LINE配信の正解|開封率を上げるメッセージ設計と運用テクニック

LINE配信の正解|開封率を上げるメッセージ設計と運用テクニック LINE
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「配信するたびにブロックが増えるので、頻度を月1回に減らしました」「読まれてはいるようですが、予約につながりません」――配信のご相談は、この2つに分かれます。

結論からお伝えすると、ブロックの原因は頻度ではありません。自分に関係のない内容が届くことです。頻度を下げてもブロック率が変わらなかった例は、いくつもあります。

solezoreでは、配信をポストに入る紙にたとえて説明しています。毎日入っても、自分が探していた情報なら読みます。月1回でも、関係のないものなら捨てられます。回数ではなく中身の問題です。

ブロックされるとき、原因はどれか
配信するとブロックされる
頻度が高い
週2回を超えると増える
全員に同じものを送っている
関係ない案内が届く
売り込みばかり
得るものが無いと切られる
登録の理由と違う
特典だけ取って、以降は不要と判断される

この記事では、読まれるメッセージの設計、ブロックの原因、送る相手の絞り方、頻度と時間帯、費用を下げる方法、数字の見方までを、実際に運用している立場から解説します。

LINE配信で最初に押さえること

結論: 配信は、通知が来た瞬間に読むか捨てるかが決まります。最初の1行で、自分に関係があるかどうかを伝えます。

まず、読まれ方を把握します。

通知の1行で判断される・開かれた後に読まれる量

配信が届くと、通知に最初の部分だけが表示されます。ここで開くかどうかが決まります。

冒頭に「いつもありがとうございます」と書くと、その1行だけが通知に出ます。何の話か分からないため、開かれません。

先頭に置くのは、その配信で最も伝えたいことです。挨拶や前置きは、必要なら後ろに回します。

開いても、全部は読まれません。上から3〜4行で、続けるかどうかが決まります。

長い文章を送るほど、読まれる割合は下がります。伝えたいことが3つある場合は、3回に分けます。

画像を1枚入れると、文章を読む前に内容が伝わります。ただし画像だけにすると、通知で何も分かりません。

出口を1つに絞る・出口の書き方を具体的にする

1回の配信で、次の行動を1つだけ示します。複数並べると、選ぶ手間が生まれて誰も進みません。

予約、購入、相談、来店。この中から1つを選びます。配信の内容と合っているものを割り当てます。

出口が決まると、書く内容も自然に絞られます。逆に、書きたいことを全部書いてから出口を考えると、まとまりません。

「詳しくはこちら」で終わると、押す前のためらいが残ります。何をするのか、どこで行うのか、どのくらい時間がかかるのかを入れます。

「ご予約はこちら」より「30秒で予約できます」のほうが押されます。次に何が起きるか想像できると、心理的な負担が下がります。

このうち所要時間が最も抜けやすく、最も差が出る要素です。予約フォームの項目が3つなら、そう書いてしまうほうが進みます。

ブロックの本当の原因

よく言われる原因と、実際の原因
よく言われる
頻度が高い
文章が長い
画像が重い
実際に多い
自分に関係ない内容が届く
登録した理由と違う
得るものが無い

結論: ブロックは頻度ではなく、関係のない内容が届くことで起きます。頻度を下げるより、相手を絞ります。

原因を切り分けます。

頻度を下げても減らない・登録した理由と違うものが来る

月4回を月1回に減らして、ブロック率が変わらなかった例が複数あります。原因が頻度ではないためです。

むしろ、配信しない期間が長いと次の配信でブロックされます。誰からの通知か分からなくなるためです。

間隔を空けるより、内容を絞るほうが効果があります。月2〜4回の範囲で、間隔を一定に保ちます。

割引を理由に登録した人に、商品の説明だけを送ると離れます。逆も同じです。

登録の理由ごとに、送る内容を分けます。入口が複数ある場合は、どの入口から登録したかで分けられる場合があります。

登録の直後に、配信の頻度と内容を伝えておくと、この不一致が減ります。あいさつメッセージに1行入れるだけです。

ブロック率の目安

月あたり1%前後が一般的な水準です。3%を超える月があれば、その月の配信内容に原因があります。

新しく友だちが増えた直後は、ブロック率も一時的に上がります。広告や施策で急に増やした場合、その人たちの関心が薄いためです。

月ごとに記録して、急に上がった月の配信を見返します。原因が特定できると、次から避けられます。

解除された人を追わない

ブロックした人に再度届ける方法はありません。追いかけるより、残っている人との関係を保つほうに時間を使います。

ブロックは、対象でない人が抜けた結果でもあります。全員が残ることを目指すと、内容が当たり障りのないものになり、誰にも届かなくなります。

見るのは、ブロックの数ではなく残った人の反応です。友だちが減った月でも、予約や購入が増えているなら問題ありません。

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送る相手を絞る

絞る順番
1
購入した人と していない人で分ける
最も基本
2
買った商品で分ける
関係ある案内だけ届く
3
反応した人で分ける
開いている人にだけ濃い内容を
4
絞りすぎない
細かくすると、運用が続かなくなる

