X運用代行を個人に頼む|会社との費用差と、任せてよい範囲の線引き

X運用
同じ形の器が6つ集まり、1つだけ離れて置かれている
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「会社に見積もりを取ったら月25万円と言われたが、クラウドソーシングでは月5万円の提案が並んでいる」「安いのは分かるが、途中で連絡が取れなくなった話も聞く」――個人への依頼を検討する段階で止まるのは、たいていこの2点です。

先に結論をお伝えすると、Xは個人に頼んでも成立する数少ない媒体です。撮影も編集も要らず、文章と反応の設計が中心だからです。TikTokやYouTubeのように工程が分かれる媒体では個人1人では回りませんが、Xは事情が違います。

ただし、成立するのは任せる範囲を絞った場合に限ります。方針の決定まで個人に渡すと、その人がいなくなった瞬間に何も残りません。範囲の線引きが、費用の安さより先に決めるべきことです。

この記事では、個人と会社の費用差、任せてよい範囲と任せてはいけない範囲、依頼できる相手の3タイプ、探し方と見極め方、契約と権限の渡し方、途中で止まったときの備え、そして個人から会社へ切り替える時期までを解説します。

個人に頼んだときと、会社に頼んだときに起きること
個人に頼む
費用は3分の1前後
連絡が速い
得意分野は深い
代わりがいない
契約が簡易なことがある
会社に頼む
費用は高い
窓口を経由する
幅広く分担できる
担当が代わっても続く
契約書と規程が整っている

Xの運用代行は個人でも成立するのか

結論: Xは他の媒体に比べて工程が少ないため、個人1人でも業務が完結します。媒体によって個人に頼めるかどうかは変わります。

「個人に運用代行を頼むのは無理があるのでは」というご相談をよくいただきます。この不安は媒体によって当たりも外れもします。

媒体主な工程個人1人で回るか
X企画・執筆・投稿・返信回る
Instagram企画・撮影・加工・執筆・投稿商材によっては回る
TikTok企画・撮影・編集・投稿・分析難しい(撮影と編集で人が要る)
YouTube企画・台本・撮影・編集・サムネイル回らない

Xが個人でも回るのは、撮影と編集という人手のかかる工程がないためです。文章を書き、出し、返信する。この3つが中心なので、1人の作業時間に収まります。

費用が低い理由

工程が少ないことは、そのまま費用の低さになります。会社に頼む場合でも、Xは他の媒体より安く設定されています。

媒体会社に頼む場合の月額個人に頼む場合の月額
X10万〜25万円3万〜10万円
Instagram20万〜40万円8万〜20万円
TikTok30万〜60万円委託しにくい

金額だけを見ると個人が有利ですが、この差は対応できる範囲と、代わりがいるかどうかと引き換えに得ているものです。安いから悪いのではなく、買っているものが違います。

なお、依頼する側が個人事業主で、どこに頼むかを迷っている場合は立場が逆になります。その視点での判断材料は発注する側が個人の場合の考え方にまとめています。

会社に頼むと高くなる理由

同じ作業なのに会社に頼むと高い、と思われがちですが、金額の差は作業量ではなく体制の差です。会社の見積もりには、投稿を作る人以外の費用が入っています。

費用の中身個人会社
投稿を作る人の時間含む含む
進行を管理する人いない含む
担当が休んだときの代わりいない含む
契約・請求の事務本人が兼ねる専門の部署が持つ
情報を守る仕組み本人の管理社内の規程と監査

この差に価値を感じるかどうかが、判断の分かれ目です。社内に進行を管理できる人がいて、2週間止まっても支障のない運用であれば、会社側の費用は自社にとって不要なものになります。

個人に任せてよい範囲・任せてはいけない範囲

結論: 作業は任せられます。決定は任せられません。この境目を引かないまま渡すと、契約が終わった時点で社内に何も残りません。

個人への依頼が失敗するケースでは、金額でも力量でもなく、範囲の設計が原因になっていることがほとんどです。

任せてよいもの・任せてはいけないもの

  • 投稿の文章づくり(社内から渡したネタをもとに書く)
  • 投稿の実行と予約の設定
  • 数字の集計とレポート
  • 他社アカウントの調査
  • 画像の簡単な加工

