Instagramアカウント作成の正解|初日に整える集客の土台と初期設定

Instagramアカウント作成の正解|初日に整える集客の土台と初期設定 Instagram
何も入っていない、1つだけ立てられた木の額縁
SNSアカウント無料診断|TikTok・Instagram・Xの伸びしろを現役クリエイターが無料でレポート

「とりあえずアカウントを作ってから考えようと思っています」「担当者の個人アカウントで始めてしまい、後から会社のものに移せませんでした」――開設についてのご相談では、この2つをよく伺います。

結論からお伝えすると、アカウント作成には後から取り返しがつかない選択がいくつかあります。名義、メールアドレス、ID。ここを間違えると、作り直すしかなくなります。

solezoreでは、開設を賃貸契約にたとえて説明しています。契約者の名義を誰にするかは、住み始めてから変えられません。表札を掛け替えるのとは話が違います。

この記事では、作る前に決めること、開設と初期設定の手順、名前欄とプロフィールの書き方、最初の9投稿、取り返しがつかない失敗までを、実際に法人アカウントを立ち上げている立場から解説します。

作る前に決める3つ
01
誰の名前で出すか
会社か個人か。後から変えると積み上げが消える
02
何の話をするか
3つに絞る
03
どこへ送るか
行き先は1つ

作る前に決める4つのこと

結論: 開設の前に、名義・届ける相手・売るもの・運用体制の4つを決めます。ここが曖昧なまま作ると、3か月後に作り直すことになります。

順に見ます。

誰の名義で作るか・誰に届けるか

法人のアカウントは、会社の名義で作ります。担当者の個人メールアドレスで作らないでください。

担当者が退職すると、パスワードの再発行ができなくなります。実際に、この理由でアカウントを失う例があります。

会社で管理しているメールアドレスを使い、複数人が確認できる状態にします。

年齢層と、その人が抱えている状況を決めます。30代・小さい子どもがいる・平日は時間がない。

ここまで具体化すると、投稿する時間帯も、動画の長さも、使う言葉も決まってきます。開設後に投稿の内容で迷う時間が減ります。

何を売るか・誰が運用するか

商品を売るのか、来店してもらうのか、問い合わせを得るのか、採用の応募を集めるのか。

目的によって、プロフィールに置く導線が変わります。ここを決めずに開設すると、プロフィール文を後から何度も書き直すことになります。

リール週3本・フィード週1本・ストーリーズ毎日で、月25〜35時間かかります。担当者の人件費に換算すると、時給2,500円として月6万〜9万円分の稼働です。

この時間を誰が確保するかを決めてから開設します。決まっていない状態で作ると、1か月で更新が止まります。社内で確保できない場合は、開設と同時に外注を検討する段階です。運用代行の相場は月15万〜30万円になります。

開設の手順

開設の流れ
1
アカウントを作る
事業用のメールで作る。個人のもので作らない
2
事業用に切り替える
分析と広告が使えるようになる
3
プロフィールを埋める
1行目で何屋かを書く
4
最初の投稿を出す
空のまま置くと、来た人が去る

結論: 開設自体は10分で終わります。ただし、法人が押さえるべき点が3つあり、ここを飛ばすと後から手間が発生します。

手順を示します。

開設の流れ

作業の順番は次のとおりです。

  1. 会社のメールアドレスを用意する:担当者個人のものは使わない
  2. アプリからアカウントを作成する:メールアドレスで登録する
  3. IDを決める:後から変更できるが、変更すると混乱するため慎重に
  4. プロアカウントに切り替える:分析画面を使うために必要
  5. プロフィールを設定する:名前欄・プロフィール文・リンク
  6. 二段階認証を設定する:乗っ取り対策

