SEOライティングの正解|検索上位を取る記事の書き方と実践テクニック

SEOライティングの正解|検索上位を取る記事の書き方と実践テクニック SEO・コンテンツ
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「文章は書けるのですが、書いた記事が検索に出てきません」「上位の記事と何が違うのか、読み比べても分かりません」――SEOライティングのご相談は、この2つが多くを占めます。

結論からお伝えすると、上位に入る記事とそうでない記事の差は文章力ではなく、検索した人が探している答えを、探している順番で置いているかにあります。SEOライティングとは、検索意図を読み取り、その形に合わせて記事を組み立てる技術です。

solezoreでは、この作業を接客にたとえて説明しています。何を探しているか分からない相手に商品説明を始めても伝わりません。先に用件を聞き、それに答えてから周辺の話に移ります。記事も同じ順番になります。

書き方で決まる部分と、決まらない部分
書き方で決まる
読まれ切るか
途中で離脱されないか
引用されるか
問い合わせにつながるか
書き方では決まらない
誰に向けるか
何の言葉で狙うか
何本出すか
サイト全体の構造

この記事では、検索意図の読み取り方、構成案の作り方、冒頭の書き方、経験の入れ方、タイトルと説明文の作り方、公開後の追記までを、実際に記事を制作している立場から解説します。

SEOライティングとは何か|書き方で決まる部分

結論: SEOライティングは、検索意図に合わせて記事の中身と順番を決める技術です。文章の巧拙より、何をどの順に置くかが順位に影響します。

文章術の話だと思って読むと、期待とずれます。

読まれる文章の技術との違い

読みやすい文章を書く技術と、検索で上位に入る技術は別物です。読みやすくても、検索している人が求めていない内容なら上位には入りません。

逆に、内容が合っていれば、多少ぎこちない文章でも順位は付きます。solezoreで引き継いだ案件でも、文章が上手なのに圏外という記事は珍しくありません。

両方が必要ですが、順番があります。先に何を書くかを決め、そのあとで書き方を整えます。

書き方でどこまで変わるか

記事の順位は、狙うキーワードの選定と、サイト全体の評価と、記事の中身の3つで決まります。書き方が影響するのは3つ目です。

そもそも競合の強すぎる言葉を狙っている場合、書き方をどれだけ磨いても上位には入りません。良い記事を書けば順位が付くと思われがちですが、土俵の選択が先にあります。

一方、狙う言葉が適切なら、書き方の差がそのまま順位の差になります。同じキーワードで10位と3位を分けるのは、この部分です。

1本にかかる時間

8,000字の記事で、調査から公開まで6〜10時間が目安です。内訳は、検索意図の確認と競合の調査に2時間、構成の作成に1時間、執筆に3〜5時間、推敲に1時間程度になります。

最初の3時間を惜しむと、執筆で迷い、結果的に時間が伸びます。構成を固めてから書き始めるほうが速く終わります。

慣れると、構成の作成が30分程度まで短くなります。ここが速くなると、1本あたりの時間が大きく減ります。

検索意図の読み取り方

意図を読む順番
1
実際に検索する
1ページ目に出ているものが、求められているもの
2
上位の型を数える
手順の記事か、比較か、定義か
3
揃っている要素を拾う
全社が入れている項目は、外せない要素
4
抜けている要素を探す
誰も書いていないところが、自分の場所

結論: 検索意図は推測しません。実際に検索して、上位10件に何が並んでいるかを見ます。並んでいるものが、検索エンジンが正解と判断している形です。

読み取り方を示します。

上位10件を分解する

狙うキーワードで検索し、1位から10位までの記事を開きます。見るのは次の4点です。

  1. 記事の型:解説なのか、手順なのか、比較なのか、事例なのか
  2. 共通して扱われている見出し:3本以上に出てくるものは必須の論点
  3. どこにも書かれていない論点:ここが自社の差別化の余地
  4. 読者の想定:初めて調べる人向けか、ある程度知っている人向けか

この作業に30分かけると、構成の8割が決まります。逆に、この作業を飛ばして書くと、必要な論点が抜けたまま公開することになります。

検索意図の4分類・途中で意図が変わることもある

分類検索している状態上位に並ぶもの記事の作り方
知りたい意味や仕組みを調べている解説記事定義から入り、順に広げる
やりたい手順を探している手順書・動画番号付きの手順を中心に
比べたい選択肢を絞っている比較記事・費用の記事表で並べ、判断の基準を示す
決めたい依頼先や購入先を探している会社の紹介・事例費用・実績・流れを具体的に

