SEO対策の費用相場と料金早見表|見積もりの比べ方と費用対効果の測り方

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「月5万円のところと月80万円のところがあって、16倍の差が何なのか分かりません」「予算をいくら取ればいいのか、社内で説明できずに止まっています」――SEOの費用については、この2つのご相談をよくいただきます。

結論からお伝えすると、金額の幅が大きいのは、SEO対策という言葉が6つの別々の業務を指しているためです。何を頼むかを決めれば、相場はかなり絞り込めます。

solezoreでは、SEO対策の見積もりを引っ越しの見積もりにたとえて説明しています。荷物の量も距離も伝えずに金額だけ聞いても、答えようがありません。逆に条件を揃えれば、各社の金額は近い水準に収まります。

この記事では、SEO対策の費用の早見表から始めて、金額が会社によって違う理由、個人と会社の差、料金体系の3タイプ、見積もりの比べ方、予算別にできること、費用対効果の測り方までを、実際に見積もりを出している立場から解説します。

SEO対策の費用は、3つでできている
01
社内の人件費
外注しても月3〜5時間は残る。自社対応なら月30時間で6万〜9万円
02
ツールの費用
記事30本までは無料で足りる。競合分析を始めると月2万円前後
03
外注費
記事だけなら1本3万〜8万円、一括なら月30万〜80万円。幅の原因はここ

SEO対策の費用相場|料金早見表

結論: SEO対策の費用は、依頼の形で月1万5,000円から月80万円まで開きます。まず自社が頼みたい形を1つ選ぶと、そこから先の金額は絞り込めます。

先に全体を一覧にします。金額の根拠や、この幅が生まれる理由は、この後で順に説明します。

依頼の形費用の目安支払い方向いている状況
診断のみ15万〜50万円単発体制を決める前に現状を知りたい
SEOコンサルティング月20万〜50万円月額実作業は社内でやる。設計と判断を借りたい
記事制作代行1本3万〜8万円都度設計は自社。書く手が足りない
SEO代行(一括)月30万〜80万円月額設計から制作・技術面まで任せたい
技術面の改修20万〜80万円単発サイトを作り替えた・速度が遅い
地図検索の対策月1万5,000円〜5万円月額実店舗がある(1店舗あたり)
個人・フリーランス月5万〜20万円月額予算が限られる。範囲を絞れる

予算から逆に見る・初期費用と月額を分けて見る

金額が先に決まっている場合は、この表を逆から読みます。

月の予算選べる形
3万円まで自社で全部。無料のツールだけ
5万〜10万円自社で執筆。設計だけ単発で外注
15万〜30万円記事制作を月4本外注。設計と確認は社内
30万〜50万円設計から記事制作まで外注。技術面は単発
50万円以上一括で外注。競合が強い領域や複数サイト

月15万円を下回る場合、一括での外注は現実的ではありません。範囲を絞る前提で考えます。

見積もりを見るときは、初期費用と月額を分けます。初期費用は15万〜50万円が相場で、診断と設計に実際に時間がかかるため、請求されること自体は不自然ではありません。

