ショート動画の作り方完全攻略|初心者でもバズる動画を作る正解

ショート動画の作り方完全攻略|初心者でもバズる動画を作る正解 ショート動画
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「編集アプリは入れたのですが、そこから先が分かりません」「1本目を作るのに丸一日かかって、2本目に進めませんでした」――これから始める方からのご相談は、この2つに集まります。

結論からお伝えすると、作り方でつまずくのは編集ではありません。何を撮るかが決まっていないまま撮影に入ることが原因です。順番を変えるだけで、1本にかかる時間は半分以下になります。

solezoreでは、ショート動画づくりを料理にたとえて説明しています。作りながら献立を考えると台所が散らかります。買い物の前に献立を決めておけば、同じ料理でも半分の時間で出せます。

1本ができるまでの5工程
1
決める
誰に何を。ここが曖昧だと後で全部ぶれる
2
台本
順番だけ決める。一語一句は書かない
3
撮る
まとめ撮りが前提。1本ずつだと続かない
4
編集して出す
削るのが主な作業。足さない

この記事では、始める前に決めること、ネタの出し方、台本、撮影、編集、投稿までの手順と、最初の5本で型を固める進め方までを、実際に制作を請け負っている立場から解説します。

ショート動画の作り方の全体像|5つの工程と時間配分

結論: 工程は企画・台本・撮影・編集・投稿の5つですが、時間がかかるのは編集ではなく企画です。ここを飛ばすと、撮影のやり直しが発生します。

まず、どこに時間がかかるのかを把握します。

1本あたりの時間の内訳

慣れた体制で、1本30〜60秒の動画にかかる時間はこうなります。

  1. 企画(何を撮るか決める):20分
  2. 台本(言うことを書き出す):20分
  3. 撮影(2〜3アングル):30分
  4. 編集(カット・速度・テロップ・音):60〜90分
  5. 投稿(キャプション・音源・公開):10分

合計で2〜3時間です。初めての1本は、この4倍近くかかります。編集に時間がかかっているように見えますが、時間を溶かしているのは撮影後に内容を考え直す往復です。

やり直しが起きる場所・最初の1本を完璧に作らない

撮り終えてから「言い忘れた」「順番が違った」と気づくと、撮影に戻ります。ここが最も無駄になる往復です。

台本を書いてから撮ると、この往復が消えます。台本といっても、話す内容を箇条書きで6行ほど書けば十分です。

1本目に時間をかけても、5本目には作り方が変わっています。最初の5本は練習と割り切り、公開しない前提で作るほうが結果的に早く進みます。

5本作ってから見返すと、1本目の撮り方が違っていたことに気づきます。この気づきは、1本ずつ公開しながらでは得られません。

準備|始める前に決める3つのこと

先に決める3つ
01
誰に見せるか
絞るほど反応が出る
02
出したあと何をしてほしいか
予約・購入・問い合わせのどれか1つ
03
週に何本出すか
決めないと、忙しい週に0本になる

結論: 撮影の前に、誰に向けるか、誰が出るか、どの面に出すかの3つを決めます。この3つが決まっていないと、毎回ゼロから考えることになります。

準備といっても、機材を買う話ではありません。

誰に向けるかを1行で書く

「20代女性」では絞れていません。その人が実際に困っている状況まで書きます

例として、化粧品なら「化粧直しが夕方までもたないことに悩んでいる、外回りの多い30代」まで書きます。ここまで書けると、冒頭で使う言葉が決まります。

幅広い人に届けたいと思われがちですが、動画の中身は絞るほど反応が出ます。関係のない人に見られるほど、届けたい人に届く割合が下がるためです。

誰が出るかを決める・どの面に出すかを決める

演者は、構成や編集より手前で結果を分けます。社内で出せる人を1人決めます。

判断の基準は、見た目ではなく「この人の話なら聞いてみよう」と思われるかどうかです。商品を実際に扱っている人、現場で説明している人が向いています。迷ったら経営者や店長を出すと、演技より本心のほうが伝わります。

顔を出せない場合は、手元と声だけの構成でも成立します。ただし人が出ないぶん、情報の密度で持たせる必要があります。

最初から3つの面に出す必要はありません。1つに絞って型を作ってから広げます。

向いている状況音の前提
TikTokまだ知られていない・新規に届けたい音ありで見られる
Instagramリール既存の顧客がいる・世界観を作りたい無音で流れてくる
YouTubeショート検索されるテーマを扱っている音ありで見ている人が多い
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企画とネタ出し|最初の5本は何を撮るか