同じキーワードでも、分類が違えば記事の形が変わります。解説を求めている検索に比較記事を出しても、上位には入りません。

検索意図は固定ではありません。世の中の関心が変わると、同じキーワードでも上位の顔ぶれが変わります。

半年前に書いた記事の順位が落ちた場合、意図が変わっている可能性があります。もう一度検索して、上位の型が変わっていないかを確認します。

あわせて、検索結果の上部に地図や質問の枠が出ていないかも見ます。これらが出るキーワードでは、通常の記事が入れる位置が下がります。

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構成案の作り方

構成で決める3つ
01
見出しの順番
読み手が知りたい順。書き手が話したい順ではない
02
各見出しの結論
見出しごとに1行で先に決める
03
どこに自分の話を入れるか
現場の話が入る場所を先に確保する

結論: 構成は、必須の論点、自社が足せる論点、読者の次の疑問の3つで組みます。この順で並べると、抜けが出にくくなります。

ここで抜けた論点は、本文では取り返せません。

必須の論点から並べる

上位10件の見出しを書き出し、3本以上に出てくるものを拾います。これが、そのキーワードで求められている必須の論点です。

拾った論点を、読者が知りたい順に並べます。多くの場合、定義、方法や費用、注意点、判断の基準、という順序になります。

この段階で、大見出しが6〜8本になります。ここまでは他社と同じ内容で、差は付きません。

自社にしか書けない論点を足す

必須の論点だけでは、他社の記事と同じになります。ここに、自社の経験から出る論点を2〜3本足します。

たとえば、実際に相談を受けたときの判断、うまくいかなかった事例、業界特有の落とし穴。これらは他社が書けません。

solezoreの記事では、支援事例のセクションを必ず入れています。業種ごとに何を変えたかを書くと、そこが他の記事にない部分になります。

読者の次の疑問を拾う

1つの疑問に答えると、次の疑問が湧きます。費用を知れば期間が気になり、期間を知れば失敗しないかが気になります。

この連鎖を、よくある質問の欄で回収します。6問程度が目安で、実際に問い合わせで受ける質問を使います。

構成が組み上がったら、大見出しが11本、中見出しが16本以上になっているかを確認します。これを下回る場合、扱う範囲が狭すぎるか、掘り下げが足りません。

冒頭で答えを出す書き方

冒頭の組み立て
1
悩みを1行で置く
実際に来た相談の言葉をそのまま使う
2
結論を先に出す
引っ張らない。読み手は答えを探しに来ている
3
この記事で扱う範囲を書く
何が読めるかを示す
4
前置きを削る
近年・昨今から始めない

結論: 冒頭の3〜4段落で、結論、その理由、記事の範囲までを出します。前置きから入る記事は、答えにたどり着く前に閉じられます。

書き方を示します。

4段落の型

1段落目に、読者の状況を2つ挙げます。実際に受けた相談の言葉をそのまま使うと、読んだ人が自分のことだと感じます。

2段落目で結論を出します。ここで答えを出し惜しみしないでください。出し惜しみすると、読者は別のサイトへ移ります。

3段落目に自社の見立てを置き、4段落目でこの記事の範囲を示します。この4つで、読むかどうかの判断ができる状態になります。

見出し直下にも結論を置く

大見出しの直下にも、1文で結論を置きます。40〜120字で、前後を読まなくても意味が通る形にします。

この形にすると、途中から読み始めた人にも意味が通ります。あわせて、生成AIの回答に引用される確率も上がります。

上から順に読まれる前提で書くと、実際の読まれ方と噛み合いません。ウェブでは、見出しを追って必要な箇所だけを読む行動が一般的です。

本文に経験を入れる

自分の話が入る場所
どこに経験を入れるか
判断の基準
どこで線を引いているか。数字で示すと強い
失敗した話
成功談より読まれる。再現の材料になる
よく聞かれる質問
実際に来た質問。需要が確かめられている
現場でしか知らない事情
外から取れない。ここが最大の差になる

結論: 一般的な説明だけの記事は、同じ内容がすでに何十本もあります。差が出るのは、自社にしかない情報が入っている箇所です。

一般論だけの記事が増え続けている理由でもあります。

3つの素材

経験として使えるのは、次の3つです。

  • 実際に受けた相談と、そのときの判断:どんな状況で、何を勧めたか
  • 数字の実測値と、そこから読み取ったこと:件数、期間、費用の実際
  • うまくいかなかった事例と、その原因:成功事例より説得力が出ることがある

