Threadsのアカウント作成方法|InstagramかFacebookで作る手順と2つ目・削除の注意点

Threads
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「Threadsのアカウントは、Instagramを持っていないと作れないのでしょうか」「担当者の個人アカウントで作ってしまったのですが、作り直すべきでしょうか」――アカウント作成については、この2つのご相談をよくいただきます。

結論からお伝えすると、ThreadsのプロフィールはInstagramまたはFacebookのアカウントがあれば作成できます。Instagramヘルプセンター「Threadsでプロフィールを作成する」には、「Threadsプロフィールを作成するには、InstagramまたはFacebookアカウントでログインする必要があります。所有するInstagramアカウントおよびFacebookアカウントごとに1つのプロフィールをThreadsで作成できます」と明記されています(2026年9月19日確認)。作業そのものは5分ほどで終わり、時間をかけるべきは操作の手順ではありません。

solezoreでは、アカウントの開設を店舗の物件契約に近いものと考えています。内装は後から変えられますが、契約の名義と立地は簡単には変えられません。最初に固めるべきものと、後から直せるものを分けて考えると、始める前に迷わずに済みます。

この記事では、作成に必要なものから、InstagramとFacebookそれぞれの手順、プロフィールの作り込み、初期設定の確認項目、2つ目のプロフィールの作り方、そして削除・利用解除の注意までを、実際に複数のアカウントを立ち上げてきた立場から解説します。

作る前に決める3つ
01
誰の名前で出すか
会社か、個人か。後から変えると積み上げが消える
02
何の話をするか
3つに絞る。ここが曖昧だと投稿が続かない
03
どちらのアカウントで作るか
InstagramかFacebookか。認証バッジの扱いが変わる
  1. 作成前に決める3つのこと
    1. 名義は会社のものにする
    2. 扱う話題を3つに決める
    3. 外部リンクの行き先を1つ選ぶ
  2. Threadsを作るのに必要なものと登録の手順
    1. 作成に必要なもの
    2. Instagramアカウントで作る手順
    3. Facebookアカウントで作る手順
    4. 公開設定は公開にする
  3. プロフィールの作り込み
    1. 自己紹介の書き方
    2. 写真とユーザーネーム
    3. 最初に固定する投稿
  4. 初期設定で確認する項目
    1. 4つの設定と推奨・後から変えられるもの
  5. Instagramとの関係|フォローの連動と認証バッジ
    1. 連動する部分と、しない部分・両方を運用する場合
    2. 認証バッジと写真の管理|InstagramとFacebookで異なる
  6. 最初の10投稿の設計
    1. 1本目に何を出し、10本をどう組むか
  7. 2つ目のプロフィールを作る|複数アカウントの追加と切り替え
    1. 作れる上限は公式に記載がない
    2. 追加の手順(公式の流れ)
    3. 切り替え方(アプリ・パソコン)
    4. 分けるかどうかの目安・切り替えの手間
  8. バレる原因になりやすい設定
    1. 連絡先の同期とおすすめ表示
    2. プロフィールの切り替えメニューから見える
  9. 削除・利用解除するときの注意
    1. 削除と利用解除の違い
    2. 削除の手順と、取り消せる期間
    3. 止める前にやること
  10. 作成でよくある失敗
    1. 名義の失敗が最も損が大きい・話題を決めずに始める
  11. solezoreの支援事例|業種別の進め方
    1. 宿泊|個人名義から作り直した例
    2. 通信|話題を3つに絞って立ち上げた例
  12. よくある質問
  13. まとめ

作成前に決める3つのこと

結論: 決めるのは名義、扱う話題、外部リンクの行き先の3つです。この3つは後から変えると読者が離れるため、開設の前に固めます。

順に見ていきます。

名義は会社のものにする

Threadsのプロフィールは、Instagramのアカウントか、Facebookのアカウントを使って作ります。「Instagramのアカウントがないと作れない」と思われがちですが、実際はFacebookのアカウントからでも登録できます。具体的な手順はこの後のH2で説明しますが、どちらの経路で作るにせよ、どのアカウントを使うかがそのまま名義になる点は変わりません。