ここまでで30分程度です。投稿を始めるのは、この後になります。

共有のメールアドレスで登録し、二段階認証を入れる

電話番号で登録すると、担当者の携帯に紐づきます。退職や機種変更で引き継ぎが発生します。

会社で管理しているメールアドレスを使い、そのアドレスを複数人が見られる状態にします。共有のアドレスを作るのが確実です。

乗っ取りの被害は実際に起きています。復旧の申請から回復まで10日以上かかった例もあり、その間は投稿も反応対応もできません。

認証アプリを使う形が安全です。電話番号での認証は、番号が変わったときに使えなくなります。

パスワードは、担当者1人が持つ形にしません。会社の管理下に置きます。

パスワード管理の仕組みを使うか、少なくとも上長が把握している状態にします。

SNS運用代行|TikTok・Instagram・Threadsを一括で運用代行。料金公開

プロアカウントへの切り替え

切り替えて得られるものと、制約
得られる
分析画面
広告
連絡先と予約のボタン
商品タグ
制約
非公開にできない
一部の音源が使えない

結論: 企業が使う場合は、必ずプロアカウントに切り替えます。切り替えは無料で、分析画面と広告の機能が使えるようになります。

切り替えの内容です。

なぜ切り替えが必要か

個人アカウントのままでは、分析画面が使えません。何人に届いたか、どこから見られたかが分かりません。

数字が見えない状態で運用すると、何を直せばいいか判断できません。開設した日に切り替えます。切り替えに費用はかからず、作業は3分程度で終わります。

「後から切り替えれば同じでは」というご質問をいただきますが、切り替える前の期間の数字は遡って見られません。最初の3か月分のデータが失われると、どの型が機能したかの判断ができなくなります。

ビジネスとクリエイターの違い・切り替え後にできること

プロアカウントには2種類あります。ビジネスと、クリエイター。

企業の場合はビジネスを選びます。連絡先の表示、店舗の情報、ショッピング機能への対応が含まれます。

クリエイターは、個人の発信者向けです。企業でも選べますが、機能が一部異なります。

分析画面、広告の出稿、連絡先ボタン、ショッピング機能、予約の受付。この5つが使えるようになります。

とくに分析画面は、運用の判断に欠かせません。リーチ、保存数、プロフィールへの遷移、外部リンクのクリック。この4つを毎週見ます。

名前欄とIDの決め方

名前とIDを決める順番
1
屋号を入れる
指名で探す人を拾う
2
何屋かを足す
検索で拾われる
3
IDは短く
覚えられる長さに。あとで変えると外部リンクが切れる
4
他で使っている名前と揃える
探しやすくなる

結論: 名前欄は検索の対象になるため、ブランド名だけでは不十分です。扱う内容と地域を入れます。IDは英数字で、短く読みやすいものにします。

決め方を見ます。

名前欄に入れるもの・IDの決め方

ブランド名と、何を扱っているかを表す言葉を入れます。

「◯◯|大阪のヘアサロン」「◯◯|こども服」。この形にすると、地域名やカテゴリで検索する人の目に触れます。

実店舗であれば、市区町村名だけでなく最寄り駅名も検討します。駅名で探す人のほうが多い傾向があります。

IDは英数字で構成します。名刺やチラシに載せることを考えて、短く読みやすいものにします。

避けるのは、アンダーバーやピリオドを多用する形です。口頭で伝えるときに間違われます。

すでに使われている場合は、業種や地域を表す英字を後ろに足します。ブランド名だけが埋まっているなら、業態を表す単語や市名のローマ字を続ける形です。数字を足すのは避けます。2号店と誤解されることがあります。

