登録方法を選び、案内に従って作成する、の3手順です(2026年9月19日確認)。登録方法は、電話番号・メールアドレス・一部のSNSアカウントから選びます。

会社として使う場合は、担当者個人のSNSアカウントではなく、会社で管理しているメールアドレスか電話番号を選ぶほうが安全です。理由は次のH3で詳しく説明します。

パソコン・スマホのブラウザでの登録手順

アプリを入れずに登録することもできます。パソコンのブラウザ(Desktop Web)では、ログイン画面下部の[登録]からメールアドレス・電話番号・SNSアカウントを選び、プロフィールを記入してユーザー名を設定します。スマートフォンのブラウザ(Mobile Web)では、[自分]のタブから同じ流れで登録できます。

共有パソコンから複数人でアカウントを管理する場合、ブラウザ版のほうが個人の端末に依存せず引き継ぎやすいという利点があります。ただし、投稿や通知の一部はアプリ版のほうが機能が揃っているため、日常の運用はアプリに移すのが現実的です。

登録方法の選び方|電話番号・メール・SNSの使い分け

「どれで登録すればいいか分からない」というご相談もよくいただきます。TikTokサポートは「各電話番号、メールアドレス、SNSアカウントは、1つのTikTokアカウントにのみ登録できます」と明記しています(2026年9月19日確認)。電話番号やメールアドレスとアカウントの結び付きは、1本の鍵で開けられる部屋が1つだけなのと同じです。同じ鍵を複製しても、2つ目の部屋には使えません。

もう1つ大事な制限があります。TikTokサポートは「Instagramおよび X(旧Twitter)では新規登録できません」とも案内しています。以前 X で登録して作られたアカウントは引き続きログインできる可能性がありますが、これから新しく作る場合の選択肢には含まれません。

事業用アカウントには、会社で管理している電話番号かメールアドレスを使います。個人のSNSアカウントとの連携は、退職や異動があったときに管理者が変更できなくなるため避けます。ログインやパスワードの再設定に使うため、有効なメールアドレスと電話番号の両方を登録しておくと、あとで困りにくくなります。

年齢の要件

TikTokサポートの「保護者向け情報」には、「TikTokアカウントは、13歳以上の方(または当社のプライバシーポリシーおよび利用規約に定められたその他の年齢要件を満たす方)がご利用いただけます」と記載されています(2026年9月19日確認)。

生年月日は、収益化の申請など年齢を確かめる場面で使われます。後から実態と違うと分かると手続きが止まるため、正確に入力します。

登録方法は3つ
01
電話番号
届いた認証コードで確認する
02
メールアドレス
パスワードの再設定に使える
03
一部のSNSアカウント
InstagramとXは新規登録には使えない
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作れないときの対処|公式が案内する確認の順番

結論: 登録できないときは、アプリの再起動、ログイン方法の確認、以前のアカウントとの重複確認の順に確かめます。TikTokサポートが案内しているのはこの3点とフィードバックの送信だけです。

順番に見ていきます。

公式が案内する3つの確認

TikTokサポートの「アカウントを作成」ページは、作れないときの対処として次の3つを挙げています(2026年9月19日確認)。

  1. アプリを再起動する:一時的な通信の不具合で止まっていることがあります
  2. アカウントが1つのログイン方法だけに紐付いているか確かめる:別のアカウントで使っている電話番号・メールと重なっていないかを見ます
  3. 同じログイン方法で、以前のアカウントにログインしていないか確かめる:新しいアカウントは、別のログイン方法で作る必要があります

この3つを順番に試しても解決しない場合は、TikTok側の一時的な制限や、入力内容の誤りが原因になっていることもあります。

それでも作れないときのフィードバック

3つの確認を試してもアカウントを作成できない場合、TikTokサポートは登録方法とエラー画面のスクリーンショットを添えてフィードバックを送ることを案内しています。

「何度も同じ操作を繰り返せば通る」と思われがちですが、同じ入力を繰り返しても結果は変わりません。エラーの内容を控えてから問い合わせるほうが、解決までの時間が短くなります。社内で複数人が同じ電話番号やメールアドレスを使い回そうとして作れないというご相談も多いため、まずは前の章の登録方法の選び方を確認してください。