  • 何を目的にするかの決定

  • 出してよい情報の線引き
  • 顧客からの問い合わせへの実質的な回答
  • 炎上や誤りが起きたときの判断
  • アカウントの所有と管理者権限

対象となるのは、社内の判断を必要としない作業です。反対に、会社として何かを表明する行為や、責任の所在が問われる判断は、外に出せません。個人か会社かにかかわらず同じ線引きになります。

返信を任せるかどうかで、運用の性格が変わる

Xで最も判断が要るのが、返信への対応です。ここを外に出すかどうかで、運用の性格が変わります。

投稿は下書きを確認できますが、返信はその場で返すものなので確認が挟めません。つまり、返信を任せるということは、会社としての発言を任せるということです。

solezoreの支援では、返信を3つに分けています。

返信の種類誰が持つか理由
感謝・共感(いいですね、使っています)委託先でよい定型で返せる
質問(使い方・仕様・在庫)社内誤った回答が事故になる
苦情・指摘社内会社としての判断が要る

この切り分けを最初にしておくと、委託先も迷わずに済みます。すべて社内で持つ必要はなく、すべて任せてもいけないという中間が現実的です。

方針まで任せると、契約が続いている間は楽になります。問題は終わったあとです。

なぜこの投稿をしているのか、どの数字を見ていたのか、次に何をする予定だったのか。これらがすべて相手の頭の中にあると、契約終了と同時に消えます。3か月後、社内では誰も再開できない状態になります。

依頼できる相手の3つのタイプ

結論: 個人といっても背景が違い、得意なことも料金も違います。どのタイプを探しているのかを先に決めます。

個人に依頼するときの3つのタイプ
01
副業で受けている人
本業の合間に受ける。月3万〜6万円。返信は業務時間外になりやすい
02
フリーランス(専業)
これで生計を立てている。月6万〜15万円。平日日中に動ける
03
発信力のある個人
自分のアカウントを育てた人。月10万円以上。知見はあるが再現性は要確認

副業か専業か、それとも発信力のある個人か

料金が最も低く、依頼のハードルも低いタイプです。ただし本業があるため、平日の日中に連絡が取れないことがあります。

リアルタイム性が求められる投稿を任せる場合は、この点が制約になります。予約投稿が中心の運用であれば支障ありません。

平日の日中に動けるため、業界の動きに反応する運用を任せられます。複数の取引先を持っていることが多く、そのぶん経験の幅もあります。

契約書の締結、請求書の発行、秘密保持の取り交わしといった実務にも慣れているため、社内の手続きが通しやすいという利点もあります。

自分のアカウントを大きく育てた実績を持つ人です。知見は本物ですが、その知見が自社の商材で再現できるかは別の問題です。

個人アカウントで機能した書き方は、書き手の人格に依存していることが多く、企業アカウントにそのまま移せません。依頼する前に、企業アカウントを担当した実績があるかを確認します。

探し方|どこで見つけるか

結論: 探し方によって、来る人の層が変わります。安さを優先する探し方と、実績を優先する探し方は別の場所になります。

探すときの順番
1
依頼する範囲を紙に書く
何を任せて何を残すか。これがないと見積もりの比較ができない
2
予算の上限を決める
月いくらまでか。安い提案に流されないための基準になる
3
探す場所を選ぶ
クラウドソーシング・紹介・Xで直接。それぞれ来る層が違う
4
3人以上に声をかける
1人だけだと相場も力量も判断できない
5
1か月の試用から始める
いきなり年間契約にしない

クラウドソーシングで探す・X上で直接探す

登録者が多く、短期間で候補が集まります。金額の幅も広く、月3万円台の提案から届きます。

一方で、応募してくる人の質にばらつきがあります。提案文が定型のまま送られてくることも多く、選別に手間がかかります。実績としてどのアカウントを担当したかを、必ず具体的に確認します。

運用の実力は、その人自身のアカウントに表れます。企業アカウントを担当している人が、自分のアカウントで運用の話を発信していることがあります。

この方法の利点は、依頼する前に書き方と反応の作り方を見られることです。応募書類より、はるかに多くの情報が得られます。

見積もりの比べ方・知人からの紹介

3人から提案が届いたとき、金額の順に並べても判断できません。含まれる作業が違うためです。次の5つを同じ表に揃えると比べられます。

揃える項目確認する内容
投稿の本数月何本か。画像付きが何本か
返信対応含むか。含む場合は1日何件までか
下書きの確認誰がいつ確認するか。修正は何回まで無料か
レポート月次か週次か。何の数字を出すか
稼働できる時間帯平日日中に連絡が取れるか