IDも名前欄も、後から変えにくい

IDは後から変更できますが、変更すると混乱が生じます。

名刺やホームページに載せた表記が古くなり、過去の投稿からリンクを辿れなくなることもあります。最初に決めたら変えない前提で選びます。

名前欄は、短期間に何度も変更できない仕組みがあります。頻繁に変えると、一定期間変更できなくなります。

そのため、開設時に方針を決めておきます。季節ごとに変えるような使い方は避けます。

プロフィール文の書き方

4行で足りる
01
1行目
何屋か。ここだけで見送られる
02
2行目
誰向けか
03
3行目
実績か特徴を1つ
04
4行目
次にすること

結論: プロフィール文には、何をしている会社か・誰のためか・他と何が違うか・次に何をすればいいかの4つを書きます。理想を並べた文章は読まれません。

書き方を示します。

4行で構成する・抽象的な言葉を避ける

1行目に、何をしている会社か。2行目に、誰のためか。3行目に、他と何が違うか。4行目に、次に何をすればいいか。

「肌の悩み別に選べる基礎化粧品」「30代からの乾燥肌に」「成分表を全商品で公開」「プロフィールのリンクから購入できます」。この形です。

「感動をお届けします」「お客様に寄り添って」。こうした言葉は、どの会社でも書けます。

見た人が自分に関係があるか判断できる言葉を選びます。具体的な商品名、対象、数字。

リンクの直前に行き先を書く・連絡先を設定する

「詳しくはこちら」だけでは、押した先が商品ページなのか会社案内なのか分かりません。

「今月の新作を見る」「30秒で終わる無料診断」。具体的なほど押されます。

プロアカウントでは、電話番号・メールアドレス・住所を設定できます。設定すると、プロフィールにボタンが表示されます。

実店舗であれば、住所の設定は必須です。地図アプリで開けるようになります。

初日に整える5つの設定

初日にやる順番
1
事業用に切り替える
最初にやる
2
連絡先を入れる
1つに絞る
3
業種を設定する
検索と表示に影響する
4
行き先のリンクを置く
1つだけ

結論: 開設した日に、プロフィール写真・ハイライトの枠・連絡先・二段階認証・分析の確認方法の5つを整えます。ここまでが土台です。

設定の内容です。

プロフィール写真・ハイライトの枠を作る

ロゴか、商品の写真を使います。小さく表示されるため、細かい要素は判別できません。

正方形で切り取られることを前提に、中央に主要な要素を置きます。文字が小さいロゴは、読めなくなります。

開設直後は中身がありませんが、枠だけ作っておきます。料金、よくある質問、お客様の声、アクセス。

投稿が溜まってから作ろうとすると、後回しになります。空の枠を作っておくと、埋める意識が働きます。

連絡先と二段階認証、それに分析画面の場所

電話番号、メールアドレス、住所。該当するものを設定します。

実店舗では住所を必ず入れます。地図アプリで開けるようになり、来店の判断がしやすくなります。

乗っ取り対策です。認証アプリを使う形が安全です。

復旧コードは、印刷するか、会社で管理している場所に保存します。担当者の端末だけに置かないでください。

どこを開けば数字が見られるかを、開設時に確認しておきます。

リーチ、保存数、プロフィールへの遷移、外部リンクのクリック。この4つの場所を把握しておけば、運用が始まってから迷いません。

開設日に済ませる作業を一覧にすると、次のようになります。

作業所要時間後から変更できるか
会社アドレスでの登録5分変更できるが手続きが要る
プロアカウントへの切り替え3分いつでも切り替え可能
名前欄とIDの設定10分名前欄は回数に制限あり
プロフィール文とリンク15分いつでも変更可能
連絡先と住所5分いつでも変更可能
二段階認証10分いつでも変更可能
ハイライトの枠づくり15分いつでも変更可能

合計で1時間強です。この1時間を最初に使うかどうかで、3か月後の状態が変わります。

最初の9投稿で何を出すか

結論: プロフィールを開いたとき、投稿が9本並んで見えます。最初の9本は、何をしている会社かが伝わる構成にします。

構成の考え方です。

9本の配分

自己紹介に1本、商品やサービスの紹介に3本、使い方や事例に3本、よくある質問への回答に2本。この配分が分かりやすい形です。

9本が揃うまでは、フォロワーは増えにくい状態です。訪れた人が判断できる材料がないためです。solezoreが立ち上げを支援した案件では、9本が揃うまでのフォロー率は3%前後、揃った後は8%前後に上がる傾向がありました。

3週間かけて9本、並んだときの見え方を優先する

週3本で出すと、9本揃うまで3週間かかります。この間は、数字を気にしません。

急いで9本を1週間で出す方法もありますが、その後の投稿が続かなくなることがあります。続けられる頻度で始めます。

9本並んだときの印象が、フォローの判断に影響します。

色のトーンと、サムネイルの文字の位置を決めておきます。1本ずつ凝るより、並んだときの見え方を優先します。

9本のうち、少なくとも5本はリールにします。フォローしていない人に届く経路が、実質リールだけだからです。

写真の投稿だけを並べると、届く相手が増えません。

取り返しがつかない失敗

後から直せないもの
作るときに気をつける
個人のメールで作った
退職時に触れなくなる
IDを何度も変えた
外部からのリンクが切れる
名前を大きく変えた
積み上げが分断される
削除した
戻せない。非公開にする