作れないときに確認する順番
1
アプリを再起動する
一時的な通信の不具合はこれで直ることがある
2
ログイン方法を確認する
1つの方法だけに紐付いているか
3
以前のアカウントを確認する
同じ方法で過去にログインしていないか
4
フィードバックを送る
登録方法とエラー画面のスクショを添える

アカウントの種類と選び方|一般・認証済みビジネス・組織の違い

結論: TikTokには一般・認証済みビジネス・組織の3種類のアカウントがあり、収益化やインサイトは一般アカウントでも使えます。違いの本丸は使える音源とプロフィールのリンクです。

違いを整理します。

3つの種類と、それぞれで使えるもの

「ビジネスアカウントに切り替えないと分析画面や広告が使えない」と思われがちですが、TikTokサポートの「TikTokのアカウントタイプ」を確認すると、実態は違います(2026年9月19日確認)。種類は一般TikTokアカウント(個人アカウントとも呼ぶ)・認証済みビジネスアカウント・組織アカウントの3つです。

収益化プログラム・一般楽曲ライブラリと商用楽曲ライブラリ・TikTok Studioのインサイト(公開投稿が1件以上必要)・プロモート(広告ツール)・LIVEは、いずれも一般アカウントのまま使えます。差が出るのは、プロフィールへのウェブサイトリンクです。一般アカウントはフォロワー1,000人以上という条件が付きますが、認証済みビジネスアカウントは設置できます。もう1つの差は音源で、認証済みビジネスアカウントは商用楽曲ライブラリ(CML)のみを使い、一般楽曲ライブラリの楽曲は商用利用が許可されていないため使えません。

項目一般アカウント認証済みビジネスアカウント
収益化プログラム使える(地域・条件あり)対象外のものがある(再生数に応じた報酬は一般アカウントのみ)
使える音源一般楽曲+商用楽曲ライブラリ商用楽曲ライブラリのみ
TikTok Studioのインサイト使える(公開投稿1件以上)使える(ビジネススイート)
プロモート(広告ツール)使える使える
プロフィールのリンクフォロワー1,000人以上で設置可設置できる

組織アカウントの対象となるのは、TikTok Shopセラーセンターなど特定のビジネスプラットフォームを使う事業者です。複数のメンバーで1つのアカウントを管理でき、管理者がログイン権限を出し入れできますが、全地域で使えるわけではありません。個人や少人数のチームで運用する場合、選択肢に入るのは一般アカウントと認証済みビジネスアカウントの2つです。

認証済みビジネスアカウントへの切り替えと、頻繁な切り替えを避ける理由

切り替えは、[プロフィール]→[☰]→[設定とプライバシー]→[アカウント]→[ビジネス認証]から手順に従って進めます。認証には最大5営業日かかることがあり、認証が完了しないと一般アカウントへ自動的に戻ることもあります。

TikTokサポートは「認証済みビジネスアカウントと一般TikTokアカウントを頻繁に切り替えることは推奨されていません」と述べたうえで、「ビジネスをプロモートし、かつ個人的なコンテンツも投稿したい場合は、2つの別々のアカウントを使用することをおすすめします」と案内しています。事業の発信と担当者個人の投稿を両方したい場合、1つのアカウントを行き来するより、最初から2つに分けたほうが公式の推奨に沿います。

すでに一般アカウントで運用している場合は、切り替える前に、これまでの投稿で使った音源を確認しておきます。認証済みビジネスアカウントでは、一般楽曲ライブラリの楽曲が使えないためです。再生数に応じた報酬(Creator Rewards)も一般アカウントだけが対象なので、収益化を狙う個人の発信は一般アカウントに残します。

認証済みビジネスアカウントに切り替えるか
事業の発信をしたい
→
個人の投稿もしたい
1つで行き来せず、2つの別々のアカウントに分ける(公式のおすすめ)
プロフィールにリンクを置きたい・フォロワーが1,000人未満
認証済みビジネスアカウントに切り替える
一般楽曲で作った過去の投稿を残したい
切り替え前に使用した音源を確認する
いまのところ困っていない
一般アカウントのままでよい