結論: 全員に送るのをやめて、条件で絞ります。ブロックが減り、配信の費用も下がります。

最も効果が大きい対策です。

絞る条件

設定できる条件は、面や使うツールによって変わります。代表的なものは次の4つです。

  1. 地域(店舗ごとに送り分ける)
  2. 来店や購入の時期(直近か、間が空いているか)
  3. 過去の反応(前回の配信を開いたかどうか)
  4. 登録の入口(店頭・記事・広告)

2番目が最も使いやすい条件です。直近に来た人と、半年以上来ていない人では、送るべき内容が違います。

分けた場合の内容・絞ると費用も下がる

対象送る内容出口
直近3か月に来た人次の予約・新商品予約する
3〜6か月空いている人使い方・季節の案内相談する
6か月以上空いている人再来店の案内・特典予約する
登録したばかりの人使い方・よくある質問相談する

内容が分かれると、ブロック率が下がります。実際に、月1.8%から0.6%に下がった例があります。

配信には通数に応じた費用がかかります。反応しない相手を外すことが、直接の節約になります。

設定を入れるだけで、通数が3〜4割減ることがあります。同じ予算で、配信の回数を増やせます。

料金の仕組みは時期によって変わるため、運用の開始時に公式の案内で確認します。年に1回は見直します。

配信の中身|4つの型

得るものがある3つの型
01
使い方・食べ方
買った人が得をする。売り込みではない
02
期間限定の案内
動く理由になる。月1回まで
03
先行の案内
友だちだけが先に知れる。登録の理由になる

結論: 配信で使う型は4つです。型を決めておくと毎回ゼロから考えずに済み、月初に内容を決める作業も30分で終わります。

材料に型を当てはめます。

4つの型と反応の違い・材料の集め方

中身反応
お知らせ新商品・営業時間・イベント
使い方・選び方既に買った人向け
空き状況・在庫今動ける情報高い
相談の呼びかけ返信を促す体制による

3番目が最も反応が返る型です。今日や今週の情報は、見た瞬間に判断できます。

4番目は、チャットで対応できる体制がある場合に使います。返信が来ても対応できないと、逆効果になります。

配信の材料は、実際に聞かれた質問から集めます。問い合わせや接客で聞かれたことを月10個書き出すと、2〜3か月分になります。

思いついたときに考える運用は続きません。月初に、その月の配信2〜4本の内容と対象を決めてしまいます。

決める作業は30分で終わります。ここを飛ばすと、配信の直前に慌てて内容を作ることになり、関係のない話が混ざります。

画像と文章の組み合わせ

画像を1枚入れると、文章を読む前に内容が伝わります。ただし画像だけにすると、通知に何も出ません。

文字の1行と画像1枚の組み合わせが、最も扱いやすい形です。文章を長くするより、画像で示すほうが伝わります。

画像は、実際の商品や店内の写真で足ります。作り込んだデザインである必要はなく、むしろ日常の写真のほうが反応が返ることがあります。

画像を作る時間がない月は、文字だけで送っても構いません。画像がないことより、内容が関係ないことのほうが影響します。凝った画像を作るために配信が止まるほうが、失うものが大きくなります。

頻度と時間帯

頻度の目安
週1回まで
ブロックは増えにくい
内容を練れる
忘れられない
週2回を超える
ブロックが増える
内容が薄くなる
作業が回らなくなる

結論: 月2〜4回が一般的です。時間帯の影響は内容より小さいので、決めたら固定します。

回数と時間を決めます。

頻度の決め方・時間帯を固定する

月2〜4回が扱いやすい範囲です。週1回を超えると、内容が薄くなりやすくなります。

送る材料が月2回分しかないなら、月2回です。回数を先に決めて内容を埋めると、関係のない配信が混ざります。

季節の商材がある業種では、繁忙期だけ回数を増やす形もあります。年間を通して一定にする必要はありません。

一般的には、通勤の時間帯と夜が読まれやすいとされています。ただし業種によって変わります。

飲食なら食事の前、医療なら休日の午前というように、その人が困っている時間に届くほうが動きます。

決めたら3か月は固定します。毎回変えると、時間帯の影響なのか内容の影響なのか分からなくなります。

費用を下げる

費用を下げる順番
1
送る相手を絞る
全員に送らない。ここが最も効く
2
1通にまとめる
分けて送ると通数が倍になる
3
反応の無い人を外す
半年開いていない人は対象から外す
4
プランを実態に合わせる
通数の実績から選ぶ