初期費用が0円の会社が安いとは限りません。 初期の作業分を月額に上乗せしているだけの場合があり、その形だと1年契約の総額では高くなります。

比べる単位は12か月の総額になります。初期費用30万円+月20万円なら年270万円、初期0円+月25万円なら年300万円です。

SEO対策の費用が会社によって違う理由

結論: 同じ月30万円でも、記事8本の会社と記事3本に技術面が付く会社があります。金額の差は、作業の量と担当者の人数から説明がつきます。

差が生まれる場所を4つに分けます。

何本作るか・誰が書くか

いちばん大きいのは記事の本数です。月30万円で8本なら1本3万7,500円、月30万円で3本なら1本10万円になります。

本数が少ないほうが割高に見えますが、1本あたりに設計や取材が入っていることがあります。本数だけで判断せず、1本に何が含まれるかを見ます。

書き手が変わると単価が動きます。専門の領域を扱える書き手は限られるため、医療・法律・金融では1本5万〜15万円になります。

一般的な商材であれば1本3万〜5万円です。ここに、社内の確認工程が入るかどうかで1万円前後の差が出ます。

担当が何人付くか・会社の規模

月20万円の契約で担当者が1人なのか、設計・執筆・確認で3人が関わるのかで、同じ金額でも中身が変わります。

打ち合わせの頻度でも変わります。月1回か隔週かで、担当者の拘束時間が倍になります。

規模が大きい会社は単価が上がります。管理の工程が増えるためで、品質が2倍になるわけではありません。

一方、小規模な会社や個人は単価を抑えられますが、担当者が離脱したときの代わりがいません。この差は、金額ではなく続けられるかどうかの差として見ます。

同じ月30万円でも中身が違う。差は4か所から出る
見積もりの金額が各社で開いている
何本作るか
月30万円で8本なら1本3万7,500円、3本なら1本10万円
誰が書くか
医療・法律・金融は書ける人が限られ、1本5万〜15万円
担当が何人つくか
窓口1人か、設計・執筆・確認で3人か。打ち合わせの頻度でも変わる
会社の規模
大きいほど管理の工程が増えて単価が上がる。品質が2倍になるわけではない
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個人・フリーランスに依頼する場合の費用

結論: 個人への依頼は月5万〜20万円で、会社に頼む場合の3分の1から半分に収まります。安くなる理由は品質ではなく、管理の工程と代わりの人がいないことです。

会社との違いを整理します。

個人が向く場面と向かない場面、契約で確かめること

項目個人・フリーランス制作会社・代行会社
月額(運用)5万〜20万円30万〜80万円
記事1本1万5,000円〜4万円3万〜8万円
診断(単発)5万〜20万円15万〜50万円
対応できる範囲得意な1〜2領域設計から技術面まで
担当が動けない時止まる交代できる

範囲がはっきり決まっている作業は、個人に頼むほうが割に合います。 記事の執筆だけ、順位の計測だけ、といった形です。

設計が社内で済んでいて、書く手だけが足りない状況が典型になります。この場合、会社に頼むと管理費の分だけ高くなります。

予算が月15万円を下回る場合も、個人が現実的な選択肢になります。

技術面の改修が絡むと、個人では手に負えないことがあります。 サーバーの設定やシステムの改修は、開発の担当者との連携が要ります。

事業の根幹を任せる場合も向きません。1人に依存すると、体調や他の案件の都合で止まります。3か月止まると、それまでの積み上げが後退します。

個人に依頼するときは、次の3点を先に決めます。

  1. 稼働できる時間:他に何件を抱えているか
  2. 止まったときの扱い:連絡が取れない期間の費用
  3. 成果物の権利:記事とデータをこちらが持てるか
個人に頼むか、会社に頼むか
個人が向く
範囲がはっきり決まっている作業
記事の執筆だけ・順位の計測だけ
設計が社内で済んでいる
予算が月15万円を下回る
会社が向く
技術面の改修が絡む
開発の担当者との連携が要る
事業の根幹を任せる
担当が動けない時に交代してほしい