担当者の個人アカウントで始めると、その人が異動や退職をした時点で引き継げません。過去の投稿も、付いた読者も、すべて個人のものとして残ります。「会社の資産にならない状態で3年運用してしまった」というお声は、実際に届きます。

会社のInstagramアカウントも、Facebookアカウントも持っていない場合は、先にどちらかを用意します。手間は増えますが、後から名義を移すことはできないため、ここは順番を守ったほうが安全です。

扱う話題を3つに決める

何の話をする場所なのかが決まっていないアカウントは、読者が定着しません。読み手の側から見ると、次に何が流れてくるか分からない相手をフォローする理由がないためです。

決めるのは3つまで。多くしないのは、広げるほど集まる読者がばらつくからです。3か月続けて反応の良い話題が見えたら、そこで入れ替えます。

話題の選び方としては、自社が毎日触れている領域から選びます。調べないと書けない話題を選ぶと、2週間で止まります。

外部リンクの行き先を1つ選ぶ

プロフィールの外部リンクは、行き先を1つに絞ります。商品ページ、問い合わせ、まとめのページ。この中から1つ選びます。

投稿を読んで興味を持った人が最初に見るのはプロフィールで、そこから進む先がこのリンクです。扱う話題とリンク先がずれていると、来た人がそこで離れます。料理の話をしているアカウントのリンクが会社概要のページ、という組み合わせは噛み合いません。

Threadsを作るのに必要なものと登録の手順

結論: 必要なのはInstagramかFacebookのアカウント、実際に使えるメールアドレスか電話番号、そして元になるアカウントの年齢の条件(Instagramは13歳以上)です。登録の流れはInstagramを使う場合とFacebookを使う場合で分かれます。

まず、何が要るかを確認します。

登録までの流れ
1
Threadsアプリを入れる
App StoreかGoogle Playから
2
InstagramかFacebookを選ぶ
どちらか一方のアカウントでログイン
3
表示された情報を確認する
利用体験やプロフィールの情報
4
公開範囲を選んで参加する
事業用は公開が基本

作成に必要なもの

Threadsを作るときに手元に要るものは、次の3つです。

  1. InstagramまたはFacebookのアカウント:どちらか一方があれば足ります。両方を持っている場合は、後述する認証バッジの扱いを目安に、事業用に使う側を選びます
  2. 実際に使えるメールアドレスか電話番号:ログインし直すときや、パスワードを忘れたときの本人確認に使います
  3. 元になるアカウントの年齢の条件:Instagramヘルプセンターには「13歳未満の方は、Instagramプロフィールを作成できません」とあります(2026年9月19日確認)

「会社のアカウントさえあれば、あとは名前を入れるだけ」と思われがちですが、実際には元になるアカウントの状態が影響します。たとえば、利用者のアカウントが段階的にMetaアカウントへ移行している最中だと、設定の画面がいつもと違う場所に表示されることがあります。焦らず、案内に従って進めれば作成自体は止まりません。

Instagramアカウントで作る手順

会社のInstagramアカウントをすでに運用している場合は、この経路がもっとも早く終わります。

Instagramヘルプセンター「Threadsでプロフィールを作成する」に載っている手順(iPhoneアプリ・2026年9月19日確認)は、次の7つです。

  1. App StoreかGoogle PlayからThreadsアプリをダウンロードします
  2. アプリを開きます
  3. [Instagram]をタップします
  4. Instagramのユーザーネームとパスワードを入力し、[ログイン]を選びます
  5. Threadsの利用体験に関する情報を確認し、[確認]をタップします
  6. プロフィールを公開にするか非公開にするかを選び、[次へ]をタップします
  7. コンテンツの共有範囲とフェディバースの説明を確認し、[Threadsに参加]をタップします