3つ目を書ける会社は多くありません。失敗を書くと信用を失うと考えられがちですが、実際には逆に働きます。

書けないと感じたときの対処

経験がないから書けない、という声をよくいただきます。この場合、顧客からよく受ける質問と、それに対する自社の答えを書き出してみます。

これは経験そのものです。毎回同じ質問を受けているなら、それが読者の疑問と一致しています。

数字がない場合も、範囲で書けます。3件から5件、2週間から1か月、といった形でも、何も書かないよりは判断の材料になります。

タイトルと説明文の作り方

押されるタイトルと、飛ばされるタイトル
押される
何が読めるか分かる
具体的な数字が入る
対象が絞られている
30字前後
飛ばされる
徹底解説・完全網羅
中身が読めない
誰向けか分からない
長すぎて切れる

結論: タイトルは、狙うキーワードを前半に置き、記事を読むと何が分かるかを示します。ここでクリックされなければ、本文は読まれません。

作り方を示します。

タイトルの型・説明文の書き方

例の形向くキーワード
全体像〜の完全ガイド|〜の全手法知りたい検索
手順〜のやり方|〜の全手順と注意点やりたい検索
比較〜の選び方|費用相場と比較の全知識比べたい検索
費用〜の費用相場|料金体系と選び方決めたい検索

長さは32文字前後に収めます。長すぎると検索結果で途中が省略され、何の記事か伝わりません。

数字を入れると反応が変わります。費用の範囲、手順の数、期間の目安など、具体的なものを1つ入れます。

検索結果に出る説明文は、100文字前後で書きます。記事を読むと何が分かるかを、具体的に並べる形が実用的です。

宣伝の文句を入れる必要はありません。読む人は、自分の疑問が解決するかどうかだけを見ています。

なお、この説明文がそのまま表示されるとは限りません。検索した言葉に応じて、本文の一部が抜き出されることもあります。

クリック率が低いときに直す

順位は5位以内なのにクリック率が2%を下回る場合、タイトルと説明文に原因があります。

直すのは15分で終わり、効果は2〜4週間で表れます。本文を書き直すより作業量が小さく、影響が大きい改善です。

solezoreの実測でも、一般的なサイトのクリック率より低い記事が多数見つかりました。順位を上げる前に、ここで伸ばせる余地が残っていることは珍しくありません。

キーワードの入れ方

結論: 狙うキーワードは、タイトル、冒頭、見出しのいくつかに自然に入れます。回数を増やす作業に意味はありません。

回数を数える作業に、時間を使う意味はないです。

詰め込む必要はない

同じ言葉を何度も入れると順位が上がる、という考え方は現在では通用しません。検索エンジンは文章の意味を読み取っているためです。

不自然な繰り返しは、かえって読みにくくなります。読みにくい記事は途中で閉じられ、その行動も評価に影響します。

目安として、タイトルに1回、冒頭に1〜2回、見出しのうち2〜3本に入っていれば十分です。

言い換えを使う

同じ言葉ではなく、関連する言い方を混ぜます。検索エンジンは関連する語をまとめて理解しています。

たとえば費用について書くなら、費用、料金、相場、価格、見積もりといった語が自然に出てきます。これらが揃っていることが、そのテーマを扱っている証拠になります。

あわせて、読者が使う言葉を優先してください。業界内でしか使わない用語ばかりだと、検索されている言葉と一致しません。

公開後に追記する箇所

公開後に手を入れる順番
1
3か月待つ
動くまでは触らない。判断できない
2
表示はあるが押されていない言葉を探す
タイトルと説明文を直す
3
押されているが読まれていないページ
冒頭を直す
4
質問が来た点を追記する
抜けていた要素が分かる