最初に撮るものと、後回しでよいもの
最初に撮る
よく聞かれる質問
手順を見せる
現場の様子
後回しでよい
会社の紹介
凝った演出
出演者を増やす企画

結論: 最初の5本は、実際に聞かれた質問から選びます。思いつきで探すより速く、当たる確率も高くなります。

ネタが尽きるのは、探す場所を決めていないためです。

聞かれた質問を20個書き出し、4つの型に当てる

問い合わせ、接客、電話で実際に聞かれたことを20個書き出します。この作業に30分かけると、2か月分のネタになります。

聞かれた質問が強い理由は2つです。同じことを他の人も疑問に思っていること、そして答えを社内が既に持っていることです。調べ直す必要がないぶん、台本が速く書けます

ネタの形を決めておくと、材料を当てはめるだけで済みます。

  1. 質問に答える(よく聞かれることを1つ)
  2. 誤解を正す(勘違いされていることを1つ)
  3. 手順を見せる(3ステップまで)
  4. 比べる(2つの違いを1点だけ)

このうち2番目が反応を取りやすい型です。読者が知っているつもりのことを覆すと、最後まで見られます。

1本で複数のことを伝えると、どれも残りません。言いたいことが3つあるなら、3本に分けます

分けたほうが本数も増えます。1本にまとめると15本分の材料が5本になり、投稿が続かなくなります。

台本を書く|30秒の中身を先に決める

30秒の組み立て
1
冒頭2秒
何の話か。音を消しても分かる形で
2
問題提起 5秒
自分ごとにさせる
3
解決策 18秒
中身。1つだけ
4
次の行動 5秒
何をすればよいか

結論: 台本は5つの部品で組みます。引き、問題提起、解決策、証明、次の行動です。この5つのどれに当たるか説明できない場面は削ります。

原稿を丸ごと書く必要はありません。

5つの部品を箇条書きで書く・冒頭2秒に社名を置かない

1行ずつ、6行程度で足ります。

  1. 引き(0〜2秒):ターゲットが使っている言葉を置く
  2. 問題提起:何に困っているかを言葉にする
  3. 解決策:ベネフィットを1つだけ出す
  4. 証明:なぜそれが可能なのかを1つ
  5. 次の行動:具体的に何をすればいいか

4番目を飛ばすと、良い話をしているのに信じてもらえません。実績の数字、口コミ、仕組みの説明、利用者の声のどれかを1つ入れます。

冒頭にいきなり社名やロゴを置くと、そこで流されます。名前を知られている会社でも同じです。

代わりに置くのは、届けたい人が使っている言葉です。化粧直しの話なら「夕方」「崩れ」。その単語で、自分の話かどうかの判定が起きます。

撮影する|スマートフォンでの設定と撮り方

機材より先に整える3つ
01
明るさ
窓か照明1灯。ここがいちばん効く
02
マイクを近づける。映像は直せるが音は直せない
03
背景
片付ける。余計なものが写ると素人に見える

結論: 押さえるのは寄ること、明るくすること、同じ話を2〜3アングルで撮っておくことの3点です。画質より、この3つが差になります。

撮影で決まってしまい、編集で直せない部分です。

設定と置き方

縦位置で撮ります。横で撮ったものを後から縦に切ると、必要な部分が入りません。

  • 解像度:1080p以上
  • フレームレート:30fpsで十分
  • 手ぶれ補正:オンにするか、三脚に固定する
  • 音:静かな場所を選ぶ。反響する部屋は避ける

三脚は1,000〜3,000円のもので足ります。照明を買う前に、窓際で撮る時間帯を決めるほうが安く済みます。

寄って、明るく、2〜3アングルで撮る

顔が画面の3分の1を占めるくらいまで寄ります。引いた画は背景に視線が散り、話している人に目が行きません。

編集で2秒ごとに画面を切り替えるため、同じ話を正面と斜めの2アングルで撮ります。加えて、手元や商品のカットを差し込み用に撮っておきます。撮影が終わってからは足せないので、その場で撮ります

色を抜いたおしゃれなフィルターは避けます。作品としては良く見えても、行動につながりません。鮮やかでコントラストが高いほうが止まります。

編集する|最低限やる4つの作業

編集の順番
1
間を詰める
沈黙を切る。これだけで見られ方が変わる
2
冒頭2秒を作る
いちばん時間をかける
3
テロップを入れる
音を出さない人向け
4
音を整える
最後。凝りすぎない