4番目の手順で取り違えが起きやすくなっています。端末に複数のアカウントが入っている場合、意図しないほうで作ってしまうことがあるためです。作成の直前に、表示されているユーザーネームを一度読み上げて確かめる。この一手間で防げます。

会社のInstagramアカウントをまだ持っていない場合は、Instagramアカウントを用意する手順を先に済ませておくと、この後の作業が止まりません。

Facebookアカウントで作る手順

Instagramのアカウントをまだ持っていない、あるいは社内の運用がFacebook中心という場合は、こちらの経路を使います。

  1. App StoreかGoogle PlayからThreadsアプリをダウンロードし、開きます
  2. [Facebookでログイン]をタップします
  3. プロフィール情報を確認します
  4. [公開プロフィール]をタップし、公開にするか非公開にするかを選んで[次へ]をタップします
  5. もう一度[次へ]をタップします
  6. 利用規約とポリシーを確認し、[許可してThreadsに参加]をタップします

(同じページのFacebookの手順・2026年9月19日確認)

Facebookから作る場合、認証バッジの扱いに注意が要ります。Facebook側で認証済みであっても、その認証バッジはThreadsには引き継がれません。詳しくはこの後の「Instagramとの関係」で扱いますが、認証の表示を保ちたい会社は、この時点でどちらの経路を選ぶかを決めておくと後戻りがありません。

公開設定は公開にする

事業で使うなら公開一択です。非公開にすると、フォローしていない人のタイムラインに流れなくなります。Threadsの利点は、知らない人に届くことにあります。ここを閉じると、Instagramの縮小版として使うことになり、わざわざ運用する意味が薄れます。

投稿・返信・引用の基本的な操作については、Threadsの使い方で個別に解説しています。

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プロフィールの作り込み

プロフィールで決まる3つ
01
1行目
何屋かを書く。実績より先
02
誰向けか
自分に関係あると分かる形で
03
行き先
1つに絞る。複数あるとどこにも行かない

結論: プロフィールに書くのは、何をしている会社か、何の話をするか、読者が得られるものの3つです。実績を並べるより、この3つのほうが読まれます。

投稿より先に見られる場所です。

自己紹介の書き方

文字数は限られています。100文字前後で、次の3つが伝わる形にします。

何をしている会社か。どんな話題を扱うか。読んだ人が何を得られるか。この順に1行ずつ置くと、無駄がありません。

受賞歴や創業年から書き始めると、最後まで読まれません。読み手が知りたいのは、その会社が自分にとって何をしてくれるかであって、経歴ではないためです。

写真とユーザーネーム

写真は、会社のロゴでも人物でも構いません。ただし、小さく表示されることを前提にします。文字が入った画像は、縮小されると読めません。

ユーザーネームは、Instagramで作った場合はInstagramと共通です。変更するとInstagram側にも影響するため、すでに使っているアカウントであれば触らないほうが安全です。

表示名のほうは自由に変えられます。会社名だけでなく、扱う話題を短く添える形が使われています。自己紹介や外部リンクも同じくThreads側でいつでも書き直せますが、氏名や生年月日といった個人情報にあたる項目は、作成に使ったInstagramやFacebook側で編集する仕組みです。名前を見ただけで何のアカウントか分かる状態が理想です。

最初に固定する投稿

プロフィールの上部に、1つの投稿を固定できます。ここに置くのは自己紹介ではなく、扱う話題を代表する投稿にします。

新しく訪れた人は、この固定投稿で判断します。会社の紹介を置くより、読んで得るものがある投稿を置くほうがフォローにつながります。

固定する投稿は、月に1回見直します。反応が良かった投稿に差し替えるだけで、プロフィールから離脱する人が減ります。

初期設定で確認する項目

見落とされやすい設定
作った直後に確認する
→
公開範囲
非公開のままだと、おすすめに出ない
返信できる範囲
絞りすぎると会話が生まれない
通知
返信に気づけないと初動を逃す
表示名
検索で探される名前になっているか