この5つを揃えると、最も安い提案が実は投稿の実行だけだった、といった食い違いが見えます。金額の比較は、含まれるものを揃えたあとにしか成立しません。

失敗が少ない代わりに、候補が限られます。また、紹介という関係があるため、合わなかった場合に切りにくくなります。

紹介であっても、試用期間を設ける条件は変えないことをおすすめしています。関係を守るためにも、最初に期間を区切っておきます。

見極める5つの質問

結論: 実績の数ではなく、うまくいかなかったときにどうしたかを聞きます。伸びた話だけを語れる相手は、担当した期間が短い可能性があります。

質問への答えで分かること
5つを聞く
具体的な数字で答える
実際に運用している。担当したアカウントの数字を持っている
一般論で答える
記事で読んだ知識。実務経験が浅い可能性がある
失敗を話せる
長く続けている。改善の過程を持っている
成功例しか出てこない
期間が短いか、都合の良い部分だけを見せている

聞く内容は次の5つです。

  1. 担当したアカウントで、伸びなかった時期に何をしたか
  2. 投稿のネタは、どこから受け取っていたか
  3. 依頼元とどのくらいの頻度でやりとりしていたか
  4. 対応できない業務は何か
  5. 体調を崩したときや、繁忙期の対応をどうしているか

4番目と5番目を聞くのは、できないことを言える相手かどうかを見るためです。「何でもできます」と答える人には、あとから断られる領域が必ず出てきます。

試用期間の設計・実績の見方

いきなり年間契約を結ばず、1か月の試用から始めます。たとえるなら、賃貸を決める前に内見をするようなもので、書類だけでは分からないことが実際に動かすと出てきます。

試用の1か月で見るのは、投稿の質より次の3つです。

  1. 返事が返ってくる速さ(依頼から何時間で反応があるか)
  2. 直しを伝えたときの受け止め方(言い訳が先か、確認が先か)
  3. こちらが渡した情報を、どこまで具体的に投稿へ落とせているか

3つ目が最も重要です。渡したメモが一般論の投稿になって戻ってくる場合は、その後も同じことが続きます。

「フォロワーを1万人増やした」という実績は、それだけでは判断できません。キャンペーンで集めたのか、投稿で集めたのかで意味が変わります。

確認したいのは次の3つです。

聞くこと良い答えの例気をつけたい答え
どの期間で伸ばしたか8か月かけて段階的に1か月で急増
どうやって伸ばしたか投稿の型を絞り込んだ相互フォローとキャンペーン
伸びたあとどうなったか反応率も維持できたフォロワー数だけ答える

契約で決める4つ

結論: 個人との契約こそ、書面にします。金額が小さいほど口頭で済ませたくなりますが、揉めたときに拠り所がなくなります。

契約書に入れる4つ
1
業務の範囲と本数
月何本、何を含むか。返信対応を含むかを明記する
2
納品と確認の流れ
いつまでに下書きを出し、誰がいつ確認するか
3
アカウントの権限
所有は自社。作業権限のみを渡すことを書面に残す
4
終わり方
何日前に伝えるか、終了時に何を返してもらうか

範囲は本数だけで決めない・終わり方を先に書く

「月20本」とだけ決めると、返信対応が含まれるかで認識がずれます。Xは返信の比重が大きい媒体なので、ここを曖昧にすると必ず揉めます。

あわせて、投稿以外の作業(レポート、他社調査、画像の加工)を含むかどうかも書きます。含まない場合の追加料金も、先に決めておくと相談しやすくなります。

始めるときに終わり方を書くのは気が引けますが、書いていないと終われません

  • 何日前に伝えるか(30日前が一般的)
  • 終了時に返してもらうもの(下書き、投稿の一覧、分析のデータ)
  • アカウントの権限をいつ外すか

この3つが書いてあれば、関係が悪くなった場合でも手続きとして進められます。

情報漏洩と、権限の渡し方

結論: パスワードを渡してはいけません。Xには、パスワードを共有せずに投稿の権限だけを渡す機能があります。

個人に渡してよいものと、渡してはいけないもの
渡してよい
投稿の作業権限
公開してよい素材
数字を見る権限
過去の投稿の一覧
決めた範囲の情報
渡さない
アカウントのパスワード
管理者の権限
登録したメールアドレス
未公開の情報
顧客の個人情報