アカウント作成の前に決めること|名前・発信内容・遷移先

結論: 作成の前に決めるのは、アカウント名・何を発信するアカウントか・遷移先の3つです。とくにアカウント名は、後から変えると検索での見つかりやすさが一度リセットされます。

ここが本題です。

名前は変えない前提で決める

アカウント名には、表示名とユーザー名の2つがあります。表示名は自由に変えられますが、ユーザー名は変更が制限されており、変えると影響が残ります。アカウント名を後から直すのは、いわば表札を掛け替えるようなものです。掛け替えた直後は、探しに来た人が別の家だと思って通り過ぎることがあります。

ブランド名をそのまま入れるのが基本です。動画を見た人が社名やブランド名で検索したときに、見つからないアカウントでは指名検索に繋がりません。同じ名前が既に使われている場合、記号や地域名を足します。ただし、複雑になりすぎると覚えられません。読んで一度で入力できる範囲に収めます。

何のアカウントかを1行で決める

何を発信するアカウントかを、1行で言えるようにします。商品の使い方を伝えるのか、店の雰囲気を見せるのか、社員の日常を出すのか。ここが曖昧なまま始めると、投稿の内容が毎回ぶれます。

内容がぶれると、おすすめ表示の精度も下がります。システムが、誰に配信すればよいアカウントかを判断できなくなるためです。決めた1行は、プロフィールにそのまま置きます。

遷移先を先に決める

動画を見た人をどこへ送るのか。自社サイト、TikTok Shop、公式LINE、予約ページ。ここが決まっていないアカウントは、動画が伸びたときに受け皿がありません。開設の時点で、少なくとも1つは用意します。

会社のトップページを設定するのは避けます。そこから商品にたどり着けずに離脱するためです。商品ページか、専用のページを用意します。

プロフィールの作り方

結論: プロフィールに書くのは、何をしている会社か・誰のための商品か・次にどこへ行けばいいかの3つです。動画を見て気になった人が最初に見る場所なので、ここが空だとフォローされません。

短い文字数で伝えます。

3つの要素

1行目に、何をしている会社かを書きます。業種と扱う商品が分かる形です。2行目に、誰のためかを書きます。「30代からの肌悩みに」「一人暮らしのごはん」といった形で、読んだ人が自分ごとにできる文にします。3行目に、次の行動を書きます。リンクの説明です。「商品はこちら」「予約はプロフィールのリンクから」。

アイコンと表示名・リンクの設定

アイコンは、小さくても判別できるものにします。細かいロゴは、スマートフォンの画面では潰れます。表示名には、検索されやすい言葉を含めます。ブランド名だけでなく、「◯◯(革製品のブランド)」のように補足を入れると、検索で見つかりやすくなります。

プロフィールに設置できるリンクは、基本的に1つです。複数を並べたい場合は、リンクをまとめるページを使う方法もあります。ただし、選択肢が増えるほどタップ率は下がります。1つに絞るほうが、多くの場合で結果は良くなります。フォロワーが1,000人未満の一般アカウントでリンクを設置したい場合は、前の章で触れた認証済みビジネスアカウントへの切り替えも選択肢になります。

プロフィールで決まる3つ
01
1行目
何屋か。ここだけで見送られる
02
誰向けか
自分に関係あると分かる形で
03
行き先
1つに絞る

最初にやる設定

結論: 開設直後に確認するのは、コメントの管理・保存を許すか・生年月日と地域の3つです。とくにコメントの設定は、公開後のトラブルを防ぐために先に決めておきます。

見落とされやすい設定を挙げます。

コメントの管理と、保存を許すかどうか

コメントを許可するか、特定の語を含むコメントを自動で非表示にするか。設定画面で決められます。企業アカウントでは、フィルターに商品名の誤用や、競合の名前を入れておくと管理が楽になります。