結論: 確認するのは通知、公開範囲、返信できる相手、メッセージの受け取りの4つです。既定のままだと、運用の負担が大きくなります。

設定の話です。

4つの設定と推奨・後から変えられるもの

初期設定の画面には、オンかオフかの2択が並ぶだけで、どちらを選ぶべきかまでは書かれていません。事業アカウントとして使う場合の推奨と、その理由を先に一覧にします。

設定事業アカウントでの推奨理由
通知返信とメッセージのみ受け取るいいねの通知が多く、対応が追いつかなくなる
公開範囲公開非公開だとフォロー外に届かない
返信できる相手全員会話が生まれる余地を残す
メッセージ受け取る(担当を決める)個別の相談が入口になる

通知の設定が最も影響します。いいねの通知を切るだけで、担当者が確認する件数は半分以下になります。

自己紹介、写真、表示名、外部リンク、固定する投稿。これらはいつでも変更できます。

変えられないのはユーザーネームとの関係と、名義の紐づきです。この2つだけを最初に固めておけば、あとは運用しながら整えていけます。

Instagramとの関係|フォローの連動と認証バッジ

つながっていることの利点と注意
利点
作成が早い
Instagramで作ればユーザーネームがそろう
相互に導線が作れる
注意
認証バッジの扱いが経路で変わる
個人情報は元のアカウント側で直す
フォローは連動しない

結論: ThreadsとInstagramは紐づいていますが、別のアカウントとして扱われます。投稿は連動せず、フォロワーも別々に育ちます。

混同されやすい部分です。

連動する部分と、しない部分・両方を運用する場合

Instagramで作った場合、ユーザーネームは共通です。一方、投稿は連動しません。Threadsに書いた内容がInstagramに流れることはなく、その逆もありません。

フォロワーも別々です。Instagramで1万人いても、Threadsで同じ人数が付くわけではありません。同じ人が両方をフォローすることはあっても、フォロワーは別々に育ちます。Threadsでのフォローやフォロワーは、InstagramやFacebookのフォロー関係そのものには影響しません。

同じ会社の2つの窓口だと考えると分かりやすくなります。看板は同じでも、置いてある商品も来る客も違います。

同じ内容を両方に流すのは避けます。写真前提で書いた文章は、テキストだけでは意味が通らないためです。

役割を分けます。Instagramは世界観と関係づくり、Threadsは会話と発見。同じ話題を扱うにしても、書き方を変えます。手間としては1投稿2分ほどで、この2分で反応が変わります。

認証バッジと写真の管理|InstagramとFacebookで異なる

元になったアカウントがInstagramで認証済みの場合、プロフィール写真はInstagram側でのみ変更でき、その認証バッジはThreadsにも表示されます。一方、Facebookの認証バッジはThreadsに引き継がれません。

「認証済みならどちらから作っても同じ」と思われがちですが、実際は経路によって結果が変わります。すでにInstagramでブランドの認証を受けている会社は、Instagram側のアカウントを起点にしたほうが、Threadsでも同じ信頼の見え方を保てます。

自己紹介やリンク、プロフィール写真の一部はThreads側でも編集できますが、生年月日など個人情報にあたる項目は、作成に使ったInstagramやFacebookの管理画面から直すことになります。あわせて考えたいのが、複数の担当者でアカウントを管理する場合の窓口です。会社のInstagramアカウントを起点にしておくと、Threads側の担当者が変わっても名義は会社に残ります。

最初の10投稿の設計

最初の10本の組み方
1
1〜3本目|話題A
気づき・失敗談・数字の3つの型で
2
4〜6本目|話題B
同じく3つの型で
3
7〜9本目|話題C
どの話題に反応が返るかを比べる
4
10本目|読者への問いかけ
答えやすい二択の形にする