SEO対策の費用の全体像|3つの構成要素

結論: SEOにかかる費用は、社内の人件費、ツールの費用、外注費の3つで構成されます。外注費だけを見て予算を組むと、実際の負担が読めません。

外注費だけを見ている見積もりが、いちばん多く届きます。

社内の人件費

外注しても、社内に月3〜5時間の作業が残ります。商品情報を渡す、公開前に確認する、業界の言い回しを補足する。

自社で対応する場合は、これがさらに増えます。1本8,000字の記事に6〜10時間かかるため、月4本なら24〜40時間です。

自社対応は無料と思われがちですが、月30時間を人件費に換算すると6万〜9万円になります。外注費と比べるときは、この分を計算に入れます。

ツールの費用

検索の管理ツールとサイトの解析ツールは無料です。記事が30本以下の段階では、これで足ります。

有料のツールが必要になるのは、競合の分析をしたくなってからです。競合分析ができるものは月2万円前後、順位の計測に特化したものは月3,000円程度になります。

サイトの維持費として、サーバー代が月1,000〜3,000円、ドメイン代が年1,000〜3,000円かかります。

外注費

外注費は、何を頼むかで大きく変わります。記事の執筆だけなら1本3万〜8万円、設計から一括で任せると月30万〜80万円です。

この幅が、SEO費用の相場が読みにくい原因になっています。同じSEO代行という言葉でも、含まれる業務が違います。

依頼する前に、何を頼みたいかを決めます。ここが決まると、比較できる見積もりが揃います。

自社で対応する場合の費用

結論: 自社で対応する場合、外に出ていく費用は月2,000〜2万円程度です。ただし、担当者の時間という費用が別に発生します。

内訳を見ます。

実際にかかる金額

無料でできるのは、検索の管理ツールと解析ツールの設定、記事の執筆と公開、速度の診断、おおよその検索数の調査です。

有料で必要になるのは、サーバー代とドメイン代です。合わせて月1,300〜3,300円程度になります。

有料のツールを入れる場合、月3,000円から2万円が追加されます。記事が30本を超えるまでは、入れなくても支障ありません。

時間という費用

自社で月4本を公開する場合、24〜40時間かかります。担当者の時給を3,000円とすると、月7万〜12万円の人件費です。

この計算をすると、記事の執筆だけを外注する費用と大きく変わらないことが分かります。1本3万〜8万円で月4本なら12万〜32万円です。

判断の分かれ目は、その時間を他の業務に回したときの価値です。担当者が営業も兼務している場合、記事に30時間を使うことの機会損失が生じます。

業務別に見る費用の中身

結論: 早見表の金額は、業務ごとに中身が違います。記事制作は書き手と工程で、技術面は作業量で、コンサルティングは打ち合わせの頻度で決まります。

金額の根拠を業務ごとに開きます。

SEOコンサルティングの費用

月20万〜50万円が相場です。設計と改善の指示までを受け取り、実作業は社内に残るという形になります。

金額が動くのは打ち合わせの頻度です。月1回で20万〜30万円、隔週で35万〜50万円が目安になります。間の質問にメールやチャットで答えてもらえるかで、さらに5万円前後の差が出ます。

代行との違いは、記事を書く人がどちらにいるかです。書く人が社内にいないのにコンサルティングを選ぶと、宿題が溜まるだけで進みません。 契約前に社内で月に何時間使えるかを数えておくと、この選択で迷わなくなります。

記事制作の単価が変わる理由・技術面の改修は単発が多い

1本3万円と8万円の差は、構成の作成と確認の工程が含まれるかどうかです。執筆だけなら5,000円から2万円まで下がります。

専門性の高い領域では、単価が上がります。医療、法律、金融といった分野では、書ける人が限られるため1本5万〜15万円になります。

文字数でも変わりますが、影響は思われているより小さくなります。8,000字と4,000字で単価が2倍にはなりません。調査と構成の時間が同じだからです。

表示速度の改善、巡回設定の修正、重複ページの整理。これらは一度やれば終わる作業が多くあります。

費用は20万〜80万円で、期間は1〜2か月です。月額に含めると、作業がない月も費用が発生します。

サイトを作り替えたときには再度の確認が要りますが、年に1回程度で十分です。

料金体系の3タイプ

結論: 料金体系は、月額固定、成果報酬、単発の3つです。それぞれリスクの所在が違うため、自社の状況で選びます。

タイプごとに見ます。

3つの形と、それぞれの注意点

毎月一定額を支払う形です。予算が読めるため、年間の計画が立てやすくなります。

注意点は、作業量が減った月も同じ費用が発生することです。契約書に、月あたりの最低本数が書かれているかを確認します。

最も一般的な形で、記事制作を継続する場合はこれになります。

条件を満たしたときに費用が発生する形です。初期の負担を抑えられる点が利点になります。

確認すべきは、成果の定義です。何位以内に何語入ったら、という条件が契約書に書かれているはずです。

対象のキーワードが事業に関係するかも見ます。競合の少ない言葉を対象にすると、条件は満たしやすくなりますが問い合わせは増えません。順位の計測方法も、検索する場所や端末で変わるため定義が要ります。

診断、技術面の改修、記事の制作を、都度依頼する形です。必要なときだけ使えます。

継続的な改善には向きませんが、初期の作業を単発で済ませ、その後の月額を抑える組み合わせが可能です。

年間の総額では、この組み合わせのほうが安くなることが多くあります。

料金体系3タイプ|リスクがどこにあるか
01
月額固定
予算が読める。作業量が減った月も同じ費用。最低本数が契約書にあるかを見る
02
成果報酬
初期の負担が軽い。成果の定義と順位の計測方法しだいで、事業と無関係な語を追うことになる
03
単発
必要なときだけ。継続的な改善には向かないが、初期を単発で済ませて月額を抑える形が作れる