結論: 後から直せないのは、個人名義で作った場合と、代行会社の名義で作った場合です。どちらも、アカウントを作り直すことになります。

避けるものを挙げます。

個人のアカウントとメールアドレスで始めてしまう

個人のアカウントを会社用に転用すると、過去の私的な投稿が残ります。削除しても、フォロワーの構成は変わりません。

さらに、担当者が退職すると引き継げません。新規に作り直すことになります。

会社のアカウントを、担当者の個人メールアドレスで作った。パスワードの再発行ができなくなります。

「アカウント作成は担当者に任せていました」というご相談で、この状態が判明することがあります。開設の時点で、会社のアドレスを使うことを決めておきます。

名義を他社に置く、使わないアカウントを残す

運用を外注する際に、代行会社にアカウントを作らせた。契約が終わったとき、引き渡しの交渉から始まります。

自社名義で開設し、代行会社には権限を付与する形にします。この形なら、権限を外すのは自社の操作でできます。

試しに作ったアカウントを放置し、本番用を別に作る。放置されたアカウントが検索に出てくることがあります。

使わないアカウントは、削除するか非公開にします。同じブランド名のアカウントが複数あると、利用者が混乱します。

solezoreの支援事例|業種別の進め方

結論: solezoreでは、アカウントの立ち上げから支援することがあります。ここでは2つの業種で、開設時に何を決めたかを紹介します。

飲食|開設前に9投稿の内容を決めた

新規開店する飲食店からご相談をいただいた例です。開店の2か月前に着手しました。

まず、名義とメールアドレスを会社のものに決め、名前欄に最寄り駅名を入れました。「◯◯|◯◯駅の炭火焼き」という形です。

開店前に9投稿分の素材を撮影し、開店の3週間前から週3本で出しています。開店日には、投稿が9本並んだ状態になりました。

開店初月から、Instagramを見て来店したという方が入っています。開設と同時に投稿を始めていたら、判断材料がない状態で開店を迎えていたはずです。

医薬品|表現の確認工程を開設時に組み込んだ

ご相談をいただいたのは医薬品を扱う企業です。開設にあたり、表現の制約が課題でした。

開設の作業自体は30分で終わりますが、投稿前の確認をどう回すかを先に決めました。担当者が作り、薬事の担当が確認し、2営業日以内に返す流れです。

あわせて、使えない表現のリストを作りました。このリストがあることで、差し戻しの回数が減っています。

開設から3か月で、投稿は計画どおり出ています。確認の工程を後から足すと、投稿が止まる期間が生まれます。開設時に決めておいたことが、この案件では大きく働きました。

solezoreのサービス一覧と料金

よくある質問

Q. 法人のアカウントは誰の名義で作るべきですか?

A. 会社の名義で作ってください。担当者の個人メールアドレスや電話番号で登録すると、退職や機種変更のときにパスワードの再発行ができなくなります。会社で管理しているメールアドレスを使い、複数人が確認できる状態にしてください。

Q. プロアカウントへの切り替えは必要ですか?

A. 必要です。個人アカウントのままでは分析画面が使えず、何人に届いたか、どこから見られたかが分かりません。切り替えは無料で、開設した日に行ってください。企業の場合はビジネスを選びます。

Q. 名前欄には何を入れればいいですか?

A. ブランド名と、何を扱っているかを表す言葉です。名前欄は検索の対象になるため、ブランド名だけでは知らない人に見つけてもらえません。実店舗であれば、市区町村名だけでなく最寄り駅名も検討してください。

Q. IDは後から変更できますか?

A. 変更できますが、名刺やホームページに載せた表記が古くなり、過去の投稿からリンクを辿れなくなることもあります。最初に決めたら変えない前提で、短く読みやすいものを選んでください。

Q. 投稿は何本溜まってから宣伝すればいいですか?

A. 9本です。プロフィールを開いたとき、投稿が9本並んで見えるためです。週3本なら3週間かかります。この間は数字を気にせず、訪れた人が判断できる材料を揃えることに集中してください。

Q. 担当者の個人アカウントを会社用に転用してもいいですか?

A. 避けてください。過去の私的な投稿が残り、削除してもフォロワーの構成は変わりません。さらに、担当者が退職すると引き継げず、新規に作り直すことになります。会社名義で新しく作るほうが確実です。

まとめ

Instagramアカウント作成について、要点を整理します。

  • 作る前に、名義・届ける相手・売るもの・運用体制の4つを決める
  • 会社のメールアドレスで登録し、二段階認証を設定する
  • 開設した日にプロアカウントへ切り替える
  • 名前欄には扱う内容と地域を入れる。IDは変えない前提で決める
  • 最初の9投稿で、何をしている会社かが伝わる構成にする
  • 個人名義・代行会社名義で作ると、後から取り返しがつかない

補足すると、開設と同時にハイライトの枠だけ作っておいてください。

中身は後から埋めれば構いません。空の枠があると、料金やよくある質問を用意する意識が働きます。投稿が溜まってから作ろうとすると、後回しになったまま半年が過ぎます。

もう1つ、二段階認証の復旧コードは、担当者の端末だけに置かないでください。印刷して会社で保管する。乗っ取りが起きたとき、この1枚があるかどうかで復旧までの時間が変わります。

solezoreでは、アカウントの立ち上げから運用まで支援しています。開設前の設計からでも構いませんので、現状をお聞かせください。

この記事を書いた solezore に相談する

記事に書ききれない具体策・料金・事例は、無料相談で。SNS/EC/SEO の領域別に専門家が対応します。

無料相談を申し込む サービス一覧を見る
後藤駿幸(株式会社solezore 代表取締役)

この記事の監修者

後藤駿幸

株式会社solezore 代表取締役

株式会社solezore 代表取締役。30万人規模のTikTokアカウントを現役で運営しながら、企業のSNS運用代行・TikTokキャスティング・EC販売支援を行う。記事は、自社と支援先の運用で実際に起きたことをもとに書いている。

Instagram
後藤駿幸をフォローする
無料相談
タイトルとURLをコピーしました