結論: 最初の投稿を自己紹介にしないこと、この1点に尽きます。誰かも分からない相手の経歴を読む人はいません。

立ち上げ期の話です。

1本目に何を出し、10本をどう組むか

扱う話題の1つ目を出します。読んで何かが分かる投稿です。

自己紹介はプロフィールに書いてあるので、投稿で繰り返す必要はありません。1本目で読者が判断するのは、この人の話が自分の役に立つかどうかです。

最初の10本は、扱う話題を均等に配ります。3つの話題なら、3本ずつ出して残り1本で問いかけをする形です。

  1. 1〜3本目|話題Aについて、気づき・失敗談・数字の3つの型で
  2. 4〜6本目|話題Bについて、同じく3つの型で
  3. 7〜9本目|話題Cについて
  4. 10本目|読者への問いかけ。答えやすい二択の形にします

均等に配ると、どの話題に反応が返るかが分かります。1つの話題に偏らせると、その話題が外れていた場合に判断ができません。

最初の2週間は、ほとんど反応が返りません。読者がまだ付いていない状態なので、これは普通です。

ここで止める会社が多いのですが、判断は3か月です。最初の反応の無さを、内容の問題だと取り違えないことが続けるうえで最も大事な点になります。

2つ目のプロフィールを作る|複数アカウントの追加と切り替え

結論: 2つ目のプロフィールは、公式の手順で数分あれば追加できます。何個まで作れるかは公式ヘルプに記載がなく、実際に分けるべきかは読者が重なるかどうかで判断します。

まず数字の話から始めます。

「いくつまで」の答え
公式に記載がある
複数のプロフィールを作って切り替えられること
公式に記載がない
作れる上限の個数(「最大5つ」は公式の記載ではない)

作れる上限は公式に記載がない

Instagramヘルプセンター「Threadsプロフィールを複数設定し、切り替える」には、複数のプロフィールを作って切り替えられることは書かれていますが、上限の個数は明記されていません(2026年9月19日確認)。検索すると「最大5つ」と書かれた記事を見かけますが、これは公式ページに記載のある数字ではなく、根拠は示されていません。

「上限が分からないなら好きなだけ作ってよい」と思われがちですが、実務ではそうなりません。理由はこの後の「分けるかどうかの目安」で説明しますが、運用できる本数のほうが先に上限になるためです。

追加の手順(公式の流れ)

追加の手順は、次のとおりです。

  1. プロフィール画面を開く:自分のプロフィールを表示します
  2. 右上のメニューを開く:メニューのアイコンをタップします
  3. [プロフィールを切り替える]を選ぶ:下部に表示されるメニューから選びます
  4. [プロフィールを追加]を選ぶ:新しいプロフィールを作る操作です
  5. [他のInstagramアカウントでログイン]を選ぶ:追加したいInstagramアカウントでログインします

この手順で作れる2つ目以降のプロフィールも、元になるのはInstagramのアカウントです。会社で複数のInstagramアカウントを運用している場合、その数だけThreadsのプロフィールを分けて持てることになります。

切り替え方(アプリ・パソコン)

アプリでは、右下のプロフィール写真を長押しすると、切り替え先の候補が表示されます。出てこない場合は、[プロフィールを切り替える]から選びます。

パソコンのブラウザ版では、切り替えの手順がアプリと異なります。左下のメニューから[ログアウト]を選び、切り替えたいプロフィールのユーザーネームとパスワードで再度ログインします。ワンクリックで移れるわけではない点は、覚えておくと戸惑いません。