見積もりの比べ方

結論: 金額だけを並べても比較になりません。含まれる業務を揃え、記事1本あたりに割り戻してから比べてください。

比べ方を示します。

含まれる業務を一覧にする

各社の見積もりから、次の6項目が含まれるかを抜き出します。

  1. 診断:現状の分析
  2. 設計:キーワードの選定と記事の構造
  3. 記事制作:構成・執筆・確認
  4. 技術面の改修:速度・巡回設定・重複の整理
  5. 分析と報告:数字の確認と次の打ち手
  6. 公開作業:入稿・画像・内部リンク

この一覧を作ると、月30万円の見積もりが2つあっても中身が違うことが分かります。記事8本の会社と、記事3本に技術面が付く会社では、比べる軸が変わります。

記事1本あたりに割り戻す

総額ではなく記事1本あたりに割り戻してください。月40万円で8本なら1本5万円、月25万円で3本なら1本8万円です。

設計や技術面の作業が含まれる場合は、その分を差し引いてから割ります。設計は1本あたり5,000円から1万5,000円が相場です。

この計算をすると、総額で高く見えた見積もりのほうが単価が安い、という逆転がよく起こります。

隠れた費用を確認する

見積もりに載っていない費用がないかを確認します。修正の回数を超えた場合の追加、有料ツールの費用、画像の手配費が該当します。

修正は、1回まで無料で2回目から有料という契約が一般的です。回数の制限がない契約は、その分が単価に含まれています。

有料ツールは、こちらが契約するのか先方の環境を使うのかで扱いが変わります。先方の環境を使う契約だと、解約した時点で順位の履歴が見られなくなります。 過去のデータを引き継げるかどうかは、契約前に決めておく項目になります。

見積もりを比べる3手順
1
含まれる業務を一覧にする
診断・設計・記事制作・技術面の改修・分析と報告・公開作業の6項目で揃える
2
記事1本あたりに割り戻す
月40万円で8本なら1本5万円、月25万円で3本なら1本8万円。総額の高低が逆転する
3
隠れた費用を確認する
修正の回数超過・有料ツール・画像の手配費。初期費用の有無ではなく12か月の総額で比べる

予算の決め方と増やす時期

結論: 月10万円でも、範囲を絞れば成果は出ます。予算に対して何を優先するかを決めることが、金額を増やすことより先に来ます。

配分と、増やす時期の判断を示します。

予算を増やすのは、型が固まってからです

最初から月50万円を投じるより、月15万円で6か月続けて、何が反応するかを見てから増やすほうが結果が読めます。

増やしてよい合図は3つあります。狙った言葉で20位以内に入る記事が出てきたこと、記事あたりの流入に3倍以上の差が付いたこと、問い合わせが月1件でも入ったこと。

このどれも起きていない段階で予算を倍にすると、うまくいっていない型を倍の速さで量産することになります。順番としては、設計を見直すほうが先です。

最初に投じるべきは、診断です。何が問題かを把握しないまま記事を増やすと、原因が別の場所にあった場合に労力が無駄になります。

次が設計です。狙う言葉を間違えると、記事をいくら書いても順位が付きません。

記事の執筆は、この2つの後です。設計まで済んでいれば、社内でも書けるようになります。

予算を増やしてよい合図
月15万円で6か月続けた
20位以内の記事が出てきた
型が当たり始めている。同じ形で本数を増やす
記事あたりの流入に3倍以上の差
何が反応するかが見えている。当たった型に寄せる
問い合わせが月1件でも入った
出口までつながった。ここで増やすと戻りが早い
どれも起きていない
増やさない。倍にすると、うまくいっていない型を倍の速さで量産する