コメントを完全に閉じるのは避けます。コメント数はおすすめ表示の判断材料の1つであり、閉じると伸びにくくなります。

自分の動画を、他の人が保存できるようにするかを決めます。保存されることは、多くの場合で有利に働きます。シェアの経路が増えるためです。ただし、無断で他のアカウントに転載されるリスクもあります。商品の紹介動画なら、保存を許可しておくほうが広がりやすくなります。

生年月日と地域の確認

登録した生年月日と地域が、実態と合っているかを確認します。ここがずれていると、配信される相手が意図と違ってきます。後から変更できない項目もあるため、開設時に正しく設定します。

事業として運用するなら、投稿を始める前にプロフィールへの導線とあわせてこの2点を見直しておくと、あとで作り直す手間が減ります。

開設直後にやること

結論: 開設したら、投稿を始める前にプロフィールを完成させ、最初の3本を用意します。空のアカウントに人が来ても、フォローには繋がりません。

最初の2週間の動き方です。

投稿を3本ためてから始める・最初の1か月は正解探し

1本目を投稿する前に、3本用意しておきます。最初の動画で興味を持った人がプロフィールを見に来たとき、動画が1本しかないと判断材料になりません。3本あれば、どんなアカウントかが伝わります。

開設直後の再生数は、ほとんど伸びません。これは普通のことです。この期間は、型を探す時間と割り切ります。競合や人気アカウントを20件ほど見て、伸びている動画の型を3つ抜き出し、そのまま試します。

数字に一喜一憂せず、本数を出すことに集中します。週3本なら、開設から30日で12本。ここから傾向が見え始めます。

揃えておく道具と時間

開設に費用はかかりませんが、続けるための準備は要ります。必要なのは、三脚・照明・外部マイクの3点です。合計2万円ほどで揃います。高いカメラは要りません。TikTokは縦型でスマートフォンから見られるため、画質の差が伝わりにくいためです。

人の時間は、担当者1人で週に10時間ほど見ておきます。撮影に4時間、編集に4時間、投稿と数字の確認に2時間。この時間が確保できるかが、内製で回せるかの分かれ目になります。

確保できない場合は、編集だけを外に出す形があります。月8万円から15万円で、月16本前後の編集を任せられます。開設の段階で体制まで決めておくと、3か月目に止まる事態を避けられます。

やってはいけないこと

開設直後にフォロワーを購入するのは避けてください。購入したフォロワーは動画を見ないため、反応率が下がります。開設したばかりのアカウントで反応率が低いと、その後の配信が伸びにくくなります。

相互フォローで数を増やす方法も同じです。届く相手の属性がずれていきます。最初の10本は、数字が出なくても型を変えずに出し切ります。

開設直後にやる設定
1
プロフィールを整える
3行の型に沿って埋める
2
連絡手段を1つ置く
複数だと迷わせる
3
通知を入れる
コメントに気づけないと初動を逃す
4
投稿を3本ためる
空のまま置くと、来た人が去る

複数アカウントの扱い

結論: ブランドが複数ある場合、視聴者層が重なるかどうかで分けるかを判断します。同じ層に向けたブランドなら、1つにまとめたほうが本数が集まり、伸びやすくなります。

分けるかどうかの判断です。

分けるかどうかの基準・切り替えの方法

顧客層が同じなら、まとめます。動画の本数が集まり、初速も安定します。顧客層が違うなら分けます。10代向けと50代向けの動画が同じアカウントから出ると、おすすめ表示の精度が下がり、どちらにも届きにくくなります。

ただし、分けた分だけ運用の手間は倍になります。担当者が1人なら、まとめる判断のほうが現実的です。複数アカウントを分けるのは、人を増やさずに支店をもう1つ出すことを思い浮かべてください。店が増えても、店員の数が変わらなければどちらも手薄になります。

もう1つの判断材料が、投稿の本数です。2つに分けると、1アカウントあたりの本数が半分になります。週3本を2つに分けると、それぞれ週1〜2本。この本数では、どちらのアカウントも当たる型が見つかりません。分けるなら、それぞれで週3本を出せる体制が前提になります。