分けるかどうかの目安・切り替えの手間

読者が重なる場合は、1つにまとめたほうが伸びます。投稿の本数が集約され、更新の頻度が保てるためです。

読者がまったく違う場合は分けます。法人向けと生活者向け、あるいは業種の異なる2事業。この場合、1つにまとめると、どちらの読者にも半分しか届きません。

分けると運用の手間は2倍になります。1日30分の作業が1時間になる計算です。この時間を出せるかどうかも、判断の材料に入れます。

対策としては、アカウントごとに写真を大きく変えておく方法があります。切り替えた瞬間に視覚で分かるようにしておくと、投稿先を間違える事故が減ります。

バレる原因になりやすい設定

結論: バレる原因になりやすいのは、連絡先の同期とプロフィールの切り替えメニューです。どちらもThreadsそのものの仕様ではなく、元になっているInstagram・Facebook側の設定から起きます。

公式が「バレる仕組み」として案内しているものではない点を、先に断っておきます。

バレる原因になりやすい2つの設定
01
連絡先の同期
オンのままだと「知り合いかも」に表示されやすい
02
切り替えメニューへの表示
同じ端末を共有していると一覧が見える

連絡先の同期とおすすめ表示

Instagram側で連絡先の同期をオンにしたまま新しいプロフィールを作ると、電話帳に登録された相手の「知り合いかも」に表示されやすくなります。本アカウントの知り合いに気づかれたくない場合は、作成前にオフへ切り替えておくと安心です。

共通のフォロワーが多い場合や、投稿の時間帯・言葉づかいが本アカウントと酷似している場合も、見る人によっては同一人物だと気づかれることがあります。完全に切り離したい用途では、フォローする相手や投稿の時間もずらす会社が多いです。

プロフィールの切り替えメニューから見える

複数のプロフィールを同じ端末に追加すると、切り替えメニューに全部が並びます。同じ端末を他の人と共有している場合、切り替え候補の一覧からプロフィールの存在に気づかれることがあります。

業務用の端末と私用の端末を分けている会社では、この経路をふさぐために、プロフィールを追加する端末そのものを絞っています。パスワードを共有する運用も避けたほうが、退職や異動のたびに設定を洗い直す手間が減ります。

削除・利用解除するときの注意

結論: Threadsを削除しても、InstagramやFacebookのアカウントは削除されません。削除は申請から30日後に確定し、その間はキャンセルできます。しばらく休むだけなら、削除ではなく利用解除を選びます。

やめるときの話です。

削除と利用解除の違い

「使わないなら消したほうがすっきりする」と思われがちですが、削除と利用解除は戻せるかどうかがまったく違います。この違いを取り違えると、あとで戻したくなったときに戻せない選択をしてしまいます。Threadsには利用解除と削除という似た響きの2つの操作があり、投稿を残したままアカウントだけ表に出さなくする方法と、すべてを消す方法は別物です。事業で使うアカウントほど、この2つを混同しないことが大事になります。表で整理します。

操作元のInstagram/Facebook再開できるか使う場面
利用解除影響なしいつでも再開できるしばらく更新を止めたいだけ
削除(申請から30日以内)影響なしキャンセルすれば戻せる迷いがある場合
削除(30日経過後)影響なし戻せない完全にやめると決めている

Instagramヘルプセンター「Threadsアカウントを削除する」には、Threadsを削除してもInstagramやFacebookのアカウントは削除されないと案内されています(2026年9月19日確認)。逆に言えば、Threadsだけを閉じても、元のアカウントはそのまま使い続けられます。

削除の手順と、取り消せる期間

削除リクエストを出すと、30日後に完全に削除されます。30日以内であればログインしてキャンセルでき、削除を取りやめられます。キャンセルできる日数は、地域によって異なる場合があります。

もう1つ、見落とされやすい条件があります。削除してから90日間は、同じInstagramアカウントで新しいThreadsプロフィールに再登録できません。担当者を変えてすぐに作り直す、という運用は難しくなるため、削除の判断は慎重に行います。

いわば、賃貸を解約して引っ越すか、しばらく空き家のまま置いておくかの違いに近いところがあります。解約すれば身軽になりますが、同じ部屋にすぐ戻ることはできません。迷いがあるなら、まずは空き家のまま様子を見るほうが安全です。