Xには、パスワードを共有せずに他のアカウントへ投稿の権限を渡す機能があります(出典:Xヘルプセンター「アカウント権限の付与機能の使用方法」)。個人に依頼する場合こそ、この機能を使います。

パスワードを渡してしまうと、契約が終わったあとにパスワードを変更する作業が必要になり、変更を忘れるとログインできる状態が残ります。権限の付与であれば、外す操作だけで終わります

秘密保持の取り交わし

個人が相手だと省略されがちですが、取り交わしておきます。特に次の情報に触れる場合は必須です。

  • 発売前の商品や、公表前の施策
  • 顧客からの問い合わせの内容
  • 社内の数字(売上、在庫、原価)

書面が重いと感じる場合でも、A4で1枚の簡易なもので構いません。あることに意味があります。

契約が終わったときの扱いも1行入れておきます。

個人と取引するときに発生する事務

結論: 会社との取引にはない手続きが3つ発生します。経理と法務に先に確認しておくと、支払いの段階で止まりません。

個人への依頼は、契約と支払いの実務が会社間の取引と違います。担当者が知らないまま進めて、初回の支払いで止まることがあります。

源泉徴収の要否

報酬の内容によっては、支払う側が所得税を源泉徴収する義務を負います。原稿料やデザイン料は対象と定められており、SNSの投稿執筆がこれに当たるかは契約の内容によって判断が分かれます

対象になるかどうか、税率をいくらにするかは、顧問税理士に確認してください。この記事は一般的な流れを整理したもので、個別の判定はできません。

インボイスの登録の有無・業務委託と雇用の線引き

取引先が適格請求書発行事業者として登録しているかどうかで、自社が控除できる消費税額が変わります。個人の場合、登録していないことがあります。

登録の有無で費用の実質が変わるため、見積もりを比べる段階で確認します。登録していない相手を選ばないという意味ではなく、比較の条件を揃えるためです。

作業の時間や場所を細かく指定し、他の仕事を受けることを制限すると、業務委託ではなく雇用に近い実態と判断されることがあります。

  • 作業する時間を指定しない
  • 他社の仕事を受けることを妨げない
  • 成果物に対して報酬を払う(時間に対してではなく)

この3つを守れば、通常の業務委託として運用できます。あわせて、契約書の表題ではなく実態で判断される点に注意します。

途中で止まったときの備え

結論: 個人への依頼で最も多いトラブルは、品質ではなく連絡が途絶えることです。止まる前提で備えます。

「連絡が取れなくなったらどうすればいいか」というお声をいただきます。実際に起きるので、備え方を決めておきます。

止まっても困らない状態を作る・1人に集めすぎない配分

備えやること効果
下書きの共有相手の手元でなく共有の場所に置く止まっても2週間は投稿が続く
権限の管理自社が管理者、相手は作業権限締め出されることがない
数字の記録月次のレポートを自社でも保管経過が追える
引き継ぎ資料投稿の型と決めごとを1枚に次の人に渡せる

この4つがあれば、相手が突然いなくなっても運用は止まりません。逆に言えば、この4つがない状態で個人に依頼するのは、相手に依存しすぎています。

依頼する範囲を広げるほど、その人がいなくなったときの損失が大きくなります。費用を抑える目的で1人に集約すると、結果として止まったときの被害が増えます。

長く続いている依頼元は、次のような配分をしています。

  • 投稿の制作 → 個人に委託
  • ネタの供給と方針 → 社内
  • 返信のうち質問と苦情 → 社内
  • 数字の記録 → 社内(委託先のレポートとは別に保管)

社内に残す作業は、合計しても週に1時間ほどです。この1時間を惜しむと、相手が止まったときに何も引き継げません。

  1. 契約書に書いた連絡先すべてに、期日を切って連絡する
  2. 期日を過ぎたら、権限を外して自社の管理に戻す
  3. 未払いがあれば、成果物の受領分だけ精算する

感情的なやりとりを避けるためにも、この手順を先に決めておきます。あわせて、次の依頼先の候補を1人だけ持っておくと、空白の期間が短くなります。

solezoreの支援事例|業種別の進め方

通信サービス|個人に投稿だけを任せ、返信は社内に残した

月5万円で個人に依頼したものの、3か月で成果が見えないというご相談をいただいたことがあります。投稿は毎日出ていましたが、内容が一般論に寄っていました。

原因は、社内から情報が渡っていないことでした。委託先が悪いのではなく、書ける材料がなかったという状態です。

そこで、社内の担当者が週に1回15分だけ時間をとり、その週にあったことを3つ書き出して渡す形に変えました。あわせて、顧客からの返信対応は社内に戻しました。3か月後、投稿への反応が増え、問い合わせがXから発生するようになっています。