同じアプリ内で、複数のアカウントを登録して切り替えられます。作れる数や切り替えられる数の上限は、TikTokサポートのページに具体的な記載がありません(2026年9月19日確認)。実務では、作れる数そのものより運用できる本数のほうが先に限界になります。何個まで作れるか、追加や削除の細かい手順まで知りたい場合は、複数アカウントを扱った記事で解説しています。

投稿の際に、アカウントを間違えないよう注意が要ります。実際に、社長の個人アカウントで会社の動画を出してしまった事例もあります。

分けるかどうか
アカウントを分けるか
→
話題が本当に混ざる
分ける価値がある
3つに絞れる
1つでよい
運用する人が1人
分けない。片方が必ず止まる
まだ始めたばかり
1つに集中する

つまずきやすい点

結論: つまずくのは、個人の情報で作ってしまう場合と、登録方法を自由に変えられると思い込む場合です。どちらも開設の時点で防げます。

繰り返し起きるものを挙げます。

担当者個人の情報で作る・名前を後から変える

個人の携帯番号やメールアドレスで作ると、その担当者が退職したときに引き継げません。

登録情報を変更できる場合もありますが、認証の段階で本人確認が求められることがあります。会社の共有メールアドレスで作るのが基本です。

ユーザー名の変更には制限があり、変えると検索での見つかりやすさに影響が出ます。すでに一定のフォロワーがいる状態で名前を変えると、以前の名前で探していた人が見つけられなくなります。変えるなら、投稿で告知してからにします。

動画が伸びても、プロフィールが空だとフォローされません。投稿を始める前に、3行のプロフィールとアイコン、リンクを設定しておきます。作業としては15分です。

登録方法は後から自由に変えられると思い込む

「電話番号で登録したが、あとでメールアドレスに変えればいい」と思われる方がいますが、1つの電話番号・メールアドレス・SNSアカウントは1つのTikTokアカウントにしか登録できません。複数の担当者が同じ電話番号を使い回そうとして、2つ目のアカウントが作れないというご相談も届きます。

会社として運用するなら、アカウントごとに専用のメールアドレスを用意しておくと、この種のつまずきを避けられます。

後から直せるものと、直せないもの
直せる
プロフィール文
行き先のリンク
認証済みビジネスへの切り替え
直しにくい
IDを何度も変える(外部リンクが切れる)
個人のメールで作った
登録方法を別のものに変える