結論: 配信の費用は通数で決まります。相手を絞ることと、ステップ配信に寄せることの2つで下がります。

支出を管理します。

通数を減らす2つの方法・友だちが増えたときの計算

  1. 条件で相手を絞る(3〜4割減ることがある)
  2. 一斉配信を減らし、ステップ配信に寄せる

2番目は、登録した人にだけ届くため通数の効率が良い形です。1度作れば自動で動き続けます。

一斉配信を月4回から月2回に減らし、その分をステップ配信で補う形にすると、費用を下げながら届く量は保てます。

友だちが増えるほど、1回の配信にかかる費用が上がります。増やす前に、この計算をしておきます。

反応しない友だちが増えると、費用だけが積み上がります。集める段階から、事業と関係のある人に絞ります。

外注する場合の運用費は月10万〜30万円が目安です。単価2万円の商材なら、月5〜15件で回収の計算になります。

社内で回す場合も、担当者の時間がかかります。月4回の配信で、内容を決めて文面を作り、数字を見るまで含めると月5〜8時間です。時給2,500円として換算すると月1万2,500〜2万円で、これに配信の費用が乗ります。

この計算をしておくと、外注するかどうかの判断が数字でできます。外注の月10万円を高いと感じるかどうかは、社内の時間をどこに使いたいかで変わります。

数字の見方

見るのは3つだけ
01
開封
届いて読まれたか。件名と最初の1行で決まる
02
クリック
動いたか。中身と行き先で決まる
03
ブロック
送りすぎていないか。増えたら頻度を落とす

結論: 開かれた割合だけを見ても、成果は分かりません。開封・遷移・予約の3段階で見ます。

段階で追います。

3段階で見る・配信ごとに記録する

  1. 開かれたか(通知から開いた割合)
  2. 押されたか(リンクへの遷移)
  3. 動いたか(予約・購入・問い合わせ)

判断に使うのは3番目です。1番目と2番目は、3番目が動かないときに原因を探すための数字です。

開かれているのに押されていない場合は、出口の示し方に原因があります。開かれていない場合は、最初の1行です。

配信のたびに、日付・内容・対象・3つの数字を1行で記録します。3か月分たまると、傾向が見えます。

記録がないと、良かった配信を再現できません。感覚で覚えているつもりでも、3か月前の内容は思い出せません。

記録の形式は表で足ります。凝った管理は要りません。

良かった配信を再現する

3か月分の記録から、上位3本を選びます。共通している点を書き出すと、自社に合う型が分かります。

見るのは4つです。冒頭の1行の形、送った対象、出口の種類、配信した曜日と時間。この4つのどれかに共通点が出ます。

見つかった型を、次の3か月の基本にします。毎回違う作り方をしていると、良かった配信の理由がいつまでも分かりません。同じ型で数を出してから、変える場所を1つに絞ります。

つまずきやすい点

結論: 失敗は、頻度を下げること、全員に送ること、長く書くことの3つです。どれも逆方向の対処です。

避け方を決めます。

頻度を下げない・長く書かない

ブロックが増えたときに頻度を下げるのは、原因と対処が合っていません。内容を絞るほうが効果があります。

配信しない期間が長いと、次の配信でブロックされます。誰からの通知か分からなくなるためです。

月2〜4回の範囲で、間隔を一定に保ちます。

伝えたいことを全部書くと、最後まで読まれません。開いてから3〜4行で、続けるかどうかが決まります。

3つ伝えたいなら、3回に分けます。分けたほうが、それぞれの内容が届きます。

画像を1枚入れると、文章を読む前に内容が伝わります。ただし通知には文字しか出ないため、最初の1行は必ず入れます。

solezoreの支援事例|業種別の進め方

結論: 配信の改善は、内容を良くする前に相手を絞ります。同じ内容でも、届く相手が変わると数字が動きます。

2つの事例を挙げます。

医薬品|対象を分けてブロックが3分の1になった

医薬品を扱う企業から、配信のたびにブロックが増える——そういう相談でした。友だち4,800人全員に、月4回同じ内容を送っていました。

購入の履歴で3つに分け、それぞれに違う内容を送る形に変更しています。直近に購入した人には使い方、間が空いている人には再購入の案内、登録したばかりの人にはよくある質問という分け方です。