費用対効果の測り方

結論: SEOの費用対効果は、広告に換算するか、問い合わせ1件あたりの費用で測ります。閲覧数では投資の判断ができません。

測り方を示します。

広告に換算する

検索から来た人数を、同じ言葉で広告を出した場合の費用に置き換えます。

月1,000件の流入があり、その言葉の広告単価が1件300円なら、月30万円分に相当します。SEOの費用が月20万円なら、投じた額を上回っている計算です。

この方法の利点は、社内で説明しやすいことです。広告費という既存の基準と比較できます。

問い合わせ1件あたりで測る

より実務的なのは、問い合わせ1件あたりの費用です。月30万円を投じて問い合わせが10件なら、1件あたり3万円になります。

この数字を、他の集客手段と比べます。展示会、広告、紹介。それぞれの1件あたりの費用と並べると、投資の判断ができます。

ただし、SEOは初期に費用が集中し、成果は後から出ます。3か月目の数字で判断せず、12か月の合計で見てください。

記事は資産として残る

広告は止めた翌日に流入が消えます。記事は、公開から3年後も検索結果に残ります。

この違いを計算に入れると、初年度は割高でも2年目以降は逆転します。1本の記事が3年間集客を続けるなら、1年あたりの費用は3分の1です。

solezoreの自社サイトでも、3年前に書いた記事から今月も問い合わせが入っています。

判断は12か月で行う

3か月目の数字で費用対効果を計算すると、投じた額に対して成果がほぼ0という結果になります。この段階で止める判断をすると、投資した分がそのまま損失になります。

判断は12か月の合計で行います。1年目の後半に成果が出始めるため、前半と後半を分けて見ると傾向が読めます。

ただし、途中の確認は必要です。約束した本数の記事が出ているか、順位が動き始めているかは、3か月目から確認できます。成果ではなく進み方を見るという切り分けをしてください。

費用対効果を測る2つの物差し
広告に換算する
検索から来た人数を、同じ語の広告費に置き換える
月1,000件×単価300円なら月30万円分
社内で説明しやすい
既存の広告費と並べられる
問い合わせ1件で測る
月30万円で10件なら1件3万円
展示会・広告・紹介と同じ土俵で比べられる
より実務的
判断は12か月の合計で行う

安すぎる見積もりのリスク

結論: 月5万円以下の一括代行や、1本5,000円を下回る記事制作では、構成も確認も入りません。あとで整理する費用まで含めると割高になります。

安さの理由は、必ずどこかの工程が抜けている点にあります。

何が省かれているか・立て直しの費用

安価な見積もりで省かれるのは、競合の調査、構成の作成、事実の確認、推敲の4つです。書く作業だけが残ります。

競合の調査を飛ばすと、必要な論点が抜けたまま公開されます。文字数はあるのに順位が付かない記事ができます。

100本公開しても検索に出ないという状態は、多くの場合ここが原因です。

薄い記事が大量にあると、サイト全体の評価に影響します。この状態からの立て直しには、統合と削除の作業が必要です。

solezoreで引き継いだ案件では、500本を120本に整理したことがあります。作業だけで2か月かかりました。

最初から適切な単価で適切な本数を作るほうが、総額では安く済みます。

安さの正体|省かれている4工程
01
競合の調査
必要な論点が抜けたまま公開される。文字数はあるのに順位が付かない
02
構成の作成
書き出しから書き始めるため、話の順番が読者の疑問と合わない
03
事実の確認
数値や制度の記述が古いまま残る。あとで全記事を直すことになる
04
推敲
一度書いたまま出る。100本公開しても検索に出ない状態の主な原因

solezoreの支援事例|業種別の進め方

結論: solezoreでは、予算に対して何を優先するかを最初に決めます。ここでは2つの業種で、費用の使い方をどう変えたかを紹介します。

メディア|月50万円を4割圧縮して成果を上げた

情報サイトを運営する企業から届いた相談です。月50万円で一括の代行を依頼していましたが、成果が見えないという状況でした。

内訳を確認すると、記事の制作が月8本で、残りは分析と報告に充てられていました。報告書は毎月届くものの、次の打ち手が書かれていません。

そこで、分析と報告を社内に戻し、記事の制作に予算を集中させました。月の費用は30万円に下がり、記事は月10本に増えています。

8か月後、検索からの流入が2倍を超えました。費用を4割減らしたうえでの結果です。予算の総額より、どこに使うかが影響していました。

美容|月10万円以下の体制で立ち上げた

サロンを運営する企業からのご相談で、予算が月10万円という制約がありました。

一括での外注は難しい金額です。そこで、診断と設計を単発で25万円で行い、その後は執筆を社内で行う形にしました。

月々の費用は、solezoreへの月1回の相談が5万円、有料ツールが3,000円です。記事の執筆は担当者の方が月3本のペースで進めています。

10か月目に、施術名を含む複数の言葉で10位以内に入りました。予算が限られていても、優先順位を決めれば進められるという事例です。

solezoreのサービス一覧と料金

よくある質問

Q. SEO対策の費用相場はいくらですか?

A. 依頼の形で変わります。コンサルティングが月20万〜50万円、記事制作代行が1本3万〜8万円、一括の代行が月30万〜80万円です。診断だけの単発なら15万〜50万円、個人への依頼なら月5万〜20万円になります。何を頼むかを決めると、相場が絞り込めます。