solezoreの支援事例|業種別の進め方

結論: solezoreでは、アカウントの設計から開設、初期の運用までを支援しています。開設の作業は短時間で終わりますが、その前の設計に時間をかけます。

宿泊|名前の設計に1週間かけた

旅館から届いた相談です。すでに同名の施設が他県にあり、そのままの名前では区別がつかない状況でした。

検討したのは、地域名を入れるか、旅館の特徴を入れるかです。検索されたときにどう表示されるかを、いくつかの案で比べました。

最終的に、地域名を入れる形に決めています。この地域で温泉を探している人が検索したときに、見つかりやすくなるためです。

開設は10分で終わりましたが、名前を決めるまでに1週間かけています。後から変えられない部分だからです。

医薬品|表現の確認体制を作ってから開設した

相談をくださったのは一般用医薬品を扱う会社です。表現の制約が厳しく、社内でも慎重な意見がありました。

開設の前に、使える表現と使えない表現の一覧を作りました。あわせて、公開前に薬事の担当者が確認する工程を決めています。

この準備に3週間かけました。開設後は、迷わず投稿できる状態になっています。

担当者から「先に線を引いたから、社内の反対もなくなった」と言われました。制約の強い商材ほど、開設前の準備が動きやすさを決めます。

TikTokキャスティング・PR|1,000名超のクリエイターから起用

よくある質問

Q. アカウントは誰の名義で作ればいいですか?

A. 会社の共有メールアドレスか電話番号で作ってください。担当者個人の携帯番号やメールで作ると、退職時に引き継げなくなります。実際にフォロワーごと失った事例があります。

Q. 電話番号とメールアドレス、どちらで登録すればいいですか?

A. どちらでも作成できます。ログインやパスワードの再設定に使うため、可能であれば両方を登録しておくと安心です。1つの電話番号・メールアドレスは1つのアカウントにしか使えない点に注意してください。

Q. 何歳から作れますか?

A. TikTokサポートは「13歳以上の方(またはプライバシーポリシーおよび利用規約に定められたその他の年齢要件を満たす方)」が利用できるとしています。生年月日はアカウントの登録情報として使われるため、正確に入力してください。

Q. 登録できない・作成の途中でエラーが出るときはどうすればいいですか?

A. アプリの再起動、ログイン方法が1つに紐付いているかの確認、同じ方法で以前のアカウントにログインしていないかの確認の順に試してください。それでも解決しない場合は、登録方法とエラー画面のスクリーンショットを添えてTikTokにフィードバックを送ります。

Q. 認証済みビジネスアカウントに切り替えるべきですか?

A. 収益化やインサイト、プロモートは一般アカウントのままでも使えるため、必須ではありません。プロフィールにリンクを設置したい場合や、商用楽曲ライブラリだけで運用したい場合は切り替えを検討してください。認証には最大5営業日かかることがあります。

Q. アカウント名は後から変えられますか?

A. ユーザー名の変更には制限があり、変えると検索での見つかりやすさに影響が出ます。フォロワーがいる状態で変えると、以前の名前で探していた人が見つけられなくなります。最初に決めておくほうが安全です。

Q. 開設したらすぐ投稿すべきですか?

A. 投稿を3本用意してから始めてください。最初の動画で興味を持った人がプロフィールを見たとき、動画が1本しかないと判断材料になりません。プロフィールとリンクも先に設定します。

Q. ブランドごとにアカウントを分けるべきですか?

A. 顧客層が重なるならまとめてください。動画の本数が集まり、初速が安定します。10代向けと50代向けのように層が違う場合は分けます。ただし、運用の手間は倍になります。

Q. 開設直後にフォロワーを買うのはどうですか?

A. 避けてください。購入したフォロワーは動画を見ないため反応率が下がり、開設直後のアカウントではその後の配信が伸びにくくなります。

まとめ

TikTokアカウント作成について、要点を整理します。

  • 作成は3ステップ、作業時間は10分程度
  • 1つの電話番号・メールアドレス・SNSアカウントは1つのアカウントにしか登録できない。InstagramとXでは新規登録できない
  • 13歳以上でなければ利用できない
  • 作れないときは、再起動・ログイン方法の確認・過去のアカウントとの重複確認の順に試す
  • アカウントは一般・認証済みビジネス・組織の3種類。収益化やインサイトは一般アカウントでも使える
  • 認証済みビジネスアカウントが必要なのは、リンクの設置や商用楽曲ライブラリだけの運用を望む場合
  • 決めるのは、名前・何のアカウントか・遷移先の3つ
  • プロフィールは3行。何をしている会社か、誰のためか、次にどこへ
  • 投稿を3本ためてから始める

補足すると、開設を急ぐ必要はありません。

「まず始めてみましょう」と背中を押されることが多いと思いますが、名前と遷移先は後から直しにくい部分です。1週間かけて決めても、遅すぎることはありません。

逆に、決まらないまま何か月も止まっているなら、それは決めきれない理由が別にあります。誰に何を届けるかが定まっていない場合が多いので、そこから整理してみてください。

初期設定を終えたあと、投稿が続かずに止まるアカウントは多いです。続ける体制を先に決めたいなら、運用を任せた場合の費用の目安もあわせて見ておくといいです。

solezoreでは、アカウントの設計から開設、初期の運用までを支援しています。名前や遷移先の整理からでも構いませんので、現状をお聞かせください。

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後藤駿幸(株式会社solezore 代表取締役)

この記事の監修者

後藤駿幸

株式会社solezore 代表取締役

株式会社solezore 代表取締役。30万人規模のTikTokアカウントを現役で運営しながら、企業のSNS運用代行・TikTokキャスティング・EC販売支援を行う。記事は、自社と支援先の運用で実際に起きたことをもとに書いている。

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