ブロック率は月2.1%から0.7%に下がりました。配信の回数は変えていません。購入も月18件から月29件に増えています。

アパレル|最初の1行を変えた

レディースのブランドから、配信が開かれないという一点でのご相談でした。開かれた割合は32%で止まっていました。

配信を確認すると、すべて「いつもご利用ありがとうございます」から始まっていました。通知にはこの1行だけが表示され、何の話か分からない状態です。

冒頭に、その配信で最も伝えたいことを置く形に変更しています。「今週末まで、春物30%オフです」のような形です。開かれた割合は32%から58%に上がり、ECサイトへの遷移も2.3倍になりました。

solezoreのサービス一覧と料金

よくある質問

Q. 配信の頻度はどのくらいが適切ですか?

A. 月2〜4回です。ただしブロックの原因は頻度ではなく、関係のない内容が届くことです。頻度を下げてもブロック率が変わらなかった例が複数あります。むしろ配信しない期間が長いと、次の配信で誰からの通知か分からずブロックされます。

Q. ブロックを減らすにはどうすればいいですか?

A. 送る相手を条件で絞ってください。来店や購入の時期で分けるのが最も使いやすい方法です。直近に来た人と半年以上来ていない人では、送るべき内容が違います。実際に、内容を分けただけでブロック率が月1.8%から0.6%に下がった例があります。

Q. 開封率が低いのはなぜですか?

A. 最初の1行が原因です。通知には冒頭の部分だけが表示されるため、「いつもありがとうございます」から始めると何の話か分かりません。その配信で最も伝えたいことを先頭に置いてください。挨拶は必要なら後ろに回します。

Q. 配信の費用を下げるにはどうすればいいですか?

A. 送る相手を条件で絞ってください。設定を入れるだけで通数が3〜4割減ることがあります。あわせて、一斉配信を減らしてステップ配信に寄せる方法もあります。登録した人にだけ届くため、通数の効率が良い形です。

Q. どの時間帯に送ればいいですか?

A. 業種によって変わります。飲食なら食事の前、医療なら休日の午前というように、その人が困っている時間に届くほうが動きます。ただし時間帯の影響は内容より小さいので、決めたら3か月は固定してください。毎回変えると原因が分からなくなります。

Q. どのくらいの長さで書けばいいですか?

A. 開いてから3〜4行で続けるかどうかが決まります。伝えたいことが3つあるなら、3回に分けてください。画像を1枚入れると文章を読む前に内容が伝わりますが、通知には文字しか出ないため、最初の1行は必ず入れてください。

まとめ

LINE配信について、要点を整理します。

  • 通知には冒頭の1行だけが出る。最も伝えたいことを先頭に置く
  • 挨拶や前置きから始めると、何の話か分からず開かれない
  • 開いてから3〜4行で、続けるかどうかが決まる
  • 出口は1回の配信につき1つ。並べると誰も進まない
  • ブロックの原因は頻度でなく、関係のない内容が届くこと
  • 頻度を下げても減らない。むしろ間隔が空くとブロックされる
  • 来店や購入の時期で相手を分けると、ブロックが下がる
  • 相手を絞ると、配信の通数も3〜4割減ることがある
  • 時間帯の影響は内容より小さい。決めたら3か月固定する
  • 開封・遷移・予約の3段階で見る。判断に使うのは3番目

補足すると、過去3か月の配信を並べて、冒頭の1行だけを書き出してみてください。

すべて同じ言い回しから始まっていないでしょうか。通知に出るのはその部分だけです。ここを変えるだけで、開かれる割合が2倍近くになった例があります。内容そのものを作り直す必要はありません。

もう1つ、ブロック率を月ごとに並べてください。急に上がった月があれば、その月の配信に原因があります。全体の平均を見ているだけでは、どの配信が原因だったかは分かりません。

solezoreでは、配信の設計と運用を承っています。まずは過去の配信と数字を見て、絞れる条件があるかをお伝えするところからでも構いません。

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後藤駿幸(株式会社solezore 代表取締役)

この記事の監修者

後藤駿幸

株式会社solezore 代表取締役

株式会社solezore 代表取締役。30万人規模のTikTokアカウントを現役で運営しながら、企業のSNS運用代行・TikTokキャスティング・EC販売支援を行う。記事は、自社と支援先の運用で実際に起きたことをもとに書いている。

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