TikTok動画編集の完全攻略|バズる動画のアプリ選びとテクニック

TikTok動画編集の完全攻略|バズる動画のアプリ選びとテクニック TikTok運用
角を揃えて裁たれた紙束と、それを押さえる石
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「編集にこだわって1本4時間かけているのに、再生数が伸びません」「どの編集アプリを使えばいいのか、種類が多すぎて選べない」――編集についてのご相談は、この2つから始まることが多いです。

結論からお伝えすると、TikTokで結果を分ける編集の要素は字幕の読みやすさとテンポの2つです。派手な効果や凝った切り替えは、視聴の残り方にほとんど影響しません。

solezoreでは、編集は1本30分以内に収めることをおすすめしています。時間をかけるほど良くなるわけではなく、その時間を本数に回したほうが伸びる型は早く見つかります。料理と同じで、火を入れすぎると固くなる。

この記事では、編集で押さえる要点から、アプリの選び方、字幕の入れ方、カットとテンポ、音源の選定、冒頭3秒の作り方、時間の目安、外注の相場までを、実際に制作している立場から解説します。

編集は足す作業ではなく、削る作業
効く編集
沈黙を切る
尺を短くする
読める文字を置く
音量を揃える
効きにくい編集
凝った切り替え
大量の効果音
派手な色調整
アニメーションの多用

TikTokの動画編集で押さえること

結論: 編集で押さえるのは、字幕・テンポ・冒頭の3つです。この3つが整っていれば、効果や切り替えを使わなくても視聴は残ります。凝った編集は、結果への影響が小さい要素です。

優先順位をはっきりさせます。

最低限やること3つ

まず、字幕を入れる。TikTokは音を出さずに見られている割合が高いため、文字がないと内容が伝わりません。

次に、間を詰める。話し始めるまでの1秒、言い淀んだ2秒。ここを切るだけで、テンポが変わります。

3つ目に、冒頭で内容を提示する。最初の3秒で何の話かが分からないと、そこで指が動きます。

この3つは、どんな編集アプリでもできます。技術ではなく、やるかどうかの問題です。

凝った編集は必要か・編集で直せないこと

効果音、画面の切り替え、文字のアニメーション。こうした要素は、視聴の残り方への影響が小さい部分です。

支援先で検証したことがあります。同じ内容の動画を、凝った編集と最低限の編集で出し比べました。視聴完了率の差は5%以内に収まっています。

一方、字幕の有無では2倍近い差が出ました。どこに時間をかけるべきかが、この数字に表れています。

編集で直せるのは、見やすさとテンポまでです。

そもそも撮った内容が弱い場合、編集では救えません。画角がずれている、暗すぎる、伝えたいことが決まっていない。この場合は撮り直したほうが早い。

「編集で何とかしてほしい」という依頼をいただくことがありますが、素材が持っている以上のものは出せません。

編集アプリの選び方

選ぶ基準は3つ
01
縦型で作れるか
横型前提のものは手間が増える
02
字幕が自動で入るか
ここがいちばん時間を食う
03
続けられるか
高機能でも使わなければ意味がない

結論: アプリ内の編集機能で始めて構いません。字幕の細かい調整をしたくなったら、無料の編集アプリへ移ります。パソコンのソフトが必要になるのは、複数人で分業する段階です。

段階に応じて選びます。

3つの選択肢・アプリ内の編集機能

選択肢費用向いている段階
アプリ内の編集機能無料始めたばかり、週3本まで
スマートフォンの編集アプリ無料〜月1,000円前後字幕を細かく作りたい
パソコンの編集ソフト月3,000円前後分業する、月20本以上

TikTokのアプリで、撮影から編集、投稿までが完結します。自動で字幕を付ける機能もあり、始めるには十分です。

利点は、アプリ内で使える音源をそのまま選べること。外部で編集した動画を持ち込むと、音源の選択肢が狭まることがあります。

弱点は、細かい調整がしにくいこと。文字の位置を1ピクセル単位で動かす、といった作業には向きません。

まずアプリ内で10本ほど作り、そこで不便を感じた点だけを外部のアプリで補う。この順で選ぶと、使わない機能に費用を払わずに済みます。

スマートフォンの編集アプリ・パソコンの編集ソフト

字幕のデザイン、文字の登場の仕方、複数の素材の組み合わせ。この辺りを作り込みたくなったら、専用のアプリへ移ります。

無料で使えるものも多く、月1,000円前後の課金で機能が広がる形が一般的です。

月20本以上を作る場合や、編集担当を分ける場合はパソコンのほうが速くなります。

費用は月3,000円前後。素材の管理もしやすく、複数人で同じ素材を扱えます。

ただし、覚えるまでに時間がかかります。担当者が1人なら、スマートフォンのアプリで十分です。

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字幕の入れ方

字幕を決める順番
1
自動で入れる
手打ちしない
2
固有名詞を直す
社名・商品名・地名
3
大きさと位置を決める
画面下は操作の表示で隠れる
4
実機で読めるか見る
腕の長さで持って読めるか