Q. 個人に頼むと安く済みますか?

A. 月5万〜20万円で、会社の3分の1から半分に収まります。安さの理由は品質ではなく、管理の工程が無いことと、担当が動けなくなったときの代わりがいないことです。範囲がはっきり決まっている作業なら向きますが、技術面の改修が絡む場合や事業の根幹を任せる場合は避けてください。

Q. 初期費用が0円の会社を選べばいいですか?

A. 総額では高くなることがあります。初期の作業分を月額に上乗せしている場合があるためです。初期費用30万円+月20万円は年270万円、初期0円+月25万円は年300万円になります。12か月の総額で比べてください。

Q. 予算が月10万円でもSEOはできますか?

A. できます。ただし一括での外注は難しいため、範囲を絞ってください。診断と設計を単発で依頼し、その後の執筆を社内で行う形が現実的です。月々は相談料とツール代だけになります。

Q. 自社で対応すれば費用はかかりませんか?

A. 外に出ていく費用は月2,000〜2万円程度ですが、担当者の時間という費用が発生します。月4本を公開する場合、24〜40時間かかります。時給3,000円で計算すると月7万〜12万円です。外注費と比べるときは、この分を計算に入れてください。

Q. 見積もりの金額差はどこから来ますか?

A. 含まれる業務の違いです。同じ月30万円でも、記事8本の会社と、記事3本に技術面が付く会社があります。診断・設計・記事制作・技術面・分析・公開作業の6項目のうち、何が含まれるかを一覧にしてから比べてください。

Q. SEOの費用は経費になりますか?

A. 事業のための費用として計上できます。外注費は業務委託費、ツールの利用料は広告宣伝費や通信費など、実態に応じた科目になります。具体的な処理は顧問の税理士にご確認ください。

Q. 費用対効果はどう測ればいいですか?

A. 問い合わせ1件あたりの費用で測るのが実務的です。月30万円で問い合わせが10件なら1件3万円です。この数字を他の集客手段と比べてください。ただし、SEOは成果が後から出るため、12か月の合計で見ることをおすすめします。

まとめ

SEO対策の費用について、要点を整理します。

  • 相場は、コンサルティング月20万〜50万円、記事制作1本3万〜8万円、一括月30万〜80万円、個人なら月5万〜20万円
  • 費用の構成は、社内の人件費・ツールの費用・外注費の3つ
  • 自社対応でも月30時間なら6万〜9万円の人件費が発生している
  • 会社ごとの金額差は、本数・書き手・担当の人数・会社の規模の4つで説明がつく
  • 初期費用の有無で判断せず、12か月の総額で比べる
  • 料金体系は3タイプ。成果報酬は条件の定義を細かく確認する
  • 見積もりは、含まれる業務を揃えてから1本あたりに割り戻す
  • 予算が月15万円未満なら、範囲を絞って自社と組み合わせる
  • 予算を増やすのは、反応する型が見つかってから
  • 費用対効果は、問い合わせ1件あたりで測る。判断は12か月
  • 安すぎる見積もりは、あとで整理する費用まで含めると割高

補足すると、予算を決める前に、いま問い合わせ1件にいくら使っているかを計算してみてください。

広告なら費用を件数で割るだけです。この数字が3万円なら、SEOで1件3万円を下回れば投資として成立します。基準がないまま金額の高い安いを議論しても、判断はできません。

もう1つ、見積もりを取る前に、自社で何を頼みたいかを6項目のどれかで言語化してください。ここが決まっていないと、各社が別々の前提で提案してきます。

solezoreでは、診断から記事制作までを承っています。料金を公開しており、予算に合わせた範囲の提案も行っていますので、現状の整理からでも構いません。

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後藤駿幸(株式会社solezore 代表取締役)

この記事の監修者

後藤駿幸

株式会社solezore 代表取締役

株式会社solezore 代表取締役。30万人規模のTikTokアカウントを現役で運営しながら、企業のSNS運用代行・TikTokキャスティング・EC販売支援を行う。記事は、自社と支援先の運用で実際に起きたことをもとに書いている。

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