止める前にやること

「使わないなら消したほうがすっきりする」と思われがちですが、削除すると過去の投稿もフォロワーも消えます。再開する可能性が少しでもあるなら、更新を止めるだけの利用解除にしておきます。

残しておけば、検索から見つけてもらう機会は続きます。過去の投稿が読まれ、そこから問い合わせが来ることもあります。

やむを得ず止める場合、次の2つをしておきます。

  1. プロフィールに、更新を止めている旨と別の連絡先を書く
  2. 固定する投稿を、いま見てほしい情報に差し替える

放置されたアカウントは、それ自体が印象になります。止めるなら、止めていることが分かる形にしておくほうが誠実です。

作成でよくある失敗

結論: 失敗の形は決まっています。個人名義で作る、非公開のままにする、自己紹介を1本目に出す、話題を決めずに始める。この4つです。

先に潰せる話です。

名義の失敗が最も損が大きい・話題を決めずに始める

個人アカウントで作ってしまった場合、後から会社名義に移すことはできません。作り直しになります。InstagramとFacebookのどちらを起点にした場合でも、この点は変わりません。

作り直すと、それまでの投稿と読者は引き継げません。3か月分の運用が消えることになるため、開設の直前にユーザーネームを確かめるという一手間を必ず入れます。

とりあえず作って、書きながら考える。この進め方だと、何のアカウントか分からないまま本数だけが増えます。

後から方向を変えると、それまでの読者が離れます。最初に3つ決めておくほうが、結果的に早く進みます。

solezoreの支援事例|業種別の進め方

結論: solezoreでは、開設の前に名義と話題を紙に落とします。ここでは2つの業種で、何を決めたかを紹介します。

宿泊|個人名義から作り直した例

旅館を運営する事業者から相談が寄せられました。担当の方の個人アカウントで1年運用しており、フォロワーは2,400人まで増えていました。

その担当者の異動が決まり、引き継げないことが判明します。名義を移す方法はないため、作り直すしかありませんでした。

新しいアカウントは、会社のInstagramから開設しています。旧アカウントには、新しいアカウントへの案内を固定投稿として置き、3か月かけて移行しました。

移行できた読者は全体の4割ほどです。残りは戻りませんでした。最初の判断が1年後に響いてくる、という例になります。

通信|話題を3つに絞って立ち上げた例

「開設してからどう育てればいいのか、見当がつきません」――通信サービスを提供する会社から、こう相談されたのが始まりでした。開設前のご相談だったため、名義と話題を先に決める形で進めています。

扱う話題として選んだのは、通信費の見直し方、機器の選び方、契約でつまずきやすい点の3つです。いずれも、社内で毎日答えている内容から選んでいます。

最初の10投稿は、3つの話題を均等に配りました。最初の2週間は反応がほとんどありませんでしたが、3週目から返信が付き始めています。

3か月目に、問い合わせが月4件入るようになりました。担当の方からは「最初の2週間で止めなくてよかった」というお言葉をいただいています。

solezoreのサービス一覧と料金

よくある質問

Q. ThreadsはInstagramのアカウントがなくても作れますか?

A. 作れます。InstagramまたはFacebookのアカウントでログインすれば登録できる仕組みです。会社として運用するなら、会社名義のInstagramかFacebookのアカウントから作ります。どちらも持っていない場合は、先にどちらかを用意することになります。

Q. 担当者の個人アカウントで作ってしまいました。移せますか?

A. 名義を移すことはできません。会社の資産にするには作り直しになります。作り直すと投稿もフォロワーも引き継げないため、早い段階で判断するほど損失が小さくなります。旧アカウントに新しいアカウントへの案内を固定投稿として置き、数か月かけて移行する形が現実的です。