結論: 編集の役割は足すことではなく削ることです。最低限やるのは、削る・速度を上げる・テロップ・音の4つで、この順番で行います。

凝った演出は、この4つができてからです。

削る、速度を上げる

「えー」「あのー」を消したうえで、セリフとセリフの間の0.1〜0.2秒の空白まで削ります。ここを残すと間延びして見えます。

削り終えたら、全体を1.1〜1.2倍速にします。速いほうが最後まで見られた割合も、その後の行動も良かったという検証結果があります。速度を変えてから音を入れ直します。順番を逆にすると音がずれます。

テロップと音

テロップは必須です。1行10〜13文字で折り返すと読みやすくなります。位置は画面の中央から下寄りにします。上部は他の表示に隠れることがあります。

BGMは明るいか暗いかではなく、テンポで選びます。80〜100BPMの範囲が扱いやすい水準です。音量は、話し声より効果音を1段下げ、BGMをさらに下げます。BGMが話し声と同じ音量になっていると、内容が頭に入りません

画面を2秒ごとに切り替える

同じアングルが5秒続くと、そこで離脱が起きます。2秒を目安に画面を変えます。

切り替えの中身は、次のどれでもかまいません。手の込んだ演出は必要ありません。

切り替えの方法用意するもの手間
アングルを変える撮影時に2〜3方向で撮る撮影で15分増える
手元や商品を差し込む別撮りのカット撮影で10分増える
文字だけの画面を挟む編集アプリの文字入れ編集で5分増える
資料や写真を出す既にある画像ほぼ増えない