結論: 字幕は、話した内容を全部載せるのではなく、要点だけを大きく出します。読ませるのではなく、視界に入る形にするのが基本です。

最も結果に影響する部分です。

全部載せるか要点だけか・文字の大きさと位置

話した内容を一言一句載せると、文字が小さくなり、読むのに集中力が要ります。

要点だけを大きく出すほうが、視聴は残ります。1画面に入れるのは、多くても20文字程度。

自動で字幕を生成する機能は便利ですが、そのままだと文字が多すぎることがあります。要点だけ残して、他を消す作業を入れます。

スマートフォンの画面で読める大きさかを、実機で確認します。パソコンの編集画面では読めても、手のひらの上では小さいことがよくあります。

位置は、画面の中央より少し上が基本です。下部にはアカウント名や説明文が表示されるため、そこに重なると読めません。

色とふち取り・自動字幕をそのまま使わない

背景に溶けない色を選びます。白い文字に黒いふち取り、が最も外しにくい組み合わせです。

映像が明るい場面と暗い場面で切り替わる動画では、ふち取りがないと一部の文字が読めなくなります。

装飾的なフォントは避けます。読みやすさが最優先です。

自動で字幕を生成する機能は便利ですが、そのまま公開するのは避けたほうがいい。

商品名や専門用語は、高い確率で誤変換されます。ブランド名が違う漢字で出ていると、それだけで印象が落ちます。

生成した後に、要らない部分を消して要点だけ残す。この作業に5分かけると、仕上がりが変わります。全部の言葉が画面に出ている動画は、文字が小さく詰まって見えるためです。

読み上げ機能を使う場合も同じです。商品名の読みが違っていないかを、公開前に必ず聞き直します。

縦型で見える範囲を意識する

TikTokは縦型の画面いっぱいに表示されますが、上下には表示が重なります。

下部にはアカウント名と説明文、右側にはボタンが並びます。この部分に重要な情報を置くと、隠れて見えません。

撮影の段階から、中央の8割に収める意識を持っておくと、編集で困りません。横向きで撮った素材を縦に変換すると、両側が切れるか黒帯が入ります。最初から縦で撮るのが基本です。

カットとテンポ

テンポで効く3つ
01
沈黙を切る
最も効く
02
言い直しを切る
詰まった部分
03
速度を少し上げる
やりすぎると聞き取れない

結論: カットの目安は、3〜5秒ごとに場面か画角が変わることです。同じ画が長く続くと、内容が良くても指が動きます。

テンポの作り方です。

間を詰めて場面を切り替える、尺の目安

話し始めるまでの1秒、言い淀んだ2秒、「えーと」の部分。ここを切ります。

1本の動画で、合計5〜10秒は削れることが多い。30秒の動画なら、この差は大きく出ます。

同じ構図が5秒以上続くと、視聴が落ちます。

対策は3つあります。カメラの位置を変えて撮る、寄りの画を挟む、字幕の位置や色を変える。1つのカメラで撮った素材でも、拡大を使えば画に変化を作れます。

15〜30秒が基本です。20秒の動画は、40秒の動画より最後まで見られます。

伝えたいことが多いときは、動画を分けます。1本に詰め込むより、2本に分けたほうが両方が伸びることがあります。

音源の選び方

どの音を使うか
音源を選ぶ
面の商用音源
事業用のアカウントならここから
流行の音源
制限がかかることがある
自分で用意した音源
権利を確認して使う
音を使わない
声と文字だけでも成立する

結論: 音源は、流行しているものを使うとその枠に乗りやすくなります。ただし、ビジネスアカウントでは商用利用可能な音源に限られるため、選べる範囲が変わります。

音の扱いです。

流行の音源を使う・商用利用の制約

いま多く使われている音源を選ぶと、その音源をたどって見に来る人に届くことがあります。

TikTokのアプリ内で、使用数の多い音源を確認できます。数万件以上使われている音源が目安になります。

ただし、流行は1〜2か月で入れ替わります。予約投稿で1か月先に出す動画には、流行の音源を使わないほうが無難です。

ビジネスアカウントでは、使える音源が商用利用可能なものに限られます。流行している一般の楽曲が使えないことがある。

この制約を嫌って個人アカウントのまま運用する企業もありますが、著作権の観点では危険が伴います。企業として使う以上、商用利用可能な音源から選びます。

声と音楽のバランス

話す動画では、音楽の音量を下げます。声が聞き取りにくいと、字幕があっても内容が入りません。

音楽だけの動画なら、音源が主役になります。この場合は、映像のテンポを音に合わせます。

現場で録った音も、意外と価値があります。調理の音、袋を開ける音、機械が動く音。こうした音は、音楽より内容が伝わることがあります。飲食や製造の動画では、あえて音楽を入れない選択も有効です。

冒頭3秒の作り方

冒頭を作る順番
1
何の話か示す
音を消しても分かる形で
2
見る理由を出す
自分に関係あると分かる一言
3
動きを入れる
静止した絵から始めない
4
実機で見る
スマホで冒頭だけ再生する

結論: 冒頭では、結論・驚き・問いかけのいずれかを置きます。挨拶と自己紹介から始まる動画は、そこで大半の視聴者が離脱します。

最も影響の大きい3秒です。

避ける始め方と、使える3つの型

「こんにちは、◯◯です」「今日は△△についてご紹介します」。この形は避けます。

見る側は、その動画が自分に関係あるかを3秒で判断しています。挨拶にその情報はありません。

結論から始める。「この方法で作業時間が半分になります」

驚きから始める。「この使い方、9割の人が知りません」

問いかけから始める。「これ、どっちが正解か分かりますか」

どの型でも、最初の1文で何の話かが伝わることが条件です。

冒頭の映像も、内容が分かるものにします。

商品の動画なら、最初のコマに商品を映す。作業の動画なら、完成した状態を先に見せる。文字だけの画面から始まる動画は、視聴が落ちやすい傾向があります。

編集にかける時間の目安

時間をかける場所と、かけない場所
かける
冒頭3秒
沈黙のカット
字幕の誤りの修正
かけない
色の調整
切り替えの演出
効果音の追加

結論: 1本30分以内が目安です。慣れれば15分で仕上がります。時間をかけるほど良くなるわけではないため、余った時間は本数に回すほうが結果に繋がります。

時間の使い方です。

30分で仕上げる手順

順番を固定すると、迷う時間がなくなります。

  1. 素材を通しで見る:使う部分に印を付ける(5分)
  2. 要らない部分を切る:間、言い淀み、撮り直しの分(10分)
  3. 字幕を入れる:要点だけ。型は毎回同じ設定を使う(10分)
  4. 音源を選んで書き出す:声とのバランスを確認する(5分)

順番を入れ替えないことが大事です。字幕を先に入れてからカットすると、位置がずれてやり直しになります。

1本30分の内訳と、型を作ると速くなる理由

素材の確認に5分、カットに10分、字幕に10分、音源と書き出しに5分。この配分で30分です。

最初は1本2時間かかることもありますが、10本ほど作ると短くなります。同じ型を繰り返すためです。

字幕のフォント、色、位置、大きさ。これを毎回決め直すと時間がかかります。

最初に1つの型を決めて、以降はそれを使い回します。編集アプリによっては、設定を保存できる機能もあります。

新しい型を試すときは、時間をかけて構いません。ただし、月に2〜3本までにとどめます。

残りは既存の型の複製にすると、月16本でも8時間程度で回せます。

外注する場合

結論: 編集だけの外注は、1本3,000〜1万5,000円が相場です。月16本なら、月8万〜15万円ほど。素材を渡してから初稿までは、3日から1週間が目安になります。

任せる場合の相場です。

費用の目安・依頼するときに渡すもの

簡単なカットと字幕だけなら1本3,000〜5,000円。演出や効果音を入れると1本8,000〜1万5,000円です。

月16本の編集を任せると、月8万〜15万円。これが編集だけを外注する場合の相場になります。

撮影も含めると、月20万〜40万円に上がります。人が動く分の費用です。

参考にしてほしい動画を3本渡すと、認識のずれが減ります。言葉で説明するより速い。

あわせて、字幕の型(フォント、色、位置)を指定します。ここが毎回変わると、アカウント全体の印象が揃いません。

修正の回数も確認します。2回までを無料とする契約が一般的で、3回目以降は1回5,000円前後の追加になることが多いところです。

素材の渡し方

素材は、撮ったままの状態で渡します。自分で先にカットすると、外注先が使える範囲が狭まります。

容量が大きくなるため、共有の方法も決めておきます。1本あたり数百メガバイトになることも珍しくありません。月16本分だと、1回のやり取りで数ギガバイトになります。

ファイル名の付け方も揃えておくと、後の管理が楽になります。日付と内容が分かる形にしておけば、半年後に探すときに困りません。

編集済みの動画だけでなく、元の素材も手元に残します。後から別の切り口で作り直したり、広告用に短くしたりできるためです。外注先に預けたままにしておくと、契約が終わったときに取り戻せないことがあります。

solezoreの支援事例|業種別の進め方

結論: solezoreでは、編集の型づくりから制作代行までを支援しています。多くの場合、最初にやるのは編集を軽くすることです。

アプリ|編集を軽くしたら本数が3倍になった

「編集に時間がかかりすぎて、月4本しか出せない」というご相談でした。1本あたり4時間かけている状態です。

内容を見ると、効果音と画面切り替えを細かく入れていました。丁寧な作りですが、視聴完了率には表れていません。

字幕とカットだけに絞る形へ変えました。1本30分です。

3か月後、月の本数は12本になっています。再生数の平均も上がりました。本数が増えたことで、当たる型が見つかったためです。担当者が「手を抜いたら伸びたので複雑です」と話していました。

通信|字幕の型を決めてから安定した

複数の担当者が交代で編集していた会社です。動画ごとに字幕のフォントも色も違い、統一感がありませんでした。

やったのは、型を1つ決めることです。フォント、大きさ、色、ふち取り、位置。これを1枚の資料にまとめ、全員が同じ設定を使う形にしました。

結果として、編集にかかる時間も短くなっています。毎回考える工程がなくなったためです。

3か月で、視聴完了率が1.4倍になりました。統一されたことで、視聴者が文字を追いやすくなったと見ています。

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よくある質問

Q. TikTokの編集はどのアプリを使えばいいですか?

A. 始めたばかりならアプリ内の編集機能で十分です。字幕を細かく作りたくなったら、スマートフォンの編集アプリへ移ります。パソコンのソフトが必要になるのは、月20本以上を作る場合や、編集を分業する段階です。

Q. 編集にどのくらい時間をかけるべきですか?

A. 1本30分以内が目安です。慣れれば15分で仕上がります。時間をかけても視聴の残り方は変わらないため、余った時間は本数に回すほうが結果に繋がります。

Q. 字幕は全部の言葉を入れるべきですか?

A. 要点だけで構いません。全部載せると文字が小さくなり、読むのに集中力が要ります。1画面に入れるのは20文字程度にとどめ、大きく出すほうが視聴は残ります。

Q. 凝った編集は必要ですか?

A. 影響は小さい部分です。効果音や画面の切り替えを入れても、視聴完了率の差は5%以内に収まることが多くあります。一方、字幕の有無では2倍近い差が出ます。

Q. 流行の音源を使ったほうがいいですか?

A. その音源をたどって見に来る人に届くため、有利に働きます。ただしビジネスアカウントでは商用利用可能な音源に限られ、流行の楽曲が使えないことがあります。また、流行は1〜2か月で入れ替わります。

Q. 編集だけを外注するといくらですか?

A. 簡単なカットと字幕だけなら1本3,000〜5,000円、演出を入れると1本8,000〜1万5,000円です。月16本なら月8万〜15万円が目安になります。

まとめ

TikTokの編集について、要点を整理します。

  • 押さえるのは字幕・テンポ・冒頭の3つ。凝った編集は影響が小さい
  • 字幕は要点だけを大きく。1画面20文字程度
  • カットは3〜5秒ごとに画が変わる形。間を詰めると5〜10秒は削れる
  • 尺は15〜30秒。伝えたいことが多いなら動画を分ける
  • 1本30分以内。型を決めると15分まで短くなる
  • 外注は1本3,000〜1万5,000円。月16本で月8万〜15万円

補足すると、編集で悩んだときは、自分が最後まで見られるかを基準にしてみてください。

作った本人は内容を知っているので、最後まで見られて当然だと思いがちです。1日置いてから見直すと、間延びしている場所が分かります。そこを切ると、たいてい良くなります。

編集は足す作業だと思われがちですが、実際には引く作業のほうが結果に繋がります。

solezoreでは、編集の型づくりから制作代行までを支援しています。いまの編集にかかっている時間の見直しからでも構いませんので、現状をお聞かせください。

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後藤駿幸(株式会社solezore 代表取締役)

この記事の監修者

後藤駿幸

株式会社solezore 代表取締役

株式会社solezore 代表取締役。30万人規模のTikTokアカウントを現役で運営しながら、企業のSNS運用代行・TikTokキャスティング・EC販売支援を行う。記事は、自社と支援先の運用で実際に起きたことをもとに書いている。

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