結論: 公開して終わりにしないでください。3か月後に数字を見て、足りない論点を追記すると順位が動きます。

追記の考え方を示します。

追記しやすい2か所・何を足すかの決め方

追記が入れやすいのは、つまずきやすい点を扱う見出しと、事例の直前に新しい見出しを足す形です。

既存の論旨を壊さずに600〜900字を足せます。既存の見出しの中に文を足す形だと、話の流れが崩れやすくなります。

足すのは言い換えではなく論点です。新しい見出し、表、場合分け、実例の4つのどれかを入れます。

上位に入っている他社の記事を、もう一度3本読んでください。自社にない論点が見つかります。

あわせて、検索の管理ツールで、その記事がどの言葉で表示されているかを確認します。想定していなかった言葉で表示されている場合、その内容を足すと順位が動きます。

書き直した記事は、公開から4週間経ってから数字を確認します。直後は評価が定まっておらず、一時的に下がることもあります。

solezoreの支援事例|業種別の進め方

結論: solezoreでは、書き方の改善を1本ずつではなく、記事の型として全体に適用します。ここでは2つの業種で、何を変えたかを紹介します。

美容|検索意図とずれた構成を組み直した

サロンを運営する企業から相談が寄せられました。施術の費用を扱う記事を書いていましたが、圏外のままでした。

記事を読むと、施術の効果と技術の説明が全体の7割を占めていました。費用の話は最後に3行だけです。検索している人は費用を知りたいのに、そこにたどり着けません。

構成を反転させ、費用の内訳、他店との差の理由、追加費用が発生する場合、という順に組み直しました。技術の説明は後半に移しています。

書いた人は同じで、追加の取材もしていません。2か月後に18位まで上がり、4か月後には7位に入りました。順番を変えただけです。

アプリ|経験を入れて他社との差を作った

業務用アプリを提供する企業からのご相談で、導入手順を扱う記事が10位前後で止まっていました。

上位の記事と読み比べると、書かれている手順はほぼ同じでした。差が付く要素がない状態です。

そこで、実際の導入現場でつまずいた箇所を追記しました。既存システムからのデータ移行で文字化けが起きる条件、社内の承認に平均12日かかること、といった内容です。

3か月後に3位に入りました。担当者の方から「毎日やっていることが書く材料になるとは思いませんでした」と言われましたが、そこが他社に書けない部分でした。

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よくある質問

Q. キーワードは記事に何回入れればいいですか?

A. 回数の基準はありません。タイトルに1回、冒頭に1〜2回、見出しのうち2〜3本に入っていれば十分です。同じ言葉を繰り返すより、関連する言い方を混ぜるほうが有効です。不自然な繰り返しは読みにくくなり、途中で閉じられる原因になります。

Q. 記事は何文字書けばいいですか?

A. 文字数そのものに基準はありません。上位のページを見て、扱われている論点を網羅すると自然と決まります。solezoreの自社メディアでは、子の記事で8,000字を下限にしていますが、これは論点を足して満たす数字です。言い換えで伸ばしても評価は変わりません。

Q. 1本書くのにどのくらい時間がかかりますか?

A. 8,000字の記事で6〜10時間が目安です。検索意図の確認と競合の調査に2時間、構成の作成に1時間、執筆に3〜5時間、推敲に1時間程度になります。最初の3時間を惜しむと執筆で迷い、結果的に時間が伸びます。

Q. 生成AIで書いた記事は上位に入りませんか?

A. 生成AIを使ったこと自体が問題になるわけではありません。ただし、そのまま公開すると一般的な説明ばかりになり、他社の記事との差が出ません。自社の経験や数字を入れる工程を挟んでください。

Q. 上位の記事と同じ内容を書けば上位に入りますか?

A. 同じ内容では入りません。すでに同じものがあるためです。必須の論点は揃えたうえで、自社にしか書けない論点を2〜3本足してください。実際に受けた相談、数字の実測値、うまくいかなかった事例の3つが素材になります。

Q. 公開後はどのくらいで確認すればいいですか?

A. 3か月後です。それより早い段階では評価が定まっていません。確認して順位が10位前後で止まっている場合、論点を足す作業に入ってください。書き直した記事は、そこからさらに4週間経ってから数字を見ます。

まとめ

SEOライティングについて、要点を整理します。

  • 上位に入るかどうかは、文章力ではなく検索意図との一致で決まる
  • 検索意図は推測しない。上位10件を開いて、型と共通の論点を拾う
  • 構成は、必須の論点・自社が足せる論点・次の疑問の3つで組む
  • 冒頭4段落で結論まで出す。見出し直下にも1文で結論を置く
  • 差が出るのは、自社の経験が入っている箇所
  • タイトルは32文字前後。狙う言葉を前半に置き、数字を1つ入れる
  • キーワードの回数に基準はない。関連する言い方を混ぜる
  • 公開3か月後に確認し、論点を足す。言い換えでは動かない

補足すると、書き始める前に、狙うキーワードで実際に検索してみてください。

上位10件を開いて見出しを書き出す作業は30分で終わります。この30分を飛ばすと、必要な論点が抜けたまま5時間かけて書くことになります。作業の順番として、ここが最も費用対効果に優れます。

もう1つ、書き終えたあとに、大見出しだけを上から読んでみてください。それだけで記事の要約になっていない場合、構成に問題があります。

solezoreでは、記事の制作代行に加えて、社内で書ける体制を作るための型の設計も承っています。既存記事の構成の見直しからでも構いません。

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後藤駿幸(株式会社solezore 代表取締役)

この記事の監修者

後藤駿幸

株式会社solezore 代表取締役

株式会社solezore 代表取締役。30万人規模のTikTokアカウントを現役で運営しながら、企業のSNS運用代行・TikTokキャスティング・EC販売支援を行う。記事は、自社と支援先の運用で実際に起きたことをもとに書いている。

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