Q. プロフィールには何を書けばいいですか?

A. 何をしている会社か、どんな話題を扱うか、読んだ人が何を得られるかの3つです。100文字前後で足ります。受賞歴や創業年から書き始めると最後まで読まれません。読み手が知りたいのは、その会社が自分にとって何をしてくれるかであって、経歴ではないためです。

Q. 最初の投稿は自己紹介でいいですか?

A. 自己紹介はほとんど読まれません。誰かも分からない相手の経歴を読む理由がないためです。1本目には、扱う話題の1つ目を出します。読んで何かが分かる投稿にすると、そこからプロフィールを見に来る人が出てきます。自己紹介はプロフィールに書いてあれば足ります。

Q. 2つ目のプロフィールはいくつまで作れますか?

A. 公式ヘルプに上限の個数は明記されていません(2026年9月19日確認)。「最大5つ」と書かれた記事もありますが、公式ページに根拠は示されていません。実務では、上限より先に運用できる本数のほうが壁になります。

Q. Threadsを削除すると、Instagramのアカウントも消えますか?

A. 消えません。Threadsを削除しても、元になったInstagramやFacebookのアカウントには影響しないと公式ヘルプに案内されています。Threadsだけを閉じても、元のアカウントはそのまま使えます。

Q. 削除してすぐ、同じアカウントで作り直せますか?

A. できません。削除リクエストから30日後に完全に削除され、その後90日間は同じInstagramアカウントで新しいThreadsプロフィールに再登録できません。作り直す可能性があるなら、削除ではなく利用解除を選んでください。

Q. 事業が2つある場合、アカウントは分けるべきですか?

A. 読者が重なるかで決めます。重なるなら1つにまとめたほうが、投稿の本数が集約されて更新の頻度が保てます。法人向けと生活者向けのように読者がまったく違う場合は分けます。ただし運用の手間は2倍になり、1日30分の作業が1時間になる点も判断に入れます。

まとめ

Threadsのアカウント作成について、要点を整理します。

  • 作成はInstagramかFacebookのどちらかのアカウントがあれば5分で終わる
  • 決めるのは名義、扱う話題、外部リンクの行き先の3つ
  • 名義は会社のアカウントから。個人名義は後から移せない
  • 扱う話題は3つまで。自社が毎日触れている領域から選ぶ
  • Facebookから作ると、認証バッジはThreadsに引き継がれない
  • フォロー・フォロワーはInstagramやFacebookと連動しない(公式)
  • 公開設定は公開一択。非公開だとフォロー外に届かない
  • 2つ目のプロフィールは公式の手順で追加できる。上限は公式に記載がない
  • 削除は申請から30日後に確定。その後90日間は同じアカウントで再登録できない
  • 最初の10投稿は3つの話題を均等に配る。判断は3か月

本文で触れなかったことを1つ足します。開設の日を月初に合わせておくと、後の振り返りが楽になります。月単位で数字を見るときに、途中から始まった月が混じると比較しにくくなるためです。細かいことですが、3か月後に差が出ます。

やらないほうがよいこともあります。とりあえず作って書きながら考えること、複数のブランドを1つのアカウントに混ぜること、そして反応が無い2週間で止めること。3つ目が最も多く、立ち上げが失敗する理由の大半を占めます。

次の一歩は、扱う話題を3つ紙に書き出すところからです。アプリを開くのは、そのあとで構いません。

solezoreでは、アカウントの設計から開設、最初の10投稿の作成、その後の運用までを承っています。名義と話題の整理だけ、というご依頼もお受けしています。

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後藤駿幸(株式会社solezore 代表取締役)

この記事の監修者

後藤駿幸

株式会社solezore 代表取締役

株式会社solezore 代表取締役。30万人規模のTikTokアカウントを現役で運営しながら、企業のSNS運用代行・TikTokキャスティング・EC販売支援を行う。記事は、自社と支援先の運用で実際に起きたことをもとに書いている。

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