このうち最初の2つは撮影時にしか用意できません。編集の段階で困らないよう、撮影の日に差し込み用のカットをまとめて撮っておきます

最後の2つは、撮り直しに戻れないときの逃げ道になります。ただしこれだけで組み立てると、人が出ない動画に近づいてしまうため、主軸はアングルの切り替えに置きます。

投稿する|公開前の確認

出す前に見る3つ
01
冒頭2秒
音を消しても何の話か分かるか
02
テロップ
腕の長さでスマホを持って読めるか
03
行き先
次にどこへ行くかが示されているか

結論: 投稿の作業自体は10分で終わります。確認するのは、他社の透かしが入っていないか、音源が規約の範囲かの2点です。

ここでの失敗は、動画そのものより表示に響きます。

書き出しと音源・キャプションの書き方

編集アプリのロゴが入ったまま投稿すると、表示が伸びにくくなります。書き出しの段階で透かしが入らない設定にします。

音源は、プラットフォームが用意しているライブラリから選べば権利の問題は起きません。市販の楽曲をそのまま載せると、動画が公開されなくなることがあります。

動画の内容をそのまま文字にすると、読む理由がありません。本文で言っていないことを1つ足す場所として使います。

タグは3〜5個で足ります。数を増やしても表示は伸びません。地域で集客する場合は位置情報を設定します。

2本目以降|型を固めて数を出す

結論: 2本目からは、1本目と同じ型で作ります。毎回違う作り方をすると、どこが良かったのか分からなくなります。

作り方を固定して、変える場所を1つに絞ります。

同じ型で5本作る・変えるのは冒頭2秒から

冒頭の言い方、尺、テロップの見せ方、締めの言葉を固定します。変えるのは中身の題材だけです。

5本たまると、比べられるようになります。同じ条件で作ったものだけが比較できます。1本ごとに作りを変えていると、伸びた理由が分かりません。

差し替えるなら、まず冒頭の言い方です。本文は固定したまま、引きだけを4パターン作って比べます。

作り直す量が少なく、比較の条件もそろいます。冒頭で止まらなければ、その先がどれだけ良くても見られないためです。

つまずきやすい点

結論: 続かなくなる原因は3つに絞られます。ネタが尽きる、演者が捕まらない、社内の確認に時間がかかるです。

作り方の問題ではなく、段取りの問題として扱います。

撮影日をまとめる・確認の回し方を決める

空いた時間に撮る運用は続きません。月2回の撮影日を決めて、1回で5〜6本撮る形にします。

台本は月初にまとめて用意し、撮影当日は読むだけの状態にします。この形にすると、1本あたりの時間が半分近くまで下がります。

1本ごとに社内の確認を回すと、公開まで2週間かかります。月初にネタと台本をまとめて確認し、そこから先は担当者の判断で出す形にします。

判断が必要になるのは、価格や効能に触れる表現が入る場合だけです。そこだけをルールにして、他は任せると止まりません。

solezoreの支援事例|業種別の進め方

結論: 進め方は業種ではなく、社内に演者と時間があるかどうかで分かれます。同じ「作り方を覚える」でも、入口が違います。

2つの事例を挙げます。

美容|社内で作れるようにする研修から入った

サロンを複数店舗運営する企業から、外注は費用が合わないので自社で作りたい、という一点でのご相談でした。過去に3本作って止まっていました。

最初の1か月は公開せず、同じ型で5本作る練習だけを行いました。台本の5部品と、寄る・明るく・2アングルの撮り方に絞って伝えています。

2か月目から週2本の投稿を開始し、6か月目には月8本が続く状態になりました。予約の際に動画を見たと伝えるお客様が、月2件から月9件に増えています。

食品|台本の在庫を先に作った

食品を扱うメーカーから、担当者は決まっているがネタが続かない、という相談をいただきました。月1〜2本で止まっていました。

問い合わせと電話で聞かれた質問を洗い出したところ、保存方法と使い方の質問が28件たまっていました。ここから台本を24本分作り、撮影日を月2回設定しています。

3か月で月8本の投稿が定着し、1本あたりの制作時間も3時間から1時間半に下がりました。ネタを探す時間がなくなったことが、最も大きい変化でした。

solezoreのサービス一覧と料金

よくある質問

Q. 編集アプリは何を使えばいいですか?

A. スマートフォンの無料アプリで始めて問題ありません。カット、速度変更、テロップ、音源の4つができれば足ります。月1,000円前後の課金で機能が広がりますが、最初は不要です。パソコンのソフトが必要になるのは、分業する場合か月20本以上作る場合です。

Q. 台本はどこまで細かく書けばいいですか?

A. 話す内容を箇条書きで6行程度です。一語一句書くと、読んでいるのが画面に出てしまいます。5つの部品それぞれに1行ずつ、冒頭の言葉だけは書いたとおりに言う、という形が扱いやすいところです。

Q. 顔を出さなくても作れますか?

A. 作れます。手元と声だけ、あるいはナレーションと素材だけの構成でも成立します。ただし人が出ないぶん、構成と編集の負荷が上がります。情報の密度で持たせる必要があるためです。演者を手配する場合は1回3万〜10万円が目安になります。

Q. 何本目から反応が出はじめますか?

A. 本数より期間で見てください。週1〜3本を6か月続けるのが最低ラインです。最初の20本は型を作る期間で、そこから先に差が出ます。3か月で判断すると、まだ型が固まっていない状態で結論を出すことになります。

Q. 1本にかかる時間を短くするにはどうすればいいですか?

A. 撮影日をまとめてください。月2回の撮影日で5〜6本ずつ撮ると、1本あたり2〜3時間かかっていたものが1時間半程度まで下がります。台本を月初にまとめて用意しておくことが前提になります。

Q. 作ったものを3つの面に同時に出してもいいですか?

A. 出せますが、そのまま同じものを出すと反応が落ちます。差し替えるのは音源と冒頭の2か所です。最初は1つの面に絞って型を固め、月8本が安定してから広げるほうが現実的です。

まとめ

ショート動画の作り方について、要点を整理します。

  • 時間がかかるのは編集ではなく企画。撮影前に台本を書くと往復が消える
  • 最初の5本は公開しない前提で作る。5本目で1本目の違いに気づく
  • 始める前に、誰に向けるか・誰が出るか・どの面に出すかを決める
  • ネタは実際に聞かれた質問から選ぶ。20個書き出すと2か月分になる
  • 台本は引き・問題提起・解決策・証明・次の行動の5部品
  • 冒頭2秒に社名やロゴを置かない。届けたい人が使う言葉を置く
  • 撮影は寄る・明るく・2〜3アングル。フィルターは避ける
  • 編集は削る・速度を上げる・テロップ・音の順。空白まで削る
  • 2本目以降は同じ型で作る。変えるのは冒頭2秒から
  • 撮影日を月2回にまとめると、1本あたりの時間が半分近くまで下がる

補足すると、最初の1本を作る前に、自社の商品説明を1分間、誰かに向けて話してみてください。

そのとき最初に出てくる一言が、動画の冒頭に置く言葉です。台本を書こうとすると硬い言い方になりますが、話してみると、実際に伝わる順番が分かります。録音しておいて、それを文字にするのが最も速い台本の作り方です。

solezoreでは、社内で作れるようにする研修と、制作の代行の両方を承っています。まずは既存の動画を見て、どこから直すのが早いかをお伝えするところからでも構いません。

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後藤駿幸(株式会社solezore 代表取締役)

この記事の監修者

後藤駿幸

株式会社solezore 代表取締役

株式会社solezore 代表取締役。30万人規模のTikTokアカウントを現役で運営しながら、企業のSNS運用代行・TikTokキャスティング・EC販売支援を行う。記事は、自社と支援先の運用で実際に起きたことをもとに書いている。

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