アパレル|個人と会社を併用し、費用を抑えた

Xを個人に、Instagramを会社に依頼している事例です。媒体ごとに任せる相手を変えるという考え方で、合計の費用は1社にまとめるより下がりました。

うまくいった理由は、両者が担当する範囲が重ならなかったことです。同じ媒体を2者で担当させると、方針が食い違って現場が混乱します。媒体を単位で切り分けたことが、機能した条件でした。

ただしこの形は、社内に全体を見る人が1人必要になります。その役割まで外に出すと、誰も統合できなくなります。

個人から会社へ切り替えるとき

結論: 媒体が2つ以上になるか、返信の量が1日20件を超えたら、個人1人では回らなくなります。

切り替えを検討する4つの合図
いま個人に依頼している
媒体を増やしたい
Xに加えてInstagramやTikTokを始めるなら、1人では回らない
返信が1日20件を超えた
投稿と返信の両方を1人で持つのは、この量が上限
撮影や編集が必要になった
工程が増えると個人の作業時間に収まらない
止まると困る規模になった
代わりがいないという前提を受け入れられなくなったとき

切り替えるときに持っていくもの

個人から会社へ移すとき、次の3つを引き継ぎます。この3つがあれば、会社側の立ち上がりが早くなります。

  1. 投稿の一覧と、反応の数字
  2. 決めていた投稿の型と、出してよい情報の範囲
  3. 返信で使っていた定型の文面

引き継ぎを依頼するタイミングは、契約終了を伝えるときではなく、その1か月前です。終了を伝えたあとでは、協力を得にくくなります。

よくある質問

Q. 個人に依頼して、途中で連絡が取れなくなることは実際にありますか?

A. あります。特に副業で受けている人の場合、本業が忙しくなると連絡の頻度が落ちます。下書きを共有の場所に置いておく、アカウントの管理者権限を自社が持つ、という2つの備えをしておけば、止まっても運用は続けられます。

Q. 月3万円という提案は安すぎませんか?

A. 金額そのものより、その金額で何をするかを確認します。投稿の実行だけなら成立する金額です。企画から返信対応まで含むと、時給に直すと現実的でない水準になり、続きません。

Q. 個人と会社、どちらが成果が出やすいですか?

A. 媒体と範囲によります。Xを1媒体だけ、投稿を中心に任せるなら、個人でも会社でも成果に大きな差は出ません。複数の媒体を横断する場合や、撮影を含む場合は会社が向きます。

Q. 個人に依頼していることを、社外に伝える必要はありますか?

A. 伝える義務はありません。ただし、投稿している人が社員でないことを前提に、書ける内容の範囲を決めておきます。社員のふりをして内部の話を書くと、あとで問題になります。

Q. 金額が小さくても契約書は必要ですか?

A. 必要です。金額が小さいほど省略されがちですが、揉めるのは金額の大小と関係ありません。業務の範囲、権限、終わり方の3点だけでも書面にしておきます。

まとめ

Xは、撮影と編集の工程がないため、個人1人に依頼しても業務が完結する数少ない媒体です。費用は会社に頼む場合のおおむね3分の1になります。

ただし成立するのは、任せる範囲を作業に絞った場合です。何を目的にするか、どこまでの情報を出してよいかという決定を渡すと、契約が終わった時点で社内に何も残りません。

依頼する相手は、副業・フリーランス・発信力のある個人の3タイプに分かれ、動ける時間帯も料金も違います。選ぶときは実績の数ではなく、うまくいかなかった時期に何をしたかを聞きます。

契約書には、範囲・確認の流れ・権限・終わり方の4つを書きます。パスワードは渡さず、権限の付与機能を使います。そして、下書きの共有、管理者権限、数字の記録、引き継ぎ資料の4つを揃えておけば、相手が突然いなくなっても運用は止まりません

solezoreでは、Xを含む複数のSNSを横断して運用しています。全部を任せる形も、投稿の制作だけを引き受けてネタの供給と返信を社内に残す形も対応できます。料金は公開しているので、個人への依頼と比べる段階でお問い合わせいただければ、そのままお